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- 手書き対応E Inkタブレットを一挙に比較!
- 各社の特徴をポジショニングマップ化!
- 選ぶポイントは“紙的”か“ガジェット的”かなのだ!
私的最強を…決める!?
E Ink(電子ペーパー)タブレットで“手書き”に対応したタブレット端末を、思いつく限りまとめてスペック比較してみました。そして、ポジショニングマップ化して、それぞれの特徴を可視化したいと思います。
だー!
だー!…ですわ。(何このノリ…)
目次
E Ink手書きタブレット大全
■E Ink手書きタブレット参入企業
- Sony(デジタルペーパー)
- 富士通クライアントコンピューティング(QUADERNO)
- SHARP
- Onyx international(BOOX)
- Boyue(LikeBook)
- reMarkable
- Eewriter
- キングジム
現在、E Ink(電子ペーパー)をディスプレイに搭載しており、デジタイザーペン等の手書きに対応したタブレットに参入している企業は、上記のとおり。結構、多い印象です。
じゃあ、順番に見ていくぞーいっ!
Sony
DPT-RP1 | DPT-CP1 | |
OS | 独自OS | |
SoC | Marvell IAP140 | |
RAM | 非公表 | |
ROM | 16GB | |
画面サイズ | 13.3″ | 10.3″ |
画面解像度 | 1,650×2,200 | 1,404×1,872 |
筆圧感知 | - | |
Bluetooth | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | |
Wi-Fi | Bluetooth 4.2 | |
インターフェース | Micro USB | |
サイズ | 224×302.6×5.9mm | 174.2×243.5×5.9mm |
質量 | 349g | 240g |
備考 | NFC搭載 |
SonyのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
SonyのE Ink(電子ペーパー)タブレットは、『デジタルペーパー』というシリーズ名で展開されています。
SonyはE Inkタブレットが盛り上がる前から法人向けではありますが、DPT-S1というタブレットをいち早くローンチしていました。電子書籍リーダーとして、同じくE Ink採用のReaderシリーズなんかもありましたよね。おそらく、E Ink界隈ではかなり有名な存在でしょう。
富士通クライアントコンピューティング
FMV-DPP03 | FMV-DPP04 | |
OS | 独自OS | |
SoC | 非公表 | |
RAM | 非公表 | |
ROM | 16GB | |
画面サイズ | 13.3″ | 10.3″ |
画面解像度 | 1,650×2,200 | 1,404×1,872 |
筆圧感知 | - | |
Bluetooth | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | |
Wi-Fi | Bluetooth 4.2 | |
インターフェース | Micro USB | |
サイズ | 224×302.6×5.9mm | 174.2×243.5×5.9mm |
質量 | 350g | 251g |
備考 | NFC搭載 |
FCCLのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
富士通クライアントコンピューティングのE Ink(電子ペーパー)タブレットは、『QUADERNO』というシリーズ名で展開されています。
ハッキリ言ってしまえば、前掲のSonyのデジタルペーパーのOEMな存在。ただ、若干デザインが異なっていたり、内部の機能にも差異があります。スマホやパソコン用アプリケーションもそれぞれ互換性はありません。SonyかFCCLかは、好みと価格ですね。
SHARP
WG-PN1 | |
OS | 独自OS |
SoC | 非公表 |
RAM | 非公表 |
ROM | 非公表 |
画面サイズ | 6″ |
画面解像度 | 600×800 |
筆圧感知 | - |
Bluetooth | - |
Wi-Fi | - |
インターフェース | USB Type-C |
サイズ | 114×157×10.4mm |
質量 | 210g |
備考 | JPEG/BMP形式書き出し可 PDF形式書き出し不可 |
SHARPのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
SHARPは電子ノートという形では手書きタブレットに参入していましたが、今までは通常の液晶でした。このWG-PN1にて、E Ink(電子ペーパー)市場に参入しています。
現在のところ、サイズも6インチの展開なので、ノートというよりかはメモという感じ。昔でいうところの電子手帳に属しそうです。そう考えるとSHARPらしいですね。
