m4/3大好きっ子!
カメラメーカーの多くが“フルサイズミラーレス一眼”に参入している昨今。気になるのが、マイクロフォーサーズがどうなるか問題。このまま消えてしまうのでしょうか…。
目次
フォーサーズ・マイクロフォーサーズのおさらい
本題に入る前に、私が愛するフォーサーズ・マイクロフォーサーズの各規格について、簡単におさらいしていきます。
システムの規格制定日
各システムはそれぞれ
-
フォーサーズシステム:2002年
-
マイクロフォーサーズシステム:2008年
に制定されています。
フォーサーズシステムは、OLYMPUSとKodakにより規格の提唱がされています。
マイクロフォーサーズシステムは、OLYMPUSとPanasonicにより策定されています。
同規格には、OLYMPUSやPanasonicは当然、それ以外にもSIGMAや富士フイルムも協賛しているようです。ただ、メインはやはりOLYMPUSとPanasonicですね。
▼個人的には、Panasonicの『DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. H-ES12060』が神レンズ。
センサーサイズの比較
センサーサイズの話をすると長くなるので、簡単に図だけ作ってみました。
デジタルでのAPS-Cサイズは各社バラバラなので、便宜的にAPSカメラシステムのサイズで表記してみました。
話は脱線しますが、フォーサーズやマイクロフォーサーズ(以下、マイクロフォーサーズ)のセンサーサイズは“絶妙”だと思います。焦点距離も35mm換算で2倍と計算しやすいですし、レンズもちょうどいい。…この辺りは、後ほど。
マイクロフォーサーズのメリット・デメリット
-
レンズがコンパクト。
-
望遠に強い。
-
レンズが比較的安価。
-
広角に弱い。
-
ボケ味が少ない。
-
暗所に弱い。
よく言われているマイクロフォーサーズのメリット・デメリットを挙げてみました。このメリット・デメリットの比較対象は、すべて“フルサイズ比”です。
メリット・デメリットを挙げといてアレですが、結局はレンズに依るのがカメラです。なので、細かいことは気にしなくてもよいと思いますし、写真は“スペックで撮るものではない”とも思っています。
要するに、マイクロフォーサーズが劣っているなんて、決して無いということです。(私はそう思っている)
各社フルサイズに移行中?
フルサイズの優劣とかよりも、マイクロフォーサーズユーザー的に気になるのが、規格自体が消えてしまうという懸念。
『LUMIX LIVE@Photokina 2018』の映像。
というのも、マイクロフォーサーズ陣営のPanasonicが、フォトキナ2018で『LUMIX S1』と『LUMIX S1R』という“フルサイズ”なミラーレス一眼を発表したことが発端です。ちなみに、まもなく発売なのだそう。
フルサイズミラーレス一眼といえば、Sonyの独擅場でした。しかし、2018年にCanon・Nikonの2大巨塔が参入。そして、マイクロフォーサーズでミラーレス一眼市場を戦っていたPanasonicも、2019年にフルサイズミラーレス一眼を発売します。
そうなってくると気になるのが、“OLYMPUSの行方”だと思います。
OLYMPUSのインタビューが、マイクロフォーサーズ大好きっ子としては、非常に賛同できる部分が多いです。
マイクロフォーサーズの最大の魅力は“機動性”だと思いますし、画質もドンデモなシチュエーションでない限り、フルサイズのそれとは見分けがつかないと思います。技術は日々進歩しているのですな。
私が思うことと望むこと
マイクロフォーサーズ大好きっ子として思うのは、
「マイクロフォーサーズらしさがあればよい!」
というものです。
どれもこれもフルサイズよりは、用途に応じてフルサイズと“別腹で”マイクロフォーサーズなどを使い分けたほうがよいと思っています。なので、個人的には各社がフルサイズミラーレス一眼“だけ”に注力されるよりも、マイクロフォーサーズに本気で力を入れてくれるOLYMPUSみたいな会社があるほうが、いちユーザー的には助かります。
個人的には、もう少しマイクロフォーサーズらしいボディーがあれば、もっと喜ばしいのですが…。
総評:マイクロフォーサーズは消えないはず!
結論としては、フルサイズ信仰があったとしても、マイクロフォーサーズは消えないと思います。(願望込み)
フルサイズにはフルサイズのメリット・デメリットがあり、マイクロフォーサーズも同じく。ならば、共存してくれたほうがユーザー的にはよきですからね。
おまけ
おわり