それでも”Z”を待つぞ…!
数少なくなった国内PCメーカー。その中でもVAIOはファンが多く、検討しているイメージです。ただ、『VAIO Z 2018』が一向に発表されません…。
目次
『VAIO Z 2018』が全然出ない…
SONYは…いや、VAIOのフラグシップPCといえば、『VAIO Z』ですよね。
しかし、そんな”フラグシップ”であり、”モンスターPC”であるVAIO Zですが、発売から2年が経過したのにもかかわらず、未だにフルモデルチェンジはありません。
現行のVAIO Zが発売されたのは、2016年2月です。2017年モデルは発表されませんでしたので、そのまま継続して販売されています。
ちょっとずつリニューアルしているように思えるのですが、BEAMSとのコラボや、Mercedes-Benzとのコラボをしているだけで、大きな仕様の変化はないようなのです。これって、延命措置じゃない…よね。
『VAIO Z Canvas』は1代限りでディスコンだったから、『VAIO Z』もそうならないといいけど…(泣)
現行のVAIO Zが”時代遅れ”な理由
決してVAIO Zを非難しているわけではありませんが、どうしても”時代遅れ”と感じてしまうことが2つあったので、これから書いていきます。
今は手放しちゃったけど、全く同じモデルを発売されてすぐに買ったんだよ〜!
CPUが2世代前
現行のVAIO ZのCPUを見てみると、『Core i7-6567U』と『Core i7-6267U』となっています。
つまり、VAIO Zに搭載されているCPUは”第6世代”のものです。
2018年6月時点では、第8世代のCoreシリーズがローンチされていますので、2世代も前のものになるのです。正直、ここは刷新して欲しいところ。
USB Type-C”非”搭載
さらに2016年発売のモデルということもあり、なんとVAIO Zには『USB Type-C』端子はありません。
しかも、USBも”3.1規格”ではなく、”3.0規格”止まりです…。
VAIO ZのSSDは超高速でハイスペックなものを搭載しているのに、ほんっともったいないぃいいい!!
2016年当初では、確かにUSB Type-Cは珍しいものでした。
しかし、2018年現在では、”あって当たり前の端子”です。これではプロダクトの寿命が短くなってしまうことが、大いに予想できてしまいます。
CPUが『VAIO S』に負けている
先程も少し触れたのですが、VAIO SシリーズはCPUがしっかり”第8世代”のものに刷新されています。おそらく、このシリーズはビジネスや法人向けに、一定の売れる見込みがあるからでしょう。
ところが、対する”フラグシップモデル”のVAIO Zは第6世代のCPU…。
じゃあ、別の比較サイトだー!
VAIO Sに搭載されている『Core i7-8550U』と、VAIO Zに搭載されている『Core i7-6567U』を比較してみると、『Core i7-8550U』のほうが33%高速になっているようです。
それだけじゃなく、『Core i7-8550U』は4コア8スレッド(『Core i7-8550U』は2コア4スレッド)で、キャッシュも2倍、RAMもDDR4に対応と、大幅なスペックの違いがあります。
しかも、DDR3からDDR4になってるから、RAMも高速になってるし…。
こんな感じで、CPUはVAIO Sの完全勝利と言わざるを得ない状況になっています。
VAIO Sには『USB Type-C』がある
今やスマホやPCにあって当たり前の端子となった『USB Type-C』ですが、実はVAIO Sにはしっかりと搭載¹されています。
そのタイミングで『USB Type-C』が搭載されたんだよ〜♪
つまり、フラグシップにはない『USB Type-C』がしっかりと、VAIO Sには搭載されているのです。
これって、かなりZユーザーからすると、歯がゆい思いをしているはずです…。
¹一旦は採用されたのですが、現行モデルで”廃止”されたようです。情報提供ありがとうございました。にしても、廃止は時代錯誤では…。
VAIO Sには『VAIO TruePerformance』がある
さらにさらに、VAIO SにはCPUをコントロールするVAIO独自機能である『VAIO TruePerformance』が搭載されているのです。
この『VAIO TruePerformance』というのは、CPUを管理するシステムのことです。一般的なPCにも同様の機能は搭載されているのですが、この『VAIO TruePerformance』ではさらにチューニングを重ね、最大限のパフォーマンスを長時間持続できるようになっているそうです。
こちらはVAIO公式のプロモーションを兼ねたベンチマーク動画です。
ハイパフォーマンスをさらにハイパフォーマンスにするこの技術、できればVAIO Zにも搭載して欲しいところ…。
総評:フラグシップは…VAIO Sになる!?
こんな感じで、VAIO ZはVAIOのフラグシップでありながら、VAIO Sに負けている部分が多々あります。やはり、発売が2016年初頭というのがボトルネックになっている印象です。
もちろん、カタログスペックには現れない高級感や質感は、VAIO Zのほうが勝っている部分もあります。ただ、CPUがレガシーであったり、RAMがDDR3なのは正直いただけない印象を受けます。
でも、VAIO Sも質感が高いんだよねー。
MacのようにVAIOは、リークや噂になったりすることはまず有りえません。私のようなVAIO Zファンは、もうしばらく”待ち”になる日々が続きそうです…。
早く『VAIO Z 2018』が発表されて欲しいですね。
おまけ
噂やリークが出るだけでも羨ましいもんっ!
おわり