- Amazon Music HDが高音質で聴けるポタ音環境が欲しい!
- ビットパーフェクトはもちろんLDACやバランス出力もしたい!
- スマホならXperia PRO-IでDAPならHiBy R5 Saberにする!
“ギーク的ポタ音構想”
Amazon Music HDを高音質で楽しむために、Xperia(Xperia PRO-I)かDAP(HiBy R5 Saber)を買おうと画策中。 ハイレゾ対応Bluetooth + バランス出力 でAll-in-Oneなポータブルオーディオ環境を考えてみます。


御意っ!

は、はぁ……。
目次
Amazon Music HD対応DAPの誘惑

いきなりですが、『Amazon Music HD』を軸とした、高音質かつ手軽に楽しめるポータブルオーディオ環境を構築しようと画策中です。

Amazon Music HD対応DAPの誘惑が…ね!

野暮ったさを感じるUIや、英語の曲名やアーティストを一部カタカナ表記にする気持ち悪さはある。とはいえ、気軽にハイレゾ音源が楽しめるAmazon Music HDというのは、やはり特筆すべきものがあり、非常に重宝しています。

だったら、Apple Musicにすればいいのにー。

うーん、リッピングした曲とライブラリが混ざるのが苦手なんよね。管理している曲のDRM制限もややこしくなるし……。

ハイレゾ音源は最大192kHz/24bitで提供されているし、空間オーディオ(立体音響技術)もDolby Atmosと360 Reality Audioの両方に対応している。しかも、サブスクリプション料金も、プライム会員なら780円/月(非プライム会員は980円/月)と破格。
ならば、その配信コンテンツを十二分に楽しみたい。そう思い始めたので、もっとプレーヤー側(スマートフォンやDAP)の環境にもこだわりたくなったというわけなのです。

iPhoneやAndroidで聴くには、Amazon Music HDは少々役不足ですよね。

うん、そうなんよ。
iPhoneはDACと併用すれば問題ないけど、LDACが使えない。多くのAndroid端末はSRC起因の出力制限があるから、オーディオ環境を組む気すら起こらない。…音源のポテンシャルを活かしきれてない感があるんよね。
『Xperia』と『DAP』で悩み中

Amazon Music HDで配信されている音源(最大192kHz/24bit)を考慮すると、プレーヤー単体でビットパーフェクト出力できるのが理想。
なので、候補としては『Xperia』か『DAP』のいずれか。この二択で悩んでいます。

どっちも買えば解決するあーる!

いや、予算的にNGで……。
多くのAndroid端末では、AOSPの『SRC(Sample Rate Conversion)』という仕様により、オーディオ出力が48kHz/16bitに制限される。
しかし、Android OSベースのDAPやXperia(最近のモデル)については、このSRCを回避し、ビットパーフェクト出力が可能となっている。なお、Android標準のオーディオインターフェースアーキテクチャについてはAOSP Core Topicsを参照のこと。
理想の環境と条件
- バランス出力(φ4.4mmバランス)
- ハイレゾBluetooth出力(LDAC + aptX Adaptive or UAT/UAT TWS)
Amazon Music HDの再生環境として、求めていることは上記の2つ。
とどのつまり、「ワイヤレスもワイヤードも抜かりなし」という感じです。

移動時はワイヤレスヘッドホン/イヤホンを使っていることが多いので、広義でのハイレゾ(JASのHi-Res Audio Wirelessではない)Bluetoothコーデックに対応しているのが理想。
LDACはAOSPに寄与されているので気にしなくてもよいとして、それ以外のハイレゾ対応Bluetoothコーデック(aptX AdaptiveやUAT/UAT TWS)に対応していると嬉しいところ。Bluetooth LE Audioに移行するまでは、1台のプレーヤーで凌ぎ切りたいので。

自宅や仕事場ではワイヤードイヤホンも使うので、通常のφ3.5mmアンバランスに加えて、バランス出力に対応しているのが理想。
バランス出力は手持ちのイヤホンの都合上、φ4.4mmバランスジャック搭載だと嬉しいところ。φ2.5mmバランスでもよいのですが、ケーブルを揃え直すのが面倒なのでして(φ2.5mmプラグの貧弱さも怖い)。

バランス出力を搭載したXperiaなんて存在しないですが、それはどうするのですか?