Onyx international
BOOX Max3 | BOOX Max2 | BOOX Note Pro | BOOX Note2 | BOOX Note | BOOX Note S | BOOX Nova Pro | |
OS | Android 9 | Android 6 | Android 6 | Android 9 | Android 6 | Android 6 | Android 6 |
SoC | Qualcomm Octa-core 2.0GHz | Quad-core 1.6GHz | Cortex-A17 Quad-core 1.6GHz | Octa-core 2.0GHz | Quad-core 1.6GHz | Quad-core 1.6GHz | Cortex-A17 Quad-core 1.6GHz |
RAM | 4GB | 2GB | 4GB | 4GB | 2GB | 1GB | 2GB |
ROM | 64GB | 32GB | 64GB | 64GB | 32GB | 16GB | 32GB |
画面サイズ | 13.3″ | 13.3″ | 10.3″ | 10.3″ | 10.3″ | 9.7″ | 7.8″ |
画面解像度 | 2,200×1,650 | 2,200×1,650 | 1,872×1,404 | 1,872×1,404 | 1,872×1,404 | 1,200×825 | 1,872×1,404 |
筆圧感知 | 4,096段階 | 2,048段階 | 4,096段階 | 4,096段階 | 4,096段階 | 1,024段階 | 4,096段階 |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
インターフェース | USB Type-C Micro HDMI |
Micro USB Micro HDMI 3.5mmステレオミニ |
USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
サイズ | 309.8×227.8×6.8mm | 325×237×7.5mm | 249.5×178.8×6.8mm | 249.5×177.8×7.1mm | 249.5×177.8×6.8mm | 249×177×8.2mm | 196.3×137×7.7mm |
質量 | 490g | 550g | 390g | 378g | 325g | 400g | 275g |
備考 | Wacom製ペンプロトコル 指紋認証センサー搭載 OTG対応 セカンダリーモニター機能 |
Wacom製ペンプロトコル セカンダリーモニター機能 |
Wacom製ペンプロトコル | Wacom製ペンプロトコル 指紋認証センサー搭載 |
Wacom製ペンプロトコル | Hanvon製ペンプロトコル | Wacom製ペンプロトコル |
Onyx internationalのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
Onyx internationalは、E Ink(電子ペーパー)タブレットではトップクラスで有名なメーカー。BOOXというシリーズ名で商品展開されています。
全機種Android搭載で、E Inkタブレットながら、さまざまなことが可能。手書きノートとしても使いたいし、Kindle端末としても使いたい人の第一候補になるはずです。海外メーカーながら、入手性が高いのも魅力のひとつ。
Boyue
Likebook Alita | Likebook Muses | LikeBook Ares | |
OS | Android 6 | Android 6 | Android 6 |
SoC | Rockchip RK3368 Octa-core 1.5GHz | ||
RAM | 4GB | 2GB | 2GB |
ROM | 32GB | 32GB | 32GB |
画面サイズ | 10.3″ | 7.8″ | 7.8″ |
画面解像度 | 1,404×1,872 | 1,404×1,872 | 1,404×1,872 |
筆圧感知 | 4,096段階 | 4,096段階 | 4,096段階 |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | IEEE 802.11b/g/n | IEEE 802.11b/g/n |
インターフェース | USB Type-C microSD |
USB Type-C | USB Type-C microSD |
サイズ | 177×252×8mm | 196.8×139.8×8.5mm | 138.7×197.2×8mm |
質量 | 395g | 286g | 268g |
備考 | Wacom製ペンプロトコル | Wacom製ペンプロトコル | Wacom製ペンプロトコル |
BoyueのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
