Samsungの“折りたたみスマホ”—僕らはSony Tablet Pの夢を見続けている

Samsungの“折りたたみスマホ”—僕らはSony Tablet Pの夢を見続けている
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良い夢が見れそうだ。

Samsungが先日の発表者会議で、噂の“折りたたみスマホ”を発表しました。現時点では、プロトタイプ感が強くダサいですが、近い将来では折りたたみスマホが当たり前になるかも…!?

四条ねこ
噂では、『Galaxy X』や『Galaxy F』って呼ばれていたアレだね〜!
まの
折りたたみに向けて『One UI』という、新しいUIを発表するあたりにSamsungの本気度が伺えますね!
さたえり
発表されたスマホ自体は…ダサかったような!?

Samsungが“折りたたみスマホ”を発表

Samsung Developer Conference 2018 Opening Keynote

当ブログでも紹介してした、Samsungの“折りたたみスマホ”が、米国時間11月7日に開催した年次開発者会議にて発表されました。

こっ…これは?噂の“折りたたみスマホ”『Galaxy X』まとめだー!

2018年10月26日
四条ねこ
つ…ついにっ!?

噂では『Galaxy X』や『Galaxy F』と呼ばれていたこの製品。実際には、製品名について、Samsungは現時点では明言しませんでした。

僕らが望んでいたものではなかった

折りたたみではあるが、いろいろ“難”がある。

折りたたみではあるが、いろいろ“難”がある。

上画像が、今回Samsungが発表した、折りたたみスマホである。

さたえり
う…うーん。
まの
思っていた感じではないような…!?
四条ねこ
ハッキリ言って、ダサい。
でも、これこそが第一歩だと思うんだよ〜!

多くのギークが思っているのが、

  • ベゼルが分厚い
  • 本体が分厚い

ということであろう。

今回は製品名の発表もなかったので、おそらく“技術のお披露目”だと思われる。なので、このまま製品としてローンチされるとは思えない。

それよりも今回の発表で価値があったのは、本当に折りたたみスマホが実現できたこと。まさに、夢物語が実現した第一歩だと思う。

『One UI』にSamsungの本気度を見た

CNET – Samsung One UI walkthrough: Coming to Galaxy X

今回の発表で非常に興味深かかったのは、Samsungが『One UI』という新しいAndroid UIを発表したこと。

同UIは、『Galaxy S9』『Galaxy S9+』『Galaxy Note9』向けに、2019年1月にリリースされる予定。当然、今後Samsungから発売される折りたたみスマホも、この『One UI』を搭載してくる。

四条ねこ
今回のUI変更で、よりシンプルになって、使いやすくなる感じかなー!?

特にSamsungが折りたたみスマホに“本気”と思えたのが、今回の『One UI』が容易な片手操作を意識していること。

折りたたみスマホで、従来よりもディスプレイが大画面化するので、操作のしやすさを意識しているのかも知れない。その足掛けになるのが、今回の『One UI』の発表ではと勘ぐってしまう。

まの
要するに、折りたたみスマホにSamsungは本気ということですね?
四条ねこ
そゆことー!
UIも作り変えてくるぐらいだし、折りたたみスマホの1番手にSamsungがなろうとしているんだと思うよっ!

2画面化への今までの歩み

2画面化への今までの歩み

さて、そんな折りたたみスマホですが、今までいろんなメーカーが試行錯誤していました。それを振り返ります。

Sony『Sony Tablet P』は、まさにギークな夢の端末でした。

Sony『Sony Tablet P』は、まさにギークな夢の端末でした。

“折りたたみ”という言葉を聞いて、真っ先に思い出すAndroid端末といえば、2011年にSonyから出た『Sony Tablet P』です。

四条ねこ
まだAndroid黎明期だったから、モッサリな感じだったけど、多くのギークはこれに“ロマン”を感じたはずっ!
NEC『MEDIAS W N-05E』は、2画面スマホの楽しみを感じさせてくれた。