超小型のUSB DACを使う“チート”はアリってことで!
それぞれの構成案
[1]Xperia案(Xperia PRO-I + FiiO KA3)

- Xperia:Xperia PRO-I
- USB DAC:FiiO KA3
単純にDAP代わりにするのであれば、5万円以下で入手可能な『Xperia 10 III Lite』がベストなのですが、せっかくなので『Xperia PRO-I』をチョイス(Xperia 10 III LiteもXperia PRO-Iもビットパーフェクト対応)。
それに加えて、φ4.4mmバランス出力に対応させるべく、USB DACとしてFiiOの『KA3』も用意します。本当はもっと小型なUSB DACが理想なのですが、音が好みでなかったり、そもそもφ4.4mmバランス出力がなかったり…と紆余曲折した結果、KA3に行き着きました。
[2]DAP案(HiBy R5 Saber)

- DAP:HiBy R5 Saber
当初は少なかったものの、今となってはAmazon Music HDをビットパーフェクト出力可能なDAPは数多く存在しています。なので、選択肢は選り取り見取り。その中でも、『HiBy R5 Saber』が価格や使い勝手の観点から良さげと判断。
主要なBluetoothコーデックは抑えられているし、φ4.4mmバランス出力も搭載。Android搭載DAPだとSoC性能の低さからもっさり感が懸念されるのですが、HiBy R5 SaberはQualcomm Snapdragon 425ということなので、辛うじて許容範囲内という感じ。
ダイヤル式のボリュームも非搭載(HiBy製DAPのダイヤルはゆるい気がする)で、HiBy Music特有のUAT/UAT TWSコーデックも搭載。そして、何より音が好み。そういうわけで、わりとすぐにHiBy R5 Saberを候補に決めました。
どちらを選ぶべきか?

応答速度に不満ナシ
単体でモバイル通信可能
豊富なBluetoothコーデック
ワイヤード出力が貧弱
単体でバランス出力不可
ワイヤード出力が高音質
バランス出力完備
モバイル回線別途必要
動作速度に不安アリ
Xperia PRO-Iにするべきか。
HiBy R5 Saberにするべきか。
…これが悩ましき。
Xperia PRO-I + FiiO KA3 の組み合わせならば、ワイヤードでの音質にも不満は出なさそう。別でDAPを持つ必要もなく、超小型USB DACならば可搬性も落ちない。とはいえ、USB DACを使う“ズル感”が否めない。
HiBy R5 SaberはDAPの中ではミドルクラスだけど、音質的には不満もなく(むしろ良い)、何よりパワフルなワイヤード出力が期待できる。ただ、SIMが挿せないので、モバイルルーターを別途用意するなどの工夫が必要。
そういうわけで、気持ちはXperia PRO-Iに傾きつつも、もう少し考えてみます。

USB DACを使うなら、Xperia 10 III Liteでも…うーん。

でも、それだと面白みに欠けますなー。

…やんねぇ。
まとめ「この“沼感”が楽しいのです」

Amazon Music HDをどうやって高音質で聴くか。
たったそれだけのことなのですが、あれこれ考えるのが楽しいのです。これぞポータブルオーディオの沼であり醍醐味。どうでもよいなら、 iPhone + USB DAC でもビットパーフェクト出しできますから。

『DAP』で考えるなら、HiBy MusicよりもAstell&Kernのほうが、筐体の見た目も音も好みなんやけどね。
おまけ

で?Apple Musicは!?

リッピングした音楽とライブラリが混ざるのが嫌だから、ひとまず解約中なんよね。その代わりにiTunes Matchを契約してるんやけどね。

iTunes Match、懐かしいですわね。

…あ、iTunesの名残が。
おわり
All-in-Oneっていいよね!