- Macの脱Intel化をしたのでWin機を探すことにした!
- MacでのARM版Windows 11の仮想環境は諦めた!
- 2台持ち運ぶことになるので軽量ノートPCが本命!
“両刀になるためのサブノート探し”
ARM版Windows 11のApple Siliconサポートが絶望的になったので、MacBook Proと一緒に持ち運ぶサブのモバイルノートPCを探すことに。そして、ひとまず候補を3つまで絞ってみた。…そんなお話。
ライセンス問題がありますからね。
だから、素直に2台持ちするんやね。
目次
MacとWinを同時にモバイルしたい
普段、お仕事においてはMac中心の生活なのですが、どうしてもWindows環境が必要になることが多々あります。
例えば、『コミPo!』とかとかっ!
えーと…仕事で使うのですか?それ!?
社内広報の挿絵とかに使えるあーる。
商用利用可能だから、フォント等に気を付ければ使いやすいんだよねー。
Intel Mac全盛期のときは、『Parallels Desktop for Mac』を使って、必要に応じて仮想環境でWindowsを立ち上げるというのが、よくあるソリューションでした。そして、例に漏れず、私もParallels Desktop for Macには、とにかくお世話になっておりました。
ところが、そんな状況がApple Siliconの登場で一変します。
Appleは Intel → Apple Silicon への移行を着々と進めており、予定どおりならば、2022年中旬には Mac = Apple Silicon の構図が出来上がります(サポートを含めるともう数年あると思うが、新製品は出ないと思われる)。つまり、 CISC → RISC になるわけです。
アーキテクチャ的な話は置いておくとして、ここで困るのが仮想環境構築の問題。
なんと、Microsoft曰く、ARM版Windows 11はApple Silicon搭載Macをサポートしないとのこと。しかも、ARM版Windowsのパッケージ単体販売も、今のところはありません。さらに、いろいろグレーな道をすり抜けたとしても、目的のアプリケーションがARM版Windowsで快適に動作してくれるのかも怪しい。
要するに、「危ない橋を仕事用PCで渡りたくない」と思ったので、持ち運びできるサブのWindowsノートPCを探そう、となったわけなのでした。
はい、おわりっ!
いやいやいや、まだ下にスクロールできるやん!
サブノートPCの選定条件
- モバイルが容易なサイズ感
- 2台同時持ち運びが苦にならない軽さ
- USB PDでの充電に対応
- 豊富なインターフェース
- 有線LAN端子(あれば嬉しい)
サブのWindowsノートPCの選定条件は…かなりゆるゆるでアバウト。
そうは言っても、MacBook Proと同時に持ち運ぶ予定なので、できるだけ軽い機種(1kg以下)を選びたいところ。あとは、仕事で使うので有線LAN端子(RJ-45)があると嬉しいかも。そして、MacBook Proと充電器を共通化したいので、USB PD充電に対応していることは絶対条件です。
ゆるゆるとか言いつつ、結構条件あるやんか!
仕事用PCとはいえ、凝り始めると…ね。
サブノートPCの暫定候補
というわけで、候補を3つまで絞ったあーる!暫定で!!
【候補1】富士通『LIFEBOOK WU-X/F3』
LIFEBOOK WU-X/F3 | |
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型番 | RK_WUXF3_A009 |
メーカー | 富士通 |
プラットフォーム | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1135G7 |
iGPU | Intel Iris Xe Graphics |
dGPU | - |
RAM | 8GB └ LPDDR4X-4266 |
SSD | 128GB └ PCIe |
ディスプレイ | |
画面パネル | LCD └ IGZO |
画面サイズ | 13.3インチ └ 16:9 |
画面解像度 | 1,920×1,080 └ FHD |
コミュニケーション | |
無線LAN | Wi-Fi 6 └ IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
有線LAN | 1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
バッテリー | |
搭載容量 | 25Wh |
駆動時間 | 約11時間 |
インターフェース | |
データ | USB 3.2 Gen 1 Type-A ×2 USB 3.2 Gen 2 Type-C ×2 |
ビデオ | HDMI ×1 |
オーディオ | φ3.5mmステレオミニ ×1 |
ネットワーク | RJ45 ×1 |
その他 | SDカード ×1 |
ボディ | |
サイズ | 307×197×15.5mm |
質量 | 約634g |
LIFEBOOK WU-X/F3《RK_WUXF3_A009》のスペック
- 13.3インチ世界最軽量634g
- クリックボタン独立トラックパッド
- 綺麗な配列のキーボード
- LAN端子とSDカードスロットを搭載
- プライバシーシャッター搭載
- RAMを16GBにすると高価
- 軽さと引換のバッテリー持ち11時間
- キーボードバックライト非搭載
富士通『LIFEBOOK WU-X/F3』は、634gという圧倒的軽さが特徴の13.3インチWindowsノートPC。これが1つめの候補。
VAIO以外の国内メーカーには興味がない(すいません)…と思っていたが、本機は別。13.3インチで634gという、恐ろしいくらいにまで軽量な点にそそられる。なんと、12.9インチiPad Pro(Wi-Fiモデル:682g)よりも軽い。良い意味で、頭がおかしい。
I/Oも豊富で、フルサイズのSDカードスロットがあるのも高評価。バッテリー持ちは軽さと引き換えに短いが、モバイルバッテリーからUSB PD充電できるので、個人的にはそこまで気にならない。とにかく、MacBook Proと一緒に持ち歩くなら、本機が最有力候補。
しかも、USB PD充電対応って言ってるけど、7.5W(5V・1.5A)から充電できるのは強い!