NEC『MEDIAS W N-05E』は、2画面スマホの楽しみを感じさせてくれた。

折りたたみスマホといえば、NEC『MEDIAS W N-05E』ですね。
これ以前に、京セラが同様の製品を発表していましたが、日本では同製品はおそらく初です。

こちらもモッサリな“変態端末”の部類でしたが、ユーザーが夢を見られた端末には間違いないでしょう。

四条ねこ
まだこの時点では、OSも2画面に最適化されていなかったよねー。
ZTE『Axon M』で、ある程度の完成に近づいてはあるが…。

ZTE『Axon M』で、ある程度の完成に近づいてはあるが…。

記憶に新しい、2017年にNTTドコモから発売されたZTEの『Axon M』です。

デザイン的にも、『MEDIAS W N-05E』と同様な製品ですが、ようやくAndroid OSが2画面を意識してきた印象を覚えました。ただ、やはり変態感は否めないのも事実です。

四条ねこ
これは、前に『変態端末列伝』で紹介しているよー!
電子書籍にピッタリな”2画面スマホ”『M Z-01K』|変態端末列伝 #5

電子書籍にピッタリな”2画面スマホ”『M Z-01K』|変態端末列伝 #5

2018年3月25日
結局、どれもイロモノ扱いであった。

結局、どれもイロモノ扱いであった。

こんな感じで振り返りましたが、共通して言えるのは、一般的な製品ではなく、あくまでギーク向けの“変態端末”だったことでしょう。

それがどこまで払拭されて、一般層まで普及するかが、今後のカギになりそうです。当然、そのためにはOS側で2画面をネイティブ対応させることも必至でしょう。

Sony Tablet Pの夢を実現するためにはどうすればよいか?

Sony Tablet Pの夢を実現するためにはどうすればよいか?

今回のSamsungの折りたたみスマホの発表。そして、今までの2画面Android端末。これらから、Sony Tablet Pの夢を実現するための事柄を考えていきます。

理想

閉じればスマホ、広げれば8タブ。
これこそが、僕らが見た夢でしょう。

四条ねこ
ポケットに入るタブレットって夢があるよねー!
大画面をポケットに…仕事にもエンタメにも使えそうっ!

できれば、それに加えて、“デジタイザーペン”にも対応してくれると、クリエイティブ用途やメモ用途に使えるので、なお嬉しいところ。

理由

折りたたみスマホを僕らが望む理由は、“ポケットに入る正義”でしょう。

いくら“mini”とはいっても、iPad miniもAndroid8タブも、ポケットには入らない(入っても窮屈)。
それが、スマホサイズで、しかもスマホとしても使えれば、夢の“四次元ポケット”なスマホだと思います。

展望

Samsungの発表でも思ったのですが、折りたたみスマホを実現する上で、

  • ハードウェア
  • ソフトウェア

の両側面から、シナジーを生む統合が必要だと感じました。

まの
どういうことですか?
四条ねこ
Androidをただ大画面に入れ込むんじゃなくて、スマホ・タブレットのそれぞれに最適化したUI/UXであり、OSでないとダメって思ったんだよ〜!

要するに、折りたたみスマホが、“ギークなもの”から“みんなのもの”になっていく必要があるのです。そうでないと、このジャンルは廃れてしまうと思います。

総評:我々はSony Tablet Pの夢を見続けている

総評:我々はSony Tablet Pの夢を見続けている

今回のSamsungの発表会は、非常に“現実に近い夢”を僕らに見させてくれました

四条ねこ
2019年にSamsungは製品化するみたいだし、来年は“折りたたみスマホ元年”になるかもだしね〜♪
さたえり
スマホのデザイン的な成長が止まりそうやったし、ここでブレイクスルーが来るわけやね!

Samsungだけではなく、折りたたみスマホのジャンルには、多くの企業が虎視眈々と狙っている。当然、最初に出したメーカーが強いインパクトを与えられるので、今回Samsungはフライング気味で発表したのでしょう。

僕らのSony Tablet Pの夢を現実にするのは…誰だ?

この記事で紹介したガジェット

おまけ

四条ねこ
ここ最近のイベントで、一番“エモい”って思えたかもっ!?
まの
目新しさのインパクトでは抜群でしたからね。
さたえり
あとは、来年の製品化で、どこまでブラッシュアップされるかやね!
四条ねこ
だねー!
Samsungからも目が離せませんな〜♪

おわり