- 手書きメモのデータを一元化して管理する方法を考えた!
- デバイス連携が難しいBOOX・iPad間をどう扱うかがキモ!
- デジタルノートは扱いやすさ・管理コストをどうするかが課題!
ペンデバイスとノートアプリ管理できてない問題。
紙のメモ・ノートから、iPadのノートアプリやE Inkタブレット(BOOX等)に完全移行して数か月。そこで新たな問題が。それが、ノートアプリやデバイスに手を出しすぎて収拾がつかなくなったこと。今回はその打開策と最適化案を考えます。
本末転倒ですわね。
それに加えて、E Inkタブレットやもんね……。
目次
ペンデバイス&ノートアプリ管理できない問題
私が直面している(1年以上)問題が、iPadで使うノートアプリをあれこれ手を出しすぎてノート自体を管理することが難しくなった、という問題。
iPad、使いこなせていないですわね。
使うアプリを絞ればいい話やのに。
それができてたら苦労してないあーる……。
メモアプリ | ノートアプリ |
Evernote Bear Inkdrop Boostnote Notion Dropbox Paper Milanote |
GoodNotes 5 Noteshelf 2 Notability MetaMoJi Note Flexcil |
私的メモアプリ・ノートアプリ分類
ちなみにですが、私は『メモアプリ』と『ノートアプリ』を上表のような感じで、勝手に明確な分類化を行っています。
なので、今回の話のメインであるノートアプリというのは、GoodNotes 5やNoteshelf 2、Notabilityのような“手書きメモ”と“PDF管理”が行えるようなアプリについて話していきます。
メモについては『Inkdrop』に一元化することを決めたばかりですものね。
私のデジタルノート環境
■デバイス
- iPad系
- BOOX系
- BOOX Max3
- BOOX Nova2
- BOOX Note Air
■アプリ
- iPadアプリ
- BOOXアプリ
- BOOX標準ノートアプリ
現状における、私のペンデバイスとノートアプリの利用環境はこんな感じ。…本当は上記に加えて、Galaxy Note20 Ultra 5GとかGalaxy Book 12″とかのAndroidやWindowsのペンデバイスもあるのですが、とりあえずはメインストリームとして使っているものだけにしています。
BOOX…多くない?
これからもっと増える予定であーるっ!(ドヤ)
過去:iPad + Noteshelf 2 なメイン環境
ちょっと前(E Inkタブレット導入前)までは、
- iPad
- Apple Pencil
- Noteshelf 2 or GoodNotes 5
という環境でデジタルノートを管理していました。
Noteshelf 2やGoodNotes 5は、iPadにおけるベタ中のベタなノートアプリなので、言ってしまえば“よくある”パターンの環境と言えるはず。おそらく、こういうスタイルが主流な気がします。
私がこの環境をやめた最大の理由が、iPadで長時間ノートを取っていると目が異常に疲れるということ。そして、書きたいときにアプリを開くワンクッションが生じるもどかしさ。これらを感じたから、というわけです。
えーと、デジタルしすぎて紙のほうが楽だった…的な感じになるかなー!?
