WindowsのリカバリーUSB(回復ドライブ)作成方法 –8・8.1・10対応版–

WindowsのリカバリーUSB(回復ドライブ)作成方法 –8・8.1・10対応版–
サイト内の外部リンクはアフィリエイト広告を含む場合があります(詳細はプライバシーポリシーを参照)
記事のポイント
  • Windows 8/8.1/10でリカバリーUSBを作成する!
  • リカバリーUSB = 回復ドライブ だぞ!
  • パソコンが故障する前に作成しよう!

購入したら即作成!

最近のパソコンには『リカバリーディスク』が付属していないことが大半。すると困るのが“もしも”が起こったとき。なので、パソコンが故障する前に『リカバリーUSB(回復ドライブ)』の作成方法を紹介します。

二条ねこ

HDDが壊れちゃう前にリカバリーUSBを作ろうぞっ!

まの

HDDとSSDに換装するときもリカバリーUSBが必要ですからね。

二条ねこ

そうそうっ!
とにかくすぐ作っておきべきだよー!

今回の目的

今回の目的は、Windowsで回復ドライブを作成すること。

今回の目的は、WindowsのリカバリーUSB(回復ドライブ)を作成することです。

二条ねこ

Windows 8/8.1/10に対応させた記事だよー!

なお、WindowsではリカバリーUSBのことを『回復ドライブ』と呼ぶのですが、馴染み深い『リカバリーUSB』のほうで本記事では呼んでいます。

リカバリーUSB作成に必要なもの

■リカバリーUSB作成に必要なもの

  • USBメモリー(USB 2.0接続・32GB以上)

必要なものはUSBメモリーだけです。フラッシュメモリーなら何でもOKなので、ポータブルSSDでも大丈夫です。

ただし、USB 2.0接続容量が32GB以上のフラッシュメモリーにリカバリーUSB(回復ドライブ)を作成してください。

32GB以上でないとダメな理由

リカバリーUSB(回復ドライブ)の容量が32GB以上必要なのは、Windows 10リカバリー領域が約20GBあるからです。

Windows 8.1のリカバリー領域。

Windows 8.1のリカバリー領域。

Windows 8.1のリカバリー領域は、合計約14GB。
これだと16GBのUSBメモリーでも大丈夫な気がしますが、実は16GBのUSBメモリーの“本当の容量”は14.7GBです。なので、微妙に容量が足りなかったりします。(GBとGiBの関係

Windows 10のリカバリー領域。

Windows 10のリカバリー領域。

Windows 10のリカバリー領域は、合計約20GB。
当然、16GBのUSBメモリーでは足りません。メーカーによって前後することが多いリカバリー領域なので、容量は多いに越したことがありません。

USB 2.0接続でないとダメな理由

USB 3.0以上のUSBメモリーでリカバリーUSB(回復ドライブ)を作成すると、リカバリー時にエラーが出ることがごくまれにあります。

現在ではリカバリー時にエラーが出ることは少なくなりましたが、念のためにUSB 2.0接続のフラッシュメモリーを使うことをおすすめします。
もし、USB 3.0以上のフラッシュメモリーでリカバリーUSB(回復ドライブ)を作成している場合は、USB 2.0接続のUSBハブ経由でリカバリーを行えば大丈夫です。

USB 2.0接続で容量が32GBのUSBメモリーは、以下のようなもの。私はBUFFALO製のを使うことが多いです。

リカバリーUSBを作成する方法

■リカバリーUSBを作成する手順

  1. USBメモリーを接続。
  2. 『回復ドライブ』を起動。
  3. ウィザードに従って回復ドライブを作成。

【手順1】USBメモリーを接続

用意したUSB 2.0接続の32GB以上のUSBメモリーをパソコンに接続します。(USB 3.0接続のUSBメモリーは、USB 2.0ハブ経由で接続)

【手順2】『回復ドライブ』を起動

次にWindowsの『回復ドライブ』アプリを起動します。

■『回復ドライブ』起動方法

  • Windows 8/8.1:チャームバーの検索ボックスで「回復ドライブ」と入力 → 『回復ドライブ』を選択
  • Windows 10:タスクバーの検索ボックスで「回復ドライブ」と入力 → 『回復ドライブ』を選択

