E Ink(電子ペーパー)手書きタブレット大全—現行機種を総比較&ポジショニングマップ化したよ! –2020年版–

E Ink(電子ペーパー)手書きタブレット大全—現行機種を総比較&ポジショニングマップ化したよ! –2020年版–
記事のポイント
  • 手書き対応E Inkタブレットを一挙に比較!
  • 各社の特徴をポジショニングマップ化!
  • 選ぶポイントは“紙的”か“ガジェット的”かなのだ!

私的最強を…決める!?

E Ink(電子ペーパー)タブレットで“手書き”に対応したタブレット端末を、思いつく限りまとめてスペック比較してみました。そして、ポジショニングマップ化して、それぞれの特徴を可視化したいと思います。

二条ねこ

2020年はE Inkの年だーーー!(買うぞ!)

さたえり

だー!

まの

だー!…ですわ。(何このノリ…)

E Ink手書きタブレット大全

■E Ink手書きタブレット参入企業

  • Sony(デジタルペーパー)
  • 富士通クライアントコンピューティング(QUADERNO)
  • SHARP
  • Onyx international(BOOX)
  • Boyue(LikeBook)
  • reMarkable
  • Eewriter
  • キングジム

現在、E Ink(電子ペーパー)をディスプレイに搭載しており、デジタイザーペン等の手書きに対応したタブレットに参入している企業は、上記のとおり。結構、多い印象です。

二条ねこ

じゃあ、順番に見ていくぞーいっ!

Sony

  DPT-RP1DPT-RP1 DPT-CP1DPT-CP1
OS 独自OS
SoC Marvell IAP140
RAM 非公表
ROM 16GB
画面サイズ 13.3″ 10.3″
画面解像度 1,650×2,200 1,404×1,872
筆圧感知
Bluetooth IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fi Bluetooth 4.2
インターフェース Micro USB
サイズ 224×302.6×5.9mm 174.2×243.5×5.9mm
質量 349g 240g
備考 NFC搭載

SonyのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

SonyのE Ink(電子ペーパー)タブレットは、『デジタルペーパー』というシリーズ名で展開されています。

SonyはE Inkタブレットが盛り上がる前から法人向けではありますが、DPT-S1というタブレットをいち早くローンチしていました。電子書籍リーダーとして、同じくE Ink採用のReaderシリーズなんかもありましたよね。おそらく、E Ink界隈ではかなり有名な存在でしょう。

富士通クライアントコンピューティング

  FMV-DPP03FMV-DPP03 FMV-DPP04FMV-DPP04
OS 独自OS
SoC 非公表
RAM 非公表
ROM 16GB
画面サイズ 13.3″ 10.3″
画面解像度 1,650×2,200 1,404×1,872
筆圧感知
Bluetooth IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Wi-Fi Bluetooth 4.2
インターフェース Micro USB
サイズ 224×302.6×5.9mm 174.2×243.5×5.9mm
質量 350g 251g
備考 NFC搭載

FCCLのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

富士通クライアントコンピューティングのE Ink(電子ペーパー)タブレットは、QUADERNOクアデルノというシリーズ名で展開されています。

ハッキリ言ってしまえば、前掲のSonyのデジタルペーパーのOEMな存在。ただ、若干デザインが異なっていたり、内部の機能にも差異があります。スマホやパソコン用アプリケーションもそれぞれ互換性はありません。SonyかFCCLかは、好みと価格ですね。

SHARP

  WG-PN1WG-PN1
OS 独自OS
SoC 非公表
RAM 非公表
ROM 非公表
画面サイズ 6″
画面解像度 600×800
筆圧感知
Bluetooth
Wi-Fi
インターフェース USB Type-C
サイズ 114×157×10.4mm
質量 210g
備考 JPEG/BMP形式書き出し可
PDF形式書き出し不可

SHARPのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

SHARPは電子ノートという形では手書きタブレットに参入していましたが、今までは通常の液晶でした。このWG-PN1にて、E Ink(電子ペーパー)市場に参入しています。