BoyueもE Ink(電子ペーパー)タブレット界隈でちょっとずつ支持層が増えている様子。Likebookというシリーズ名で展開されており、こちらの名前のほうがE Ink界隈では有名な気がします。
Onyx internationalのBOOXと同じくAndroid搭載で、いわゆる競合機種という感じになっています。今のところはBOOXのほうが入手性を含めて上な感じですが、勢いがあるメーカーなので今後には要注目です。
reMarkable
reMarkableのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
reMarkableのノルウェーのオスロの企業で、かなりE Ink(電子ペーパー)に思い入れがある様子。
かなり書くことに重きを置いているようで、紙からの移行組には魅力的なE Inkタブレットになりそう。ただ、残念なことに日本での入手性が良くないのが残念。できれば、正規代理店が現れてほしいところですね。
Eewriter
EewriterのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
Eewriterの『E-PAD』は、クラウドファンディングサイトKickstarter発のE Ink(電子ペーパー)タブレット。
イメージからすると、BOOXやLikebookと競合しそうな感じがします。こちらもAndroid搭載であれこれしたいユーザー向けなE Inkタブレット。今のところは、すでにBOOXなどを持っている人の飛び道具になっていそうな気が…。
キングジム
Freno | カクミル | |
OS | 独自OS | 独自OS |
SoC | ? | ? |
RAM | ? | ? |
ROM | ? | ? |
画面サイズ | 6.8″ | 4.3″ |
画面解像度 | 1,440×1,080 | 480×800 |
筆圧感知 | 4,096段階 | - |
Bluetooth | - | - |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | - |
インターフェース | Micro USB microSD |
microSD |
サイズ | 132×175×9.8mm | 93×41×132mm |
質量 | 240g | 200g |
備考 | Wacom製ペンプロトコル フロントライト搭載 PDF対応 |
- |
キングジムのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。
文具でおなじみのキングジムもE Ink(電子ペーパー)タブレットに参入しています。どちらもクラウドファンディング発ですが、一般販売でも購入可能です。
キングジムという文具メーカーだけあって、E Inkの扱いがガジェット的ではなく、文具的なのが大きな特徴。ポメラも含め、今後E Ink界隈での大化けをしそうな予感。
E Inkタブレットのポジショニングマップ
E Ink(電子ペーパー)でかつ手書きのタブレット。その各社のポジショニングマップを考えてみると上画像のような感じだと思っています。
端的に言うと、
- 何でもできるAndroid搭載のガジェット的E Inkタブ
- 書くことに特化した独自OSで文具的なE Inkタブ
という2大分類に大別されると思っています。
海外勢は基本的にAndroidを搭載してくる傾向が強いので、手書き以外にもやりたいことがあるならば、BOOXやLikebookを選ぶことをおすすめします。
特にガジェット的な嗜好が強く、DropboxやEvernoteと連携させたり、Kindle本を読みたいと思っているならば、『BOOX Max3』あたりがよさそうでしょう。
反対に国内メーカーは、セキュリティーや分かりやすさを重視して、独自OSを搭載してくる傾向があると言えるでしょう。なので、文具そのものが好きなユーザーは、デジタルペーパーやQUADERNOあたりがおすすめになってきます。
とはいえ、デジタルペーパーやFrenoなどは、最低限の同期機能は確保されているので、Android非搭載だからといって不便というわけではありません。単純に好みの問題かも。
まとめ「E Inkって…いいよね!ね!!」
気づけば、こーんなにもE Ink(電子ペーパー)で手書きが可能なタブレットが増えていました。そろそろ、1人に1つぐらい持っていても良い時代が…来たかも!?
iPadとApple Pencilのコンビネーションも素敵だけど、紙みたいなE Inkで書くというのもオツなもの。だって、“電子”ペーパーだもの。紙っていいよね。ね!?
そろそろ本格的に買う時期が…来たかもっ!?
おまけ
今のところの大本命は、BOOX Max3かなー!?
文具っぽいところだと、Frenoも気になるところ!
そろそろ、デジタルペーパーも新型が欲しいところですわね。
ですなー。
素直に後継機種では、Wacomのペンプロトコルに対応したデジタイザーペンにしてほしいっ!
おわり
2020年はE Inkの年だーーー!(買うぞ!)