【手順3】ウィザードに従って回復ドライブを作成

あとは『回復ドライブ』のウィザードに従って、リカバリーUSB(回復ドライブ)を作成していくだけです。

なお、Windows 8/8.1/10のどのバージョンでも同じ方法になっています。また、回復ドライブ作成時には、ほかのUSBメモリーやSDカードは取り外しておきましょう。

回復ドライブの作成を開く。

回復ドライブの作成を開く。

回復ドライブの『回復ドライブの作成』が開いたら、

  1. チェックを入れる
  2. 次へをクリック

します。

チェックの文言が、Windows 8/8.1(回復パーティションをPCから回復ドライブにコピーします。)とWindows 10(システムファイルを回復ドライブにバックアップします。)では微妙に違いますが、意味は一緒なので気にしなくてOK。

回復ドライブに作成先を選択。

回復ドライブに作成先を選択。

リカバリーUSB(回復ドライブ)の作成先を確認し、次へをクリック。

回復ドライブをUSBメモリーに作成。

回復ドライブをUSBメモリーに作成。

リカバリーUSB(回復ドライブ)に使うUSBメモリーは、自動的にフォーマットされます。

そのことが確認できたら、作成をクリック。

回復ドライブの作成中。

回復ドライブの作成中。

リカバリーUSB(回復ドライブ)の作成には、30分〜1時間ぐらいかかるので、終了するまでそのままにしておきます。

回復ドライブが作成完了したらUSBメモリーを取り外す。

回復ドライブが作成完了したらUSBメモリーを取り外す。

この画面が表示されれば、リカバリーUSB(回復ドライブ)の作成は完了です。

完了をクリックし、USBメモリーを取り外しましょう。

二条ねこ

これでリカバリーUSB(回復ドライブ)が作成できたよー!

補足

リカバリーUSBの使い方

リカバリーUSB(回復ドライブ)の使い方は、普段のリカバリー領域を使ってのリカバリー方法とほぼ大差ありません。

Windows 8/8.1の場合
  1. スタート(Windowsアイコン)をクリック。
  2. 設定をクリック。
  3. 設定アプリの『PC設定』で、保守と管理をクリック。
  4. 回復をクリックし、『PCの起動をカスタマイズする』の今すぐ再起動するをクリック。
  5. 自動的に再起動し、『オプションの選択』でデバイスの使用をクリック。
  6. 『デバイスの使用』でEFI USB Device(ない場合はUSB○○)をクリック。
  7. オプションの選択画面に戻る。
  8. 『オプションの選択』でトラブルシューティングをクリック。
  9. 『トラブルシューティング』でPCを初期状態に戻すをクリック。
  10. リカバリーが開始される。
Windows 10の場合
  1. 『Windowsの設定』を開く。
  2. 更新とセキュリティをクリック。
  3. 回復をクリックし、『PCの起動をカスタマイズする』の今すぐ再起動をクリック。
  4. 自動的に再起動し、『オプションの選択』でデバイスの使用をクリック。
  5. 『デバイスの使用』でEFI USB Device(ない場合はUSB○○)をクリック。
  6. オプションの選択画面に戻る。
  7. 『オプションの選択』でトラブルシューティングをクリック。
  8. 『トラブルシューティング』でドライブから回復するをクリック。
  9. リカバリーが開始される。

もし、Windowsが起動しない場合(SSDに換装した場合など)は、UEFI(BIOS)を開き、USBブートで起動するように設定を変更しましょう。

二条ねこ

UEFIの開き方は、基本的にメーカーのサイトに掲載されているよっ!

まとめ「回復ドライブは事前に作っておくべし!」

まとめ「回復ドライブは事前に作っておくべし!」

最近のWindowsパソコンはリカバリーディスクは最初からついていません。なので、自分でリカバリーUSB(回復ドライブ)を作らないといけません

リカバリー領域はHDDやSSD内に入っているので、パソコンが故障してからでは遅いです。なので、リカバリーUSB(回復ドライブ)は、パソコン購入と同時に行っておきましょう!

二条ねこ

転ばぬ先の杖ですなー!

この記事で紹介したガジェット

おまけ

まの

意外と面倒で作らなかったりするのですよね。

さたえり

う…うち、作ってないかも。

二条ねこ

気持ちは分かるけど、やっぱりリカバリーUSBは作っておくべしべしっ!

おわり