現在のところ、サイズも6インチの展開なので、ノートというよりかはメモという感じ。昔でいうところの電子手帳に属しそうです。そう考えるとSHARPらしいですね。

Onyx international

  BOOX Max3BOOX Max3 BOOX Max2BOOX Max2 BOOX Note ProBOOX Note Pro BOOX Note2BOOX Note2 BOOX NoteBOOX Note BOOX Note SBOOX Note S BOOX Nova ProBOOX Nova Pro
OS Android 9 Android 6 Android 6 Android 9 Android 6 Android 6 Android 6
SoC Qualcom Octa-core 2.0GHz Quad-core 1.6GHz Cortex-A17 Quad-core 1.6GHz Octa-core 2.0GHz Quad-core 1.6GHz Quad-core 1.6GHz Cortex-A17 Quad-core 1.6GHz
RAM 4GB 2GB 4GB 4GB 2GB 1GB 2GB
ROM 64GB 32GB 64GB 64GB 32GB 16GB 32GB
画面サイズ 13.3″ 13.3″ 10.3″ 10.3″ 10.3″ 9.7″ 7.8″
画面解像度 2,200×1,650 2,200×1,650 1,872×1,404 1,872×1,404 1,872×1,404 1,200×825 1,872×1,404
筆圧感知 4,096段階 2,048段階 4,096段階 4,096段階 4,096段階 1,024段階 4,096段階
Bluetooth Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1
Wi-Fi
インターフェース USB Type-C Micro USB
Micro HDMI
3.5mmステレオミニ
USB Type-C USB Type-C USB Type-C USB Type-C USB Type-C
サイズ 309.8×227.8×6.8mm 325×237×7.5mm 249.5×178.8×6.8mm 249.5×177.8×7.1mm 249.5×177.8×6.8mm 249×177×8.2mm 196.3×137×7.7mm
質量 490g 550g 390g 378g 325g 400g 275g
備考 Wacom製ペンプロトコル
指紋認証センサー搭載
OTG対応
セカンダリーモニター機能
Wacom製ペンプロトコル
セカンダリーモニター機能
Wacom製ペンプロトコル Wacom製ペンプロトコル
指紋認証センサー搭載
Wacom製ペンプロトコル Hanvon製ペンプロトコル Wacom製ペンプロトコル

Onyx internationalのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

Onyx internationalは、E Ink(電子ペーパー)タブレットではトップクラスで有名なメーカー。BOOXというシリーズ名で商品展開されています。

全機種Android搭載で、E Inkタブレットながら、さまざまなことが可能。手書きノートとしても使いたいし、Kindle端末としても使いたい人の第一候補になるはずです。海外メーカーながら、入手性が高いのも魅力のひとつ。

Boyue

  Likebook AlitaLikebook Alita Likebook MusesLikebook Muses LikeBook AresLikeBook Ares
OS Android 6 Android 6 Android 6
SoC Rockchip RK3368 Octa-core 1.5GHz
RAM 4GB 2GB 2GB
ROM 32GB 32GB 32GB
画面サイズ 10.3″ 7.8″ 7.8″
画面解像度 1,404×1,872 1,404×1,872 1,404×1,872
筆圧感知 4,096段階 4,096段階 4,096段階
Bluetooth Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1 Bluetooth 4.1
Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n IEEE 802.11b/g/n IEEE 802.11b/g/n
インターフェース USB Type-C
microSD
USB Type-C USB Type-C
microSD
サイズ 177×252×8mm 196.8×139.8×8.5mm 138.7×197.2×8mm
質量 395g 286g 268g
備考 Wacom製ペンプロトコル Wacom製ペンプロトコル Wacom製ペンプロトコル

BoyueのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

BoyueもE Ink(電子ペーパー)タブレット界隈でちょっとずつ支持層が増えている様子。Likebookというシリーズ名で展開されており、こちらの名前のほうがE Ink界隈では有名な気がします。

Onyx internationalのBOOXと同じくAndroid搭載で、いわゆる競合機種という感じになっています。今のところはBOOXのほうが入手性を含めて上な感じですが、勢いがあるメーカーなので今後には要注目です。

reMarkable

  reMarkablereMarkable reMarkable 2reMarkable 2
OS 独自OS(Linux) 独自OS(Linux)
SoC ARM A9 1GHz ARM 1.2GHz
RAM 512MB 1GB
ROM 8GB 8GB
画面サイズ 10.3″ 10.3″
画面解像度 1,872×1,404 1,872×1,404
筆圧感知
Bluetooth
Wi-Fi
インターフェース Micro USB USB Type-C
サイズ 177×256×6.7mm 187×246×4.7mm
質量 350g 403.5g
備考 日本での入手は厳しい 日本での入手は厳しい

reMarkableのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

reMarkableのノルウェーのオスロの企業で、かなりE Ink(電子ペーパー)に思い入れがある様子

かなり書くことに重きを置いているようで、紙からの移行組には魅力的なE Inkタブレットになりそう。ただ、残念なことに日本での入手性が良くないのが残念。できれば、正規代理店が現れてほしいところですね。