【候補2】ASUS『ASUS ExpertBook B9 B9450FA』
ASUS ExpertBook B9 B9450FA | |
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型番 | B9450FA-BM0504T |
メーカー | ASUS |
プラットフォーム | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i5-10210U |
iGPU | Intel UHD Graphics |
dGPU | - |
RAM | 8GB └ LPDDR3-2133 |
SSD | 512GB └ PCIe |
ディスプレイ | |
画面パネル | LCD |
画面サイズ | 14.0インチ └ 16:9 |
画面解像度 | 1,920×1,080 └ FHD |
コミュニケーション | |
無線LAN | Wi-Fi 6 └ IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
有線LAN | 1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
バッテリー | |
搭載容量 | 33Wh |
駆動時間 | 約16時間 |
インターフェース | |
データ | Thunderbolt 3 ×2 USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 |
ビデオ | HDMI ×1 |
オーディオ | φ3.5mmステレオミニ ×1 |
ネットワーク | Micro HDMI ×1 └ Gigabit Ethernet専用 |
その他 | - |
ボディ | |
サイズ | 320×203×14.9mm |
質量 | 約870g |
ASUS ExpertBook B9 B9450FA《B9450FA-BM0504T》のスペック
- アダプタ経由だが有線LAN対応
- 14インチでは世界最軽量級870g
- MIL規格準拠の高い堅牢性
- プライバシーシャッター搭載
- キー配列が一部窮屈
- CPUが末尾Uのモデル
- SDカードスロット非搭載
ASUS『ASUS ExpertBook B9 B9450FA』は、870gの軽さとMIL規格の堅牢性が特徴の14.0インチWindowsノートPC。これが2つめの候補。
前述のLIFEBOOK WU-X/F3には及ばないものの、本機も870gとかなり軽量。しかも、2020年モデルということもあり、実売価格で約10万円前後まで値下がりしているのも魅力的。
有線LANはMicro HDMIから変換するというトリッキー仕様。ただ、市販のUSB to RJ-45変換アダプタとは異なり、PC本体側に内蔵したネットワークコントローラが使えるようになっている。なので、MACアドレスを厳格に管理する場面においては、トリッキーながら有用な仕組み。
惜しむらくは、キーボードの右側配列が窮屈なこと。ちなみに、2021年モデルのキー配列はもっと窮屈で変則的になっているので、個人的には2020年モデル推しです。
安く買える軽量ノート筆頭格、そんな感じなのであーる。
【候補3】ASUS『ASUS ZenBook Duo 14 UX482EG』
ZenBook Duo 14 UX482EG | |
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型番 | UX482EG-KA143TS |
メーカー | ASUS |
プラットフォーム | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i7-1165G7 |
iGPU | Intel Iris Xe Graphics |
dGPU | NVIDIA GeForce MX450 |
RAM | 16GB └ LPDDR4X-4266 |
SSD | 1TB └ PCIe |
ディスプレイ | |
画面パネル | LCD |
画面サイズ | メイン:14インチ └ 16:9 サブ:12.6インチ └ 384:103 |
画面解像度 | メイン:1,920×1,080 └ FHD サブ:1,920×515 └ FHD |
コミュニケーション | |
無線LAN | Wi-Fi 6 └ IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
有線LAN | - |
バッテリー | |
搭載容量 | 70Wh |
駆動時間 | 約10.8時間 |
インターフェース | |
データ | Thunderbolt 4 ×2 USB 3.2 Gen 1 Type-A ×1 |
ビデオ | HDMI ×1 |
オーディオ | φ3.5mmステレオミニ ×1 |
ネットワーク | - |
その他 | microSDカード ×1 |
ボディ | |
サイズ | 324×222×16.9–17.3mm |
質量 | 約1,600g |
ZenBook Duo 14 UX482EG《UX482EG-KA143TS》のスペック
- デジタイザーペン対応
- 素直なキーボード配列
- 1台だけど2画面PC
- ハイパフォーマンス
- Thunderbolt 4搭載
- プライバシーシャッター非搭載
- 2台持ちを考えるとつらい質量
ASUS『ZenBook Duo 14 UX482EG』は、デュアルディスプレイが特徴の 14インチ + 12.6インチ WindowsノートPC。これが3つめの候補。
軽量なノートPCを中心に探しているので、本来なら先行外。なのですが、レビューでお借りして使ったときの感触が非常に良かったので、“特別枠”として候補に入れました。ちなみに、 MacBook Pro + 本機 だと、合計で約3kg。…重たい。
2画面搭載で、しかもタッチとデジタイザーペンに対応(上下両方とも)。正直、サブPCとして選ぶにしてはオーバースペックすぎるのですが、Macにはない唯一無二さに惹かれています。
モバイルするにはヘビー級だけど、最初からデュアルモニター構成って考えると…これはこれで……悩ーむ。
まとめ「悩ましきサブノートPC選び」
MacがARM化するタイミングで、遅かれ早かれサブ機としてモバイルできるWindowsノートPCを導入しないといけないことは分かっていました。と言いつつも、実際にサブノートPCを選ぶのは、なかなかに悩ましいのです。
“軽量”という一点だけで考えるならば、富士通の『LIFEBOOK WU-X/F3』一択だとは思っているのですが、Thunderbolt非対応というのがネック。
“コストパフォーマンス”で考えると、ASUSの『ASUS ExpertBook B9 B9450FA』も魅力的。デザインも仕事で使えるシックな感じですし。
『ASUS ExpertBook B9 B9450FA』は…“ロマン枠”です。
うぐぐ…どうすべきかっ!?
おまけ
VAIO Zとかも考えたんだけど、仕事で使うには高すぎるあーる。
別にフラグシップではなくても、VAIO SX14とかもありますよね?
そこはフラグシップを選びたいっ!
…いろいろごじれちゃったんやね。
おわり
Parallels Desktop × Windows on ARM
…作戦は、ひとまず凍結なり!