- Apple Cardをなんとか申し込んだ!
- メリットもあるがデメリットも少なくない!
- 実はそんなに飛びつかなくてもよかったりする!
和製Apple Cardを申し込んだの巻。
ついに『Kyash Card』の受付が開始したので、先日申し込みました。NFC Payと暗証番号での決済で便利に。だけど、かゆいところに手が届くわけではないVISAプリペイドカード。そんな感じでした。
こら!やめぃ!!
プリペイドにはプリペイドの利点がありますけどね。
Kyash Card申込の流れ
iPhone 11 Proのモックアップを作ったから、それで申し込みの流れを見ていくあーるっ!
……モックアップを見せたかっただけですね、きっと。
- カラー:シルバー・ネイビー・ピンク
- アプリ:Ver. 6.0.0以降強制
- 発行手数料:900円
- 発行日数:約1か月以上
- Google Pay:3月下旬
Kyash Cardの申し込みをしようとすると、申し込みについての注意点などが表示されました。それをまとめたのが上記になります。
発行手数料が別途900円かかること、ポイント還元率が1%ということ。……などなどが書かれています。
カラーは3色(シルバー・ネイビー・ピンク)あるので、きっと一番人気っぽい『ネイビー』にしました。特に理由はナシ。シルバーはApple Cardまでのお楽しみで。関係ないですけど、ピンクが一番好きなカラーだったり。
すでに気づいている人もいますが、カード裏面のイシュアの欄が“Kyash”となっています。すみしんライフカードから移行して自社発行にするのは、昨年4月のニュースに知っていたのですが、なんとも感慨深いものがあります。
- 発行手数料¥900を残高にチャージ
- 本人確認書類をアップロード
- 本人確認書類を登録
- 氏名と現住所を登録
- 注意事項を確認
発行手数料は900円別途必要とのこと。ここが気になる人はいるかも…。
■対応している本人確認書類
- 運転免許証
- マイナンバー
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
本人確認書類なのですが、『犯罪収益移転防止法(犯罪による収益の移転防止に関する法律)』の影響もあり健康保険証はNG。運転免許証を持っている人は大丈夫ですが、いよいよマイナンバーカードが必須になってきた予感。
おそらく、カード所有者の入力を間違うと審査落ちするので、注意しなければ……。
Kyash CardでついにPINコード(暗証番号)での決済に対応したので、ここで4ケタの暗証番号を設定するようです。後で変更不可なので要注意。
あの後、住所などの最終確認があり、それを済ませればようやく完了。
あ、900円支払われた……。
申し込み自体は簡単だけど、身分証明書で詰む人いそうな気がするなー。
マイナンバーを通知カードのまま保管している人、多そうですからね。
比較表(Kyash Card vs Kyash Card lite)
Kyash Card | Kyash Card lite | |
PINコード (暗証番号) |
○ | - |
NFC Pay (Visaタッチ決済) |
○ | - |
Apple Pay | - | - |
Google Pay (QUICPay) |
○¹ | ○ |
3Dセキュア | - | - |
国内利用 | ○ | ○ |
海外利用 | ○ | △ (オンライン決済のみ) |
決済上限/回 | 30万円 | 5万円 |
決済上限/月 | 100万円 | 12万円 |
ポイント還元率² | 1% | 0.5%³ |
還元上限/月 | 12万円 | 12万円 |
発行手数料 | 900円 | 300円 |
Kyash CardとKyash Card liteの比較表。
¹2020年3月末頃対応予定。
²一部取引はポイント還元ナシ。
³2020年4月1日より。それまでは1%還元。
今回提供開始された『Kyash Card』と、以前から提供されている『Kyash Card lite』の比較表は上表のとおり。基本的な情報は公式サイトに記載されています。
■GOOD
- 暗証番号での決済。
- NFC Payへの対応。
- 決済上限額の増額。
■BAD
- QUICPayは還元率0%。
- 3Dセキュア非対応。
- ポイント還元上限は12万円/月。
- 発行手数料が900円かかる。
私はKyashのヘビーユーザーなので、デメリット織り込み済みで申し込んでいるのですが、決してKyash Cardは手放しで褒めるのは難しいかなという印象を受けます。
暗証番号での決済やNFC Pay(利用者どれくらいだろ?)への対応は嬉しいポイントですが、相変わらず『3Dセキュア』には非対応。これではQRコード決済ではまともに使えません。また、Apple Payはまたまた対応見送りです。おそらく、国際ブランドがVISAなので、この先も対応しない気がしています。
そして、気をつけておきたいのがポイント還元。
決済上限額は増えたのですが、ポイント還元上限は12万円/月。つまり、12,000ポイントが限界。なので、あまり大きな買い物には向いていません。そして、こちらも以前の改悪を引き継いでいるのが、QUICPayブランドで決済すると“0%”になってしまうこと。
そういうことなので、うまくコントロールできるユーザーが持つには、かなーり申し分ないプリペイドカードなのですが、何も考えずに使いたいユーザーからすると、わりとトラップ的なものが多いのも事実でしょう。FinTech好きのサブカードとしては最高なのですがね。
ねこの所感:イシュアがKyashなのね
Kyashはすでに、Visaからプリペイドカード発行ライセンスを取得しているので、ついにKyash Cardではイシュアになっています。
だからこそ、Kyash Card liteの還元率を0.5%に下げて、Kyash Cardに移行させたいのでしょう。改悪はあるにしても、かなりユーザーフレンドリーなサービスなので、自社がイシュアにならないとマネタイズが大変そうですし、そういう面ではFinTechスタートアップながらバックボーンを受けているだけあると感じます。
まとめ「本当なら3Dセキュアが欲しかったところ」
何はともあれ、Kyash Cardを申しみました。
900円……と思われそうですが、個人的には利便性とこの体験を得られるだけで、発行手数料はペイできたかと。それよりも、ポイント還元率がしょっぱいのと、3Dセキュア非対応なのが痛いところかもしれません。
メインにはならないけど、最高のサブカードではある…はずっ!
おまけ
発行ステータスが進まないあーる……。
なんか、殺到しすぎてアプリもメンテ入ってたやんね。
正直、そのトラブルが信用を下げちゃうんだけどなー。いざというときに不安になるし……。
FinTechは信用第一ですからね。
おわり
Apple Cardまでの“つなぎ”……。(ボソッ)