良い夢が見れそうだ。
Samsungが先日の発表者会議で、噂の“折りたたみスマホ”を発表しました。現時点では、プロトタイプ感が強くダサいですが、近い将来では折りたたみスマホが当たり前になるかも…!?
目次
Samsungが“折りたたみスマホ”を発表
Samsung Developer Conference 2018 Opening Keynote
当ブログでも紹介してした、Samsungの“折りたたみスマホ”が、米国時間11月7日に開催した年次開発者会議にて発表されました。
噂では『Galaxy X』や『Galaxy F』と呼ばれていたこの製品。実際には、製品名について、Samsungは現時点では明言しませんでした。
僕らが望んでいたものではなかった
上画像が、今回Samsungが発表した、折りたたみスマホである。
でも、これこそが第一歩だと思うんだよ〜!
多くのギークが思っているのが、
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ベゼルが分厚い
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本体が分厚い
ということであろう。
今回は製品名の発表もなかったので、おそらく“技術のお披露目”だと思われる。なので、このまま製品としてローンチされるとは思えない。
それよりも今回の発表で価値があったのは、本当に折りたたみスマホが実現できたこと。まさに、夢物語が実現した第一歩だと思う。
『One UI』にSamsungの本気度を見た
CNET – Samsung One UI walkthrough: Coming to Galaxy X
今回の発表で非常に興味深かかったのは、Samsungが『One UI』という新しいAndroid UIを発表したこと。
同UIは、『Galaxy S9』『Galaxy S9+』『Galaxy Note9』向けに、2019年1月にリリースされる予定。当然、今後Samsungから発売される折りたたみスマホも、この『One UI』を搭載してくる。
特にSamsungが折りたたみスマホに“本気”と思えたのが、今回の『One UI』が容易な片手操作を意識していること。
折りたたみスマホで、従来よりもディスプレイが大画面化するので、操作のしやすさを意識しているのかも知れない。その足掛けになるのが、今回の『One UI』の発表ではと勘ぐってしまう。
UIも作り変えてくるぐらいだし、折りたたみスマホの1番手にSamsungがなろうとしているんだと思うよっ!
2画面化への今までの歩み
さて、そんな折りたたみスマホですが、今までいろんなメーカーが試行錯誤していました。それを振り返ります。
“折りたたみ”という言葉を聞いて、真っ先に思い出すAndroid端末といえば、2011年にSonyから出た『Sony Tablet P』です。
折りたたみスマホといえば、NEC『MEDIAS W N-05E』ですね。
これ以前に、京セラが同様の製品を発表していましたが、日本では同製品はおそらく初です。
こちらもモッサリな“変態端末”の部類でしたが、ユーザーが夢を見られた端末には間違いないでしょう。
記憶に新しい、2017年にNTTドコモから発売されたZTEの『Axon M』です。
デザイン的にも、『MEDIAS W N-05E』と同様な製品ですが、ようやくAndroid OSが2画面を意識してきた印象を覚えました。ただ、やはり変態感は否めないのも事実です。
こんな感じで振り返りましたが、共通して言えるのは、一般的な製品ではなく、あくまでギーク向けの“変態端末”だったことでしょう。
それがどこまで払拭されて、一般層まで普及するかが、今後のカギになりそうです。当然、そのためにはOS側で2画面をネイティブ対応させることも必至でしょう。
Sony Tablet Pの夢を実現するためにはどうすればよいか?
今回のSamsungの折りたたみスマホの発表。そして、今までの2画面Android端末。これらから、Sony Tablet Pの夢を実現するための事柄を考えていきます。
理想
閉じればスマホ、広げれば8タブ。
これこそが、僕らが見た夢でしょう。
大画面をポケットに…仕事にもエンタメにも使えそうっ!
できれば、それに加えて、“デジタイザーペン”にも対応してくれると、クリエイティブ用途やメモ用途に使えるので、なお嬉しいところ。
理由
折りたたみスマホを僕らが望む理由は、“ポケットに入る正義”でしょう。
いくら“mini”とはいっても、iPad miniもAndroid8タブも、ポケットには入らない(入っても窮屈)。
それが、スマホサイズで、しかもスマホとしても使えれば、夢の“四次元ポケット”なスマホだと思います。
展望
Samsungの発表でも思ったのですが、折りたたみスマホを実現する上で、
- ハードウェア
- ソフトウェア
の両側面から、シナジーを生む統合が必要だと感じました。
要するに、折りたたみスマホが、“ギークなもの”から“みんなのもの”になっていく必要があるのです。そうでないと、このジャンルは廃れてしまうと思います。
総評:我々はSony Tablet Pの夢を見続けている
今回のSamsungの発表会は、非常に“現実に近い夢”を僕らに見させてくれました。
Samsungだけではなく、折りたたみスマホのジャンルには、多くの企業が虎視眈々と狙っている。当然、最初に出したメーカーが強いインパクトを与えられるので、今回Samsungはフライング気味で発表したのでしょう。
僕らのSony Tablet Pの夢を現実にするのは…誰だ?
おまけ
Samsungからも目が離せませんな〜♪
おわり