- Xperia 1 IIのアップデート内容を総ざらいしてみた!
- Photo Pro・Cinema Pro・外部モニターappが目玉アプデ!
- 個人的には『いたわり充電』のバッテリー閾値設定がエモい!
細かいアプデが大きな進化。
SIMフリー版『Xperia 1 II《XQ-AT42》』にも、Android 11のアップデートが降りてきたので、その内容をまとめました。この進化は“日本イズム”なのです。ですなの。
…そ、そこ!?
マニアックですわね。
目次
Xperia 1 II × Android 11 update
docomo版・au版から少し遅れて、SIMフリー版の『Xperia 1 II《XQ-AT42》』にも、2021年3月18日より、Android 11とアップデートソフトウェアが配信されました。
当然、Android 11にアップデートしたのですよね?
もちろんであーるっ!
アップデート内容
■Android 11の新機能
- メディアコントロール
- スクリーンレコード
- ニアバイシェア
■Xperia特有の新機能
- Photography Proの機能追加
- Cinematography Proの機能追加
- Game enhancerの機能追加
- サイドセンスバーの機能追加
- 外部モニターアプリの搭載
- いたわり充電の機能追加
■その他のアップデート
- スピーカー音質向上
メディアコントロール
『メディアコントロール』は、Android 11に標準搭載されている新機能。
メディアコンテンツ(音楽・動画)再生時に、クイック設定パネルに表示されるコントールボックスのUIが刷新され、コントロールボックス上から再生中の曲操作や接続デバイスの切り替えが細かく行えるようになりました。
スクリーンレコード
『スクリーンレコード』は、Android 11に標準搭載されている新機能。
クイック設定パネルにあるスクリーンレコードをタップすると、画面収録が行えるようになる。なお、画面収録をした動画データはMP4形式で保存されます。
ニアバイシェア
『ニアバイシェア(Nearby Share)』は、Xperia 1 IIの場合はAndroid 11から搭載されるAndroid OSの新機能(ニアバイシェア自体はGMS対応のAndroid 6以降でサポート)。
ニアバイシェアは、BluetoothやWi-Fi Directを利用して、Android端末間でのファイル等のやり取りができる機能。いわゆる、AppleのAirDropのAndroid版です。
Photography Proの機能追加
専用のスチルカメラアプリ『Photography Pro(Photo Pro)』の新機能として、
- 撮影画面からのアスペクト比の変更
- 撮影モードに『MRモード(メモリーリコールモード)』の追加
…の2つが追加されました。
Cinematography Proの機能追加
専用のビデオカメラアプリ『Cinematography Pro(Cinema Pro)』の新機能として
- 4K HDR 120コマ/秒のスローモーション撮影
…が追加されました。
Game enhancerの機能追加
ゲームアプリを管理する『Game enhancer』の新機能として、ゲームアプリをGame enhancer内に集約させて、ホーム画面やアプリトレイから非表示にする機能が追加されました。
このゲームアプリの集約機能は、Game enhancerアプリ内のゲームアイコンの収納をオンにすると有効化されます。
サイドセンスバーの機能追加
ジェスチャーで操作するアプリランチャー『サイドセンスバー』の新機能として、サイドセンスバーをフローティングさせて、画面内の任意の位置にアイコンを設置することができるようになりました。
サイドセンスバーのフローティングアイコン化をするには、
『設定』アプリ → 画面設定 → サイドセンス → 操作位置の設定 → 操作位置の内側を操作する → 画面の内側を操作する
…として、表示されたサイドセンスバーを画面の内側にドラッグさせれば有効化されます。
外部モニターアプリの搭載
Android 11から完全新機能として、『外部モニター』というアプリが追加されました(デフォルトではオフになっているので、設定アプリからオンにする必要あり)。
この外部モニターアプリとUSB Video Classに対応したHDMI変換アダプターを利用することによって、Xperia 1 IIを外部モニターとして利用することができます。
いたわり充電の機能追加
バッテリー保護機能『いたわり充電』に、バッテリー閾値を80%・90%に制限する『常時』というモードが追加されました。
いたわり充電は日本イズム
Android 11アップデートで、Photo ProやCinema Proの機能強化や、外部モニターアプリの追加など、嬉しい新機能が数多く追加されました。特に、外部モニターアプリの追加は、Xperia Proライクに使える新機能として、多くのXperia 1 IIユーザーが注目しているはずです。
そんなアップデート内容の中でも、個人的に一番感動したのが『いたわり充電』機能に、バッテリー充電の閾値が設定できる機能が追加されたということ。
『いたわり充電』といえば、VAIOでおなじみのバッテリー保護機能。名前は違えど、Let's noteやThinkPadなど、数多くのWindowsノートパソコンに採用されていたりします。それくらい、バッテリーの充電に閾値を設定して過充電を保護するというのは、パソコンの世界ではメジャーな機能ということなのです。
ところが、そのバッテリー充電の閾値設定機能というのをスマートフォンの世界に目線を移すと、ほぼほぼ対応しているメーカーや機種がなくなってきます。スマートフォンは電源を挿しっぱなしで長時間使うことはない、という考えなのでしょう。ただ、今回のXperia 1 IIでは、それをAndroid 11になって対応してきた。この意義は大きく、エモみをもの凄く感じています。
『いたわり充電』という名前もそうですが、スマートフォン1つにも、このようなバッテリー保護機能をしっかりと組み込んでくるあたりが、実に日本メーカーらしいと感じる部分だったりします。ぜひ、この機能はXperiaシリーズの伝統機能として受け継いでいってほしいところです。
Xperia 1 IIを買ってよかったと思える要素がまた増えたのであーるっ!
スマートフォンにも過充電保護機能は欲しいですものね。
他社でも接客的に採用してもらいたいやんね。
まとめ「Xperia 1 IIはAndroid 11で名機度が上がった」
Xperiaシリーズの中でも、この『Xperia 1 II』というのは間違いなく名機に入るでしょう。そして、その名機度(?)が、Android 11のアップデートで増したということなのです。
Android 11のアップデートで、Android標準機能だけでなくXperia独自機能が数多く追加されたところに、SonyのXperia愛が伝わってきます。特に、『いたわり充電』はその極みであり、日本メーカーらしいイズムが、そこにはあるのです。
これからが楽しみになる進化ではないか!ではないか!!
おまけ
最近、すっかりiPhone 12 Pro Maxよりも、Xperia 1 IIを使ってるんだよねー。
Apple信者やのに!?これは破門やね!!
今度はXperia教…ですわね。
おわり
『いたわり充電』のバッテリー閾値設定、これだけでご飯が3杯食べられーるっ!