Eewriter

  E-PADE-PAD
OS Android 8
SoC Helio X20 10-core
RAM 2GB
4GB
ROM 32GB
64GB
画面サイズ 10.3″
画面解像度 1,872×1,404
筆圧感知
Bluetooth
Wi-Fi
インターフェース USB Type-C
TF Card
サイズ 177.8×249.5×6.8mm
質量 392g
備考 Wacom製ペンプロトコル
4G回線対応

EewriterのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

Eewriterの『E-PAD』は、クラウドファンディングサイトKickstarter発のE Ink(電子ペーパー)タブレット。

イメージからすると、BOOXやLikebookと競合しそうな感じがします。こちらもAndroid搭載であれこれしたいユーザー向けなE Inkタブレット。今のところは、すでにBOOXなどを持っている人の飛び道具になっていそうな気が…。

キングジム

  FrenoFreno カクミルカクミル
OS 独自OS 独自OS
SoC
RAM
ROM
画面サイズ 6.8″ 4.3″
画面解像度 1,440×1,080 480×800
筆圧感知 4,096段階
Bluetooth
Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n
インターフェース Micro USB
microSD
microSD
サイズ 132×175×9.8mm 93×41×132mm
質量 240g 200g
備考 Wacom製ペンプロトコル
フロントライト搭載
PDF対応

キングジムのE Ink(電子ペーパー)タブレットラインナップ一覧。

文具でおなじみのキングジムもE Ink(電子ペーパー)タブレットに参入しています。どちらもクラウドファンディング発ですが、一般販売でも購入可能です。

キングジムという文具メーカーだけあって、E Inkの扱いがガジェット的ではなく、文具的なのが大きな特徴。ポメラも含め、今後E Ink界隈での大化けをしそうな予感。

E Inkタブレットのポジショニングマップ

E Inkタブレットのポジショニングマップ。

E Inkタブレットのポジショニングマップ。

E Ink(電子ペーパー)でかつ手書きのタブレット。その各社のポジショニングマップを考えてみると上画像のような感じだと思っています。

端的に言うと、

  • 何でもできるAndroid搭載のガジェット的E Inkタブ
  • 書くことに特化した独自OSで文具的なE Inkタブ

という2大分類に大別されると思っています。

海外勢は基本的にAndroidを搭載してくる傾向が強いので、手書き以外にもやりたいことがあるならば、BOOXやLikebookを選ぶことをおすすめします。
特にガジェット的な嗜好が強く、DropboxやEvernoteと連携させたり、Kindle本を読みたいと思っているならば、『BOOX Max3』あたりがよさそうでしょう。

反対に国内メーカーは、セキュリティーや分かりやすさを重視して、独自OSを搭載してくる傾向があると言えるでしょう。なので、文具そのものが好きなユーザーは、デジタルペーパーやQUADERNOあたりがおすすめになってきます。
とはいえ、デジタルペーパーやFrenoなどは、最低限の同期機能は確保されているので、Android非搭載だからといって不便というわけではありません。単純に好みの問題かも。

まとめ「E Inkって…いいよね!ね!!」

まとめ「E Inkって…いいよね!ね!!」

気づけば、こーんなにもE Ink(電子ペーパー)で手書きが可能なタブレットが増えていました。そろそろ、1人に1つぐらい持っていても良い時代が…来たかも!?

iPadとApple Pencilのコンビネーションも素敵だけど、紙みたいなE Inkで書くというのもオツなもの。だって、“電子”ペーパーだもの。紙っていいよね。ね!?

二条ねこ

そろそろ本格的に買う時期が…来たかもっ!?

手書きの”デジタルメモ”、紙になる夢を見るか

手書きの”デジタルメモ”、紙になる夢を見るか

2018年6月3日
この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

今のところの大本命は、BOOX Max3かなー!?
文具っぽいところだと、Frenoも気になるところ!

まの

そろそろ、デジタルペーパーも新型が欲しいところですわね。

二条ねこ

ですなー。
素直に後継機種では、Wacomのペンプロトコルに対応したデジタイザーペンにしてほしいっ!

おわり