新型iPad Proを語る前に…。
iPad Pro 2018年モデルがローンチされました。なので、新型をチェック!…の前に、歴代iPadを時系列順に振り返りますぞ。
感慨深いものがありますね。
目次
2010年—全てはここから始まった
『iPad(第1世代)』
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カメラ非搭載。
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『Dockコネクタ』採用。
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シングルコア『Apple A4』採用。
初代の『iPad』は、2010年4月に発売開始されました。ただ、日本では5月発売でした。OSは『iOS 3』でしたね。
初代のiPadの思い出は、Apple好きなら多いはず。
当時はタブレットといえば、業務向けなイメージでした。しかし、この『iPad』の登場で、一気に“エンタメ”な感じがしました。タブレットで読書…今では当たり前ですが、当時は「何それ美味しいの?」状態でした。
2011年—薄型化と白の鮮烈
『iPad 2(第2世代)』
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フルモデルチェンジ。
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初代よりも薄型・軽量に。
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デュアルコア『Apple A5』の採用。
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3軸ジャイロ・加速度・環境光のセンサー追加。
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『Smart Cover』初登場&初採用。
2世代目となる『iPad 2』は、2011年春に発売開始されました。アメリカでは3月登場でしたが、日本では1ヶ月遅れの4月でした。
初代から僅か1年で洗練されたのが、この『iPad 2』です。
初代では“無い無い尽くし”だったセンサーや機能が、一気に搭載されました。簡単に言ってしまえば“今風”なタブレットになったわけですな。
2012年—小さいiPad登場
『iPad(第3世代)』
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画面が『Retinaディスプレイ』に。
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カメラが500万画素に。
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『Apple A5X』でGPUが4コアに。
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ちょっと重くなった。
3世代目となる『iPad(The new iPad)』は、2012年3月に発売されました。
別名、『新しいiPad』ですね。
カメラとディスプレイの強化。ただ、ちょっぴり“おデブ”になってしまったモデルでした。
『iPad(第4世代)』
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『Dockコネクタ』廃止&『Lightningコネクタ』採用。
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『Apple A6X』でより速く。
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フロントカメラの画素数が1.2MPに。
4世代目となる『iPad(iPad with Retina display)』は、2012年11月に発売されました。
ここでようやく『Lightning』に刷新。
それにしても、1年に2回もiPadが発売されてしまう、後にも先にもない“異例な”1年でした。
『iPad mini(第1世代)』
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まだ『Retinaディスプレイ』ではない。
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iPadと同じく『Lightning』採用。
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待望のミニサイズ。
miniシリーズの初代『iPad mini』がここで登場。発売は2012年11月。
ただ、小さいだけ。でも、小さい。
たかがとされどがあれば、『iPad mini』は“されど”のほうでしょう。それくらい小さいは正義を体現したタブレットでした。
2013年—ついに“Air”になる
『iPad Air(第1世代)』
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従来より薄く・軽く。
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『Apple A7』で64ビットアーキテクチャー対応。
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MIMO対応。
Airシリーズに変わった初iPad。『iPad Air』の発売は2013年11月発売。
このiPad Airが出るまで、前年に出た『iPad mini』のほうが、ベゼル細という自体でした。ですが、これでようやく“今風な”デザインへ刷新。2年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。
『iPad mini 2(第2世代)』
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『Apple A7』で64ビットアーキテクチャー対応。
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画面が『Retinaディスプレイ』に。
『iPad mini 2』は2013年11月発売。初期の製品名は『iPad mini Retinaディスプレイモデル』でした。
画面の美麗さでは、“Air > mini”な構図でしたが、ついにこれでイーブンに。サイズの好みで選べるようになった年でした。
2014年—小さく大きなマイチェン
『iPad Air 2(第2世代)』
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1.4mmの薄型化。
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サイドスイッチの廃止。
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ディスプレイは反射防止コーティング搭載。
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ゴールドカラーの追加。
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『Apple A8X』で3コアに。
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指紋認証『Touch ID』搭載。
Airの2世代目となる『iPad Air 2』は、2014年10月発売。
『Touch ID』搭載でパスコードを入力する手間が減り、ディスプレイの反射は少なく、しかも…3コア。ほんとに、薄軽な名機だと思いますな。
ちなみに、“最後のAir”ですね。
『iPad mini 3(第3世代)』
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ゴールドカラーの追加。
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指紋認証『Touch ID』搭載。
3世代目のminiな『iPad mini 3』は、2014年10月発売。
基本スペックは、前年の『iPad mini 2』を踏襲している。しかし、ゴールドカラーの追加・指紋認証の搭載で、差別化は図られている…気がする!?
