- Ming-Chi Kuo氏「iPad mini 7の発売は2023年末以降」
- 主なアップデートは“プロセッサ刷新”のみの可能性大
- AppleのiPad miniシリーズの扱いは相変わらずおざなり
著名アナリストのMing-Chi Kuo氏曰く、「次期『iPad mini 7』の発売日は、 2023年後半 〜 2024年前半 」とのこと。現行の『iPad mini (第6世代)』が2021年9月発売と考えると、妥当な予想なのかもしれません。
ゼリースクロール現象については、海外でもかなり言われてますわね。
iPad miniって、ポテンシャルはあるのに随所に惜しさがあるんよね。
iPad mini 7の発売日:2023年後半 〜 2024年前半
Apple製品における的確な予想をすることでお馴染み、アナリストのMing-Chi Kuo氏。その同氏曰く、「次期『iPad mini (第7世代)』の発売は、2023年後半から2024年前半になる」とのこと。
現行のiPad miniである『iPad mini (第6世代)』が発売されたのが、2021年9月24日。ですので、仮に同氏の情報が正確なものだとすれば、製品サイクルとしては“約2年半以上”となります。
| 発売日 | 製品サイクル |
iPad mini (第1世代) | 2012年11月2日 | - |
iPad mini (第2世代) | 2013年11月12日 | 375日 |
iPad mini (第3世代) | 2014年10月22日 | 344日 |
iPad mini (第4世代) | 2015年9月9日 | 322日 |
iPad mini (第5世代) | 2019年3月18日 | 1,286日 |
iPad mini (第6世代) | 2021年9月24日 | 921日 |
歴代iPad miniシリーズの発売日を遡ってみると、2019年発売の『iPad mini (第5世代)』以降、かなりのスローペースで刷新されていることが分かります。
そこで、改めてMing-Chi Kuo氏の「iPad mini 7の発売は 2023年後半 〜 2024年前半 」という予想を、上表と照らし合わせて見てみると、現実的で妥当な線と言えるのではないでしょうか。
AppleのiPadファミリー製品は、無印・Air・mini・Pro、と合計4シリーズから構成されているのはご存じのとおり。このように、ひとくちに『iPad』といっても、実際は多岐にわたってシリーズ展開されているため、同シリーズの製品が毎年刷新されるほうが珍しいことだったりします。
近年の傾向だと、『iPad Air』と『iPad Pro』は、隔年で交互にリリースされていますわね。
iPad Airが、iPad Proと同じ『Apple M-Series』のプロセッサを搭載するようになったから、iPad Proから数か月遅れてiPad Airがリリースされる流れは、今後固定化されていくでしょうな。
iPad mini 7のアップデート内容:“プロセッサ刷新”だけの可能性
発売日に続けて、Ming-Chi Kuo氏は「iPad mini 7の主なアップデートは、プロセッサの刷新になる」とも仰っています。
詳細なアップデート内容については、発表が近づけば分かることなので、今のところは話半分で聞き流しておくのが妥当かと。正直、プロセッサが刷新されないことなんて“あり得ない”ことなので、筆者としてはそれ以外の情報が欲しいところではありますが。
専用の『Magic Keyboard Folio』とか、出てほしいやんね。
キーサイズとキーピッチが小さくなりそうだけど、やっぱり純正の物理キーボードは欲しいあーる。
そうそう、現行の『iPad mini (第6世代)』も、良デバイスなのは間違いないのですが、ポートレートモードにおける『ゼリースクロール(Jelly Scrolling)』が顕著に目立つことと、プロセッサがApple A15 Bionicなので『ステージマネージャ(Stage Manager)』に非対応なこと、これらについては少々残念だったりします。
同氏の情報によると、『iPad mini (第7世代)』では、従来の『Apple A-Series』ではなく、iPad AirやiPad Proに搭載されている『Apple M-Series』が搭載される可能性もあるとのこと。ただし、ゼリースクロール現象の改善については、言及されていませんでした。
筆者としても、iPad miniにも『Apple M-Series』が搭載されるのは大歓迎。ただ、Apple A-SeriesからApple M-Seriesに置き換わることによって、バッテリー駆動時間が短くなってしまわないのか、というのは気になるところ。物理的にバッテリーを搭載できるスペースがAirやProと比べると少ないため、何となくApple M-Seriesの搭載は見送られそうな気もしています。
『ステージマネージャ』に対応するのが理想だけど、まずは『ゼリースクロール』の改善を優先してもらいたいかなー!?
60Hz駆動でもよいですが、高品位な液晶パネルを採用してほしいですわね。
まとめ「iPad miniは“後回し”?」
Ming-Chi Kuo氏曰く、 2023年後半 〜 2024年前半 の可能性大。
今のところ、プロセッサの刷新が行われること以外は不明。
また、プロセッサは『Apple A-Series』ではなく、『Apple M-Series』が採用される可能性もあるとのこと。
歴代iPad miniシリーズの発売日を回顧して改めて思うのですが、Appleからすると、iPad miniシリーズの優先順位は低めなのでしょう。Mac miniもそうですが、“mini”と名が付くものの扱いのおざなりさよ。
ハイエンド8タブって、もはや『iPad mini』ぐらいしか存在しないから、もうちょっと注力してほしいのであーる。
おまけ
ま、発売されたら買うんだけどねー。
ええ、知ってました。
何だかんだ言っても、“代わりがない”のも事実やからね。
おわり
この2つは何とかしてほしいあーる。