現在:BOOXメインでiPadサブな環境
そして、現在のスタイルは、
- メイン:BOOX + 純正ノートアプリ
- サブ:iPad(+ Apple Pencil) + Noteshelf 2 or GoodNotes 5
という環境でデジタルノートを管理しています。
E Inkタブレットである『BOOX』は、紙のような筆記感とiPadのようなデジタル感をフュージョンした、私にとっての理想形のペンデバイス。とはいえ、E Ink特有のモッサリ感や欲しい機能がまだ整っていないという観点から、iPadとノートアプリもサブ的に使っていたりします。
すでにこの時点でお察しですが、デバイスが2種類になってしまったことで、データの保管先が最低でも2つに分かれてしまっています。BOOXもiPadのノートアプリも、何かしらのクラウド(DropboxやiCloud Drive等)で同期できる機能はありますが、アプリ固有の制約も強く、うまくBOOX・iPad間を橋渡しするようなサービスはありません。
データが分散されて保管されている(= 一元管理されていない)気持ち悪さをずーーーっと抱えつつも、BOOXの最高の書き心地と紙感、iPadの使い勝手とシームレス感、この2つを捨てきれない。なので、冒頭の『ペンデバイス&ノートアプリ管理できない問題』に陥ってしまったというわけなのです。
…なるほど。
それぞれ得意不得意はあるものやもんね。
そうなんだよねー。
しかも、そのどっちもが好きだし捨てきれないっていう…ねー。
各ペンデバイスの良し悪し
簡単にですが、各ペンデバイス(といっても、iPadとBOOXだけですが)のメリット的要素とデメリット的要素を、簡単にですが箇条書きにしてみました。
私がiPadとBOOX(と各種ノートアプリ)を併用している理由にもなってくるのですが、同じタブレット的ペンデバイスであっても、得意不得意がまるで逆。
願わくば、もっと両者が連携できていればこんなに悩む必要はないのでしょうが、どちらも独立したエコシステムになってしまっています。なので、相互補完的に使っている。そして、結果的にデジタルノート自体の管理がカオスになってしまった…というおバカな結果になっているのです。
うーむ、我ながらバカスあーる。
デジタルノート一元管理フローチャート
そういうわけで、現時点での解決策…というか、どうにかしてデジタルノートのデータを一元管理しようとした結果が下のイラスト。
BOOXに加えて、reMarkable 2も買ってしまったので、E Inkタブレットはキャンパスノート的に使って(ノートを細かく分類せずひたすら書く)、一定の期間ごとにPDF化してDropboxに入れてしまうことにしました。PDF化したノート類は自分が分かるように(yyyymmdd形式で接頭辞をつける)して、アーカイブ化しておきます。
Dropboxに入れたPDF化したノート類を、iPadのノートアプリ(GoodNotes 5 or Noteshelf 2)に、まとめて全部インポート。なので、自分のデジタルノートはiPadで一元管理というわけです。
ついでに、紙で書いてしまったメモ類もDropboxでスキャンしてPDF化。そのままiPadのノートアプリでインポート。これでデジタル化した紙もスッキリ管理。ちなみに、GoodNotes 5とNoteshelf 2のどちらに軸足を置くか、これがまだ定まっていません。ひょっとしたら、もっと別のアプリにするかも……。
暫定版、ですわね。
今後の課題
- サイドノート的機能の補完
- ハイパーリンクの作成
- メモアプリとの連携
iPadとノートアプリ(GoodNotes 5 or Noteshelf 2)で、デジタルノートを一元管理するとなったときに、課題としてありそうなのがこれらの問題。
仕事柄、仕様書などもPDFで一元管理しようと考えているのですが、それらをまとめたノート(サイドノート)を作って管理するのかも考えどころ。GoodNotes 5やNoteshelf 2は、PDFにハイパーリンクが貼られていたら機能するのですが、自分からハイパーリンクをノート内に作成するのは無理っぽい。これがURLスキームオタクにはつらい。
こうなると、仕様書を1枚のノートにまとめたときに、どのソース(PDF)から引用したのか分からずにモヤモヤしそうな予感。理想はFlexcilのようなサイドノート機能が欲しいところ。これらは使ってみて…となりそうです。
まとめ「PDF化でiPadとBOOXを1アプリに集約させる」
今回話したことは、まだ未確定事項。なので、これからトライアンドエラーで自分にとってのデジタルノート管理の最適解を探していきます。
ふと思ったのですが、メモアプリやノートアプリの管理って、自分にとってのWikiをどう作って運営していくかというイメージな気がします。だからこそ、面倒だけど楽しいのかもしれません。いや、楽な方法をすぐに見つけたいけど……。
続くから分からないけど…続く(一応)ぞっ!
おまけ
FlexcilがiCloud同期できるなら、それが最適解な気がするんだよねー。まだβテスト段階なんだけど……。
論文や技術書もPDFで一元管理するなら、Flexcilがよさそうですわね。
そうなんだよー。
GoodNotes 5で技術書の管理は大変だからねー。
アプリ選びって、結構難しいやんね。
おわり
GoodNotes 5、Noteshelf 2、Flexcil…手を出しすぎたあーる。