2015年—大きな“Pro”登場
『iPad Pro(12.9インチ 第1世代)』
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初の12.9インチ。
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『Apple Pencil』対応。
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合計4基のスピーカー。
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『Smart Keyboard』対応。
初のProシリーズ『iPad Pro』は、2015年11月発売。
デジタイザーペンに13インチ。何から何まで斬新なiPad、それがiPad Proです。今でこそサイズ展開がありますが、当初は12.9インチのみのラインナップ。
『iPad mini 4(第4世代)』
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より薄く・軽く。
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ディスプレイは反射防止コーティング搭載。
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サイドスイッチの廃止。
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CPU向上により『Split View』に対応。
現行の『iPad mini 4』は、2015年9月に発売。
ご存知の通り、2018年11月現在の最新miniです。
もう…3年目になるのですね。
2016年—1世代限りの“Pro”登場
『iPad Pro(9.7インチ 第1世代)』
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9.7インチモデルのPro。
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初代iPad Pro 12.9インチと同じスペック。
9.7インチモデルの『iPad Pro』は、2016年3月発売。
前年に発売された、12.9インチモデルと同スペックを9.7インチに収めた、意欲作なモデル。Proシリーズなので、当然『Apple Pencil』も使えます。
ちなみに、この年にiOS 9系のサポートが終了。
2017年—Airが無印にProは分裂
『iPad(第5世代)』
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実質的『iPad Air 2』の後継機。
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Air 2より分厚くなった。
iPadシリーズ5世代目の『iPad』は、2017年3月発売。
ラインナップの刷新により、Airシリーズが廃止され、まさかの無印iPadが復活。当然ながら、Proにある機能はなく、あくまで廉価版なiPadとして登場。
『iPad Pro(10.5インチ 第1世代)』
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9.7インチから10.5インチに。
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ベゼルが細くなった。
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急速充電に対応。
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120Hzのリフレッシュレート。
全iPadで初の10インチ台の『iPad Pro』は、2017年6月発売。
Proシリーズは、この世代から『ProMotionテクノロジー』を採用しています。これにより、ディスプレイリフレッシュレートは120Hzになり、描画がヌルサクになりました。描画速度は…全然違う!
『iPad Pro(12.9インチ 第2世代)』
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急速充電に対応。
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120Hzのリフレッシュレート。
Proシリーズの12.9インチ2世代目となる『iPad Pro』は、2017年6月発売。
こちらもリフレッシュレートが120Hzになりました。10.5インチモデルとは、単純にサイズ違いですね。
2018年—ベゼルレスの衝撃
『iPad(第6世代)』
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無印iPadでも『Apple Pencil』が使えるように。
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教育向けにシフトした。
iPadシリーズ通算第6世代となる『iPad』は、2018年3月発売。
最大のトピックは、今までProシリーズでしか使えなかった『Apple Pencil』が、無印iPadでも使えるようになったこと。そして、Appleが教育に力を入れたことでしょう。
『iPad Pro(11インチ 第1世代)』
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フルモデルチェンジ。
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『Touch ID』の廃止&『Face ID』の搭載。
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ベゼルレスに近いデザイン。
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『Apple Pencil(第2世代)』に対応。
そして…現在。新型のiPad Proが、2018年11月に発売。
この新型iPad Proについては、これからブログでたっぷりねっとり語っていきます。レビューも…する…はず!
『iPad Pro(12.9インチ 第3世代)』
12.9インチは第3世代目になりますが、こちらもフルモデルチェンジ。
総評:常に進化するタブレット…それがiPadである!
2010年からスタートしたiPad。
先日発表された、2018年モデルのProシリーズまで見ていきました。
どうでしたか?
これこそ“伝説の石版”である!?
おまけ
私の“愛Pad”は、ヤバいからねっ!(ドヤァ)
おわり