- 音楽プレーヤー専用機としてAndroidスマートフォンを導入した!
- 音楽プレーヤー用スマートフォンは『OPPO Reno3 A』を選んだ!
- スマートフォンとしては好印象だけど音楽プレーヤーとしては失敗だった!
今回は失敗編。
音楽プレーヤー用途として、『OPPO Reno3 A』というAndroidスマートフォンを購入しました。すでにDAP(NW-ZX500)持ちなのですが、あえてスマートフォンをDAPをした理由とOPPO Reno3 Aの感想を語ります。


“失敗編”…なんやね。

先に失敗談を見せるスタイル。
目次
はじめに

■DAP用スマホが欲しい理由
- aptX Adaptiveを利用したいから
- 音楽ストリーミングサービス専用機が欲しいから
- Android搭載DAPがモッサリしているから
音楽プレーヤー専用機としてAndroidスマートフォンを用意する理由は、音楽ストリーミングサービスとワイヤレスイヤホン/ヘッドホンを軸とした、手軽である程度の高音質環境をモバイルしたかったから。とにかくラフに扱えるオーディオ環境が欲しかったわけです。
そのキーとなるのが、Bluetoothコーデックである『aptX Adaptive』と『LDAC』に対応しているということ。LDACはAndroid O以降、エンコーダがAOSPに寄贈されているので無問題として、Qualcomm SoCを搭載してかつライセンシーしないとダメなaptX Adaptiveがキモになってきます。

DAPのSoCにSnapdragonを採用している製品は希少だし、そもそもBluetoothオーディオを主軸にするならスマートフォンで充分と思って導入したのであーる。

「DAPにはBluetoothやWi-Fiは不要」って言う人もいるくらいやからね。
…なのですが、結論から言うと、『OPPO Reno3 A』を音楽プレーヤー代わりに使う案は、とある理由によりボツにしました。私の中では今回の導入は失敗。なので、本稿は“だったら良かった”というネタ記事として見てください。

それで“失敗編”やったわけやね。

そうなのであーる……。
…ってことで、“成功編”もあるあーる!
OPPO Reno3 Aを買った

そういうわけで、OPPO製Androidスマートフォン『OPPO Reno3 A』を買いました。
OPPO Reno3 A | ||
---|---|---|
メーカー | OPPO | |
OS | ColorOS 7.1 (Android 10ベース) |
|
SoC | モデル | Qualcomm Snapdragon 665 |
CPU | Kryo 260 | |
GPU | Adreno 610 | |
DSP | Hexagon 686 | |
RAM | 6GB | |
ROM | 128GB | |
ディスプレイ | 画面パネル | OLED |
画面サイズ | 6.44インチ | |
画面解像度 | 1,080×2,400 | |
カメラ | フロント | 16MP(f/2.0) |
リア(超広角) | 8MP(f/2.2) | |
リア(標準) | 48MP(f/1.7) | |
リア(モノクロ) | 2MP(f/2.4) | |
リア(ポートレート) | 2MP(f/2.4) | |
ネットワーク | 無線LAN | Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
Cellular | FDD-LTE TD-LTE WCDMA GSM |
|
Bluetooth | Ver. | Bluetooth 5.0 |
コーデック | SBC AAC aptX aptX HD LDAC |
|
バッテリー | 4,025mAh | |
インターフェース | データ | USB 2.0 Type-C |
ビデオ | - | |
オーディオ | 3.5mmステレオミニジャック | |
ネットワーク | nanoSIM ×2*1 | |
その他 | NFC FeliCa microSDXCカードスロット*1 |
|
サイズ | 74.1×160.9×8.2mm | |
質量 | 175g | |
備考 | 生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
防水防塵 | IP68 | |
その他 | Hi-Res Audio対応 |
OPPO Reno3 Aのスペック
*1microSDXCとの排他的デュアルSIM仕様。
今回はオーディオ目的として購入したわけですが、OPPO Reno3 Aは価格が4万円弱という安価な価格設定ながら、背面に4つのカメラが搭載されていたり、防水防塵だったり、FeliCa対応だったり…と、なかなかに至れり尽くせりなスマートフォン。
オーディオ視点で見ると、ハイレゾ(Hi-Res Audio)に“一応”は対応しているという点と、最近のスマートフォンでは廃止されがちな3.5mmステレオミニジャックを搭載している点がポイントとなる。とはいえ、専用のDACを搭載しているLGのスマートフォンのそれとは違うので、とりあえずはそこそこの音質で鳴ればOKという感じ。
冒頭で話したとおり、私はOPPO Reno3 Aをオーディオ用途して利用するのは断念したのですが、ゲーム等のハードユースをしないのであればかなり良いスマートフォンだとは思います。ColorOSには賛否や好みが分かれそうですが、良い意味でAppleライクなUIセンスを随所に感じることができます。なので、iPhoneをメインで使っているユーザーは、むしろColorOSのほうがとっつきやすい気も。

挙動不審なときもあるけど、ColorOSもアリだと思うっ!
OPPO Reno3 Aの感想
aptX Adaptive非対応だった
購入前にAndroidの『開発者向けオプション』を見て、aptX Adaptiveコーデックが表示されていることを確認したのですが、実はOPPO Reno3 AはaptX Adaptiveコーデックには非対応でした。この時点で大誤算。
そうなると、理論上でOPPO Reno3 Aが搭載しているもっとも高音質なBluetoothコーデックは『LDAC』なのですが、個人的にはaptX Adaptive狙いだったので、この時点でOPPO Reno3 Aを音楽プレーヤーにする案は失敗に終わりました。

ちゃんとイヤホンを接続して確認してから購入すべし、っていう教訓になったあーる……。
音質は悪くないけど解像感不足
手持ちのワイヤードイヤホン(ATH-CKS1100)でサクっと聞いた感じでは、音質は思ったよりも悪くなかったけど、ちょっと中音域にベールがかかった感じが気になりました。とはいえ、スマートフォンのステレオミニ直挿しと考えれば、これでも問題ないかも。
ちなみに、OPPO Reno3 A単体だと48kHz/24bitが限界でした。JEITA的にはハイレゾだけど、日本オーディオ協会的には非ハイレゾということになります。なので、有線出しする場合には、USB DACがあったほうがよいかもしれません。
OPPO Relaxが面白い
オーディオとはあまり関係ない部分だと『OPPO Relax』という、リラックスを促すプリインストールアプリが面白かったりします。
OPPO Relaxアプリの中には、リラックスや睡眠を促す音楽が数種類インストールされており、イメージ的にはBose Sleepbuds IIっぽい感じで使えます。オマケ機能だとは思うのですが、作業用BGM的に使うには結構有用。時間が設定できるので、ポモドーロテクニック用のタイマーとしても使えそう。
まとめ「aptX Adaptive非対応の大誤算」

OPPO Reno3 A全体で見ると、コストパフォーマンスに優れるAndroidスマートフォンだとは感じました。ただ、当初の目的であった音楽プレーヤーとしてのAndroidスマートフォンというのは、私の中では達成できませんでした。
これでaptX Adaptiveだったら…と思うわけで、次回に続きます。

OPPO Reno3 A、何に使おうかなー!?
おまけ

非AndroidのDAPが欲しくなーる。

気づけば非AndroidのDAPって、数が少なくなってきてるやんね。

音楽ストリーミングサービスがDAP界隈も変えてしまいましたわね。
おわり
OPPO Reno3 A買った!…失敗したぁああ!!