- ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』のXperia感
- Sony PDT-FP1はカメラ機材だがAndroid OSを搭載で超有用
- Sony PDT-FP1は“5Gモバイルルータ”としてのポテンシャル大
Sonyが発表した、ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』。
PDT-FP1はカメラ機材になるのですが、OSにAndroidが採用されています。なので、これって…“5Gモバイルルータ”として使えるのでは!?
本来の用途からは外れるのでどこまで…というのは気になりますが、可能性を大いに感じるデバイスですわね。
冷却構造もしっかりしてるし、そのへんのモバイルルータより通信速度が出る気もするやんね!
目次
Sony PDT-FP1について
Sony『PDT-FP1』は、同社製カメラと接続し、FTP転送やクラウド転送を行うことができる『ポータブルデータトランスミッター』です。
PDT-FP1自体は、Android OSで動作しています。また、SIMスロットが搭載されており、本機単体で5G通信が可能となっております。
このような仕様から、本来はカメラ機材ではありますが、Xperiaっぽい要素が多い本機。なので、いろいろな可能性を持ったデバイスと言えるのではないでしょうか。
確かに、面白そうなデバイスですわね。
でしょー!
わたしとしては、XperiaよりもPDT-FP1のほうが気になっているあーる。
なお、PDT-FP1のスペックについては下表のとおり。
OS | Android 13 |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OLED | |
1,080×2,520 | |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
Bluetooth | Ver. 5.3 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax └ 2.4/5/6GHz |
SIM | nanoSIM/eSIM └ デュアルSIM対応(DSDS) |
microSD | 対応 └ 最大1TB |
バッテリー | 5,000mAh |
本体寸法 | 約80×170×26.6mm |
本体質量 | 約308g |
目論見は“5Gモバイルルータ”としての利用
このSony PDT-FP1、本来はカメラ機材として導入すべきなのですが、筆者は“5Gモバイルルータ”として導入してみようと目論んでいます。
はて、それはまたどうしてですか?
高速かつ安定した通信が行えるように作られているプロ向け機材だからこそ、それをモバイルルータとして転用できるのではないかと考えたのであーるっ!
①対応バンドが豊富
4G LTE | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/46/48/66/71 |
5G Sub6 | n1/n2/n3/n5/n7/n8/n20/n25/n28/n30/n38/n40/n41/n48/n66/n71/n77/n78/n79 |
5G mmWave | n257/n258/n260/n261 |
なんと、このPDT-FP1、『5G Sub6』だけでなく、『5G mmWave』にも対応しているのです。
しかも、対応バンド自体も豊富。省かれがちな『4G Band 11』や『5G n5』も、しっかりと対応している充実っぷり。当然、国内携帯キャリアのバンドは網羅されております。
②デュアルSIMに対応
デュアルSIM | 対応(DSDS) |
対応SIM | nanoSIM/eSIM |
DSDSに対応したデュアルSIM仕様になっているところも、PDT-FP1の心強いところ。
デュアルSIMに対応した5Gモバイルルータ自体、『FUJISOFT +F FS050W』ぐらいしかないので、この存在はかなり貴重。また、eSIMに対応しているのも魅力的。
③有線LAN端子を搭載
PDT-FP1には、1000BASE-Tに対応した有線LAN端子が搭載されており、これもまた面白いところ。
PDT-FP1とPCを、有線LAN接続したときにどういった挙動を示すのかは分かりかねるので、これに関しては要検証。もし、普通に有線LANルータとして動いてくれるのなら、かなり使えそうな予感。
④強力な冷却構造
密かに期待しているのが、PDT-FP1に搭載されているDCファンによって、発熱による通信速度低下を防いでくれるのではないかということ。
ただ単にDCファンで排熱するだけでなく、ゴツいヒートシンクも搭載されているそう。これなら、テザリングでも安定した通信が長時間行えそうな予感。むしろ、この仕様をすべてのモバイルルータに採用してほしいくらい。
まとめ「非αユーザーだって欲しくなる」
同社製カメラと接続し、FTP転送やクラウド転送を行うことができる『ポータブルデータトランスミッター』。OSには、Androidを採用。
- 対応バンドが豊富
- デュアルSIMに対応
- 有線LAN端子を搭載
- 強力な冷却構造
このSony PDT-FP1、モバイルルータとしてのポテンシャルも高そう。なので、導入しようと考えています。5G Sub6/5G mmWave両対応のSIMフリーモバイルルータ『NETGEAR Nighthawk M6 Pro(約17.5万円)』よりも安価ですし。
これは、Sony αユーザーじゃなくても“買い”ですな!
おまけ
というわけで、ソニーストアに馳せ参じ、グリグリと弄り倒してくるあーるっ!サラダバー!!
こういうときだけ、フットワークが軽いねこさん……。
うーん、普段からこうあってほしいやんね……。
おわり
有線LAN端子搭載だし、5G通信はSub6とmmWaveの両方に対応しているし、実はモバイルルータとして有用な気がしているのであーる。