- まもなく登場のKyash Cardを調べた!
- 暗証番号やVisaタッチでの決済に対応!
- 一部“改悪”と思ってしまう部分もあるかも!
Apple Card…風!?
プリペイド型クレジットカードKyashが、2020年初頭に『Kyash Card』という新サービスを開始する。そこで、現行のリアルカードユーザーとして、新旧Kyash Cardを比較して、どこがどう変わったかを予習することにしました。
Apple Card…っぽい!?
カード番号記載なしですし、確実に意識してますわね。
目次
新カード『Kyash Card』
Kyashが2020年初頭に『Kyash Card』という、新たなプリペイド式クレジットカードが登場する。
…ということで、私も早速、通知を受け取るためにメールアドレスを登録しました。
こ…これは……Apple Card…ではないっ!?
新カードになったからといって、クレジット式になるのではなく、従来どおりプリペイド式のようです。単純にオシャレになってリブランディングした…そんな感じに見受けられますが、できることや制度にいくつか変更点がありました。なので、これから簡単に見ていきます。
Kyash Card LiteとKyash Cardの差異
Kyash Card LiteとKyash Cardの比較。
¹オンライン決済のみ。
公式サイトに書かれている表に付け加えただけなので、気になる人はKyash公式サイトを見るといいと思います。
それでは、特にKyash Cardで変更された点だけを詳しく見ていきます。
【変更点1】決算手段の増加
Kyash Card | Kyash Card Lite | |
決済手段 | 暗証番号 サイン Visaタッチ QUICPay(Google Pay) |
サイン QUICPay(Google Pay) |
Kyash Card LiteとKyash Cardの決済手段。
Kyash Cardでは、新たにICチップとVisaタッチに対応したことにより、従来よりも幅広い決算手段に対応できるようになりました。
個人的には、ようやく暗証番号が入力できるようになったので、暗証番号しか受け付けていない店舗で使えるようになったり、サインの煩わしさから開放されるので、非常に嬉しいポイント。
【変更点2】決済上限額の増額
Kyash Card | Kyash Card Lite | |
決済上限/1回 | 30万円 | 5万円 |
決済上限/1月 | 100万円 | 12万円 |
Kyash Card LiteとKyash Cardの決済上限額。
従来の12万円という利用枠では、高額商品が購入できず不便でした。しかし、Kyash Cardでは1回あたり30万円、1か月あたり100万円となり、高額決済にも対応。
ただ、後述する注意点から、1か月あたりの利用金額を12万円以内に抑えたほうがお得です。
【変更点3】ポイント還元率1%
Kyash Card | Kyash Card Lite | |
2020年3月31日まで | 1% | 1% |
2020年4月1日から | 1% | 0.5% |
Kyash Card LiteとKyash Cardのポイント還元率。
これはKyash Cardの優位性…というよりかは、現行のリアルカード(Kyash Card Lite)の改悪。還元率が4月1日から0.5%に半減します。
Kyash Cardの注意点
- 移行時にカード情報が全変更。
- Kyashポイントは12万円分/月が上限。
- 3Dセキュア非対応。
上記の3点が、Kyash Cardを利用していく上で、事前に理解しておくべきポイントでしょう。特にポイント還元の上限額は要注意です。
【注意点1】移行時にカード情報が全変更
カード情報(カード番号・有効期限・セキュリティコード)は変更されます。
リアルカード(Kyash Card Lite)からKyash Cardに移行するとき、カード番号・有効期限・セキュリティコードの3つが変更されるとのこと。これに関しては、クレジットカード系の必然事項なので仕方ない部分です。
【注意点2】Kyashポイントは12万円分/月が上限
Kyashポイントの還元対象となる上限金額となります。月間12万円を超える決済ご利用分についてはKyashポイントは付与されません。
決済につき1%還元が受けられるので、1か月で還元されるKyashポイントの上限は、1,200円分ということになります。
なので、高額決済にはKyash Cardは不向きということになりそうです。前掲のとおり、Kyash Card自体は100万円まで1か月で利用可能ですが、12万円以上の決済には使うべきではなさそうです。
【注意点3】3Dセキュア非対応
対応しておりません。
残念ながら、相変わらず3Dセキュアには非対応。なので、楽天ペイやPayPayでポイントの二重取りはできないということになります。
個人的には、楽天ペイやKyashのチャージには、Booking.comカードのキャッシュバックで対応しています。Kyashも3Dセキュア対応になれば、もっと積極的に使えるのですが…。
Kyash Card Lite → Kyash Card
現在リアルカード(Kyash Card Lite)を所持しており、積極的に利用しているユーザーは、素直にKyash Cardに移行すべきでしょう。
Kyash Card Liteになるタイミングで、
- ポイント還元率:1% → 0.5%
- 発行手数料:0円 → 300円
という改悪が入るので、Kyash Card Liteにとどまる理由はなさそうです。
ポイント還元率が0.5%になるのもそうですが、カード発行手数料に300円かかるのは非常に厄介。
気にしなくてもよさそうなイメージですが、有効期限切れでの再発行・100万円の利用上限での再発行という2点で強制的に300円請求が入るのです。なので、間接的に年会費のような利用料金が発生してしまうことになりそうです。
なお、Kyash Cardでも900円のカード発行手数料がかかります。つまり、カードの有効期限が切れれば、自動的に900円かかるということに…。実質的な年会費という感じでしょう。
強制的に移行させたい思惑
Kyash的には、新しいKyash Cardにユーザーを強制的に移行させたいのでしょう。
現行のリアルカード(Kyash Card Lite)のままだと、改悪と言わざるを得ないシステム改変になっているので、ユーザーも否応なしに移行すると思いますし、思惑どおりな気がします。
おそらく、利用限度額が引き上げられているので、Kyashにお金をどんどん落としてほしい狙いなのかも。本人確認書類が必要になるので、個人情報目的…なんてことも。どちらにせよ、慈善事業でしているわけではないので、何らかの意図は少なからずあるでしょう。
あくまで個人的な所感ですが、よほどキャッシュフローが上手くない限り、この手のサービスはそう長く続かない気がします。なので、改悪続きと感じたら、即辞めるぐらいが精神衛生的にはよさそうな気がします。Kyashというサービス自体に対しては支持しているのですが、ずっと続くかと聞かれると、何とも言えない部分もありますから。
まとめ「Apple Card到来まではKyash Cardでしのぐ」
改悪な感じはしなくもないですが、こうやってキャッシュレス化を推し進める立役者として、来る『Kyash Card』は評価すべきでしょう。いろいろ言われそうですが、あるだけでもありがたい存在なのです。
とはいえ、おそらくAppleユーザー的な大本命は『Apple Card』。
おそらく、日本でも使えるようになる(国際ブランドがMastercardだし)と思うので、それまではKyash Cardにお世話になりそうです。
単純に番号印字にないカードっておしゃれーどっ♪
おまけ
そういえば、『バンドルカード』はあまり聞かないですわね。
うーむ、あっちも調べないとですなー。
おわり
Source:
新しいKyash Cardに関するご質問について - Kyash
むむっ!?