【自作PC】SSDのSLC・MLC・TLCの違いは?購入するならどれがいい?

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@atticponzuです!眠っていたWindows Vistaのノートパソコンを復活させようと考えていて、ついでだからSSDに換装しようとしています。そこで今日のネタは、SSDの種類と実際に組み込むならどれが良いかの解説ですっ!

そもそもSSDとは?NAND型フラッシュメモリとは?

それでは、そもそも「SSD」がどういう物かを先に説明したいと思いますっ!

SSDとは、ソリッドステートドライブの略です。HDDは皆さん聞いたことがあると思います。SSDの最大の特徴は、HHDのように物理的に動くものが入っておらず、NAND型フラッシュメモリに記憶させるというところです。

それでは、NAND型フラッシュメモリとは一体なんなの?という話になってくると思います。

NAND型フラッシュメモリ(ナンドがたフラッシュメモリNANDフラッシュメモリ)は、不揮発性記憶素子のフラッシュメモリの一種である。 NOR型フラッシュメモリと比べて回路規模が小さく、安価に大容量化できる。 また書き込みや消去も高速であるが、バイト単位の書き替え動作は不得手である。

*Wikipediaより引用。

上記の文章は、Wikipediaから引用したものになります。・・・一体何のこと?って思う人も少なくないと思います。

NAND型フラッシュメモリとは、上の画像で言うと、黒くていっぱい並んでいるそれです。ここにデータを保存していくのですが、USBメモリがいっぱい並んでるんだと思ってもらえばいいと思います。

SSDには種類が3つある!

実はSSDには大きく分けて、3つの種類が存在するのです!

それが今回のトピックである、「SLC」・「MLC」・「TLC」のことなのです!

先に結論から書いておくと、

  • 価格:「SLC」<「MLC」<「TLC」
  • 性能:「SLC」>「MLC」>「TLC」
  • 寿命:「SLC」>「MLC」>「TLC」

そうなんです!お金さえ気にならなければ「SLC」が一番良いんです!・・・が、現在の主流は「MLC」か「TLC」になってます。

それも踏まえて、これからそれぞれの説明をしていきたいと思います!

SLC (Single Level Cell)

「SLC」はシングル・レベル・セルの略になります。じゃあ、何が「シングル」なのかというと、データを記録する「記録素子」というものがあるのですが、その「記録素子」1つにつき1ビット(データの最小単位)のデータを格納するのです。だから、SLCなのです!

SLCのメリット・デメリット

  • 読み書きの速度が早い
  • 書き換えの可能回数が多い(約10万回)
  • 価格が高い

記録素子1つ=データ1つ、なので読み書きの速度は一番速いです。また、耐久性も信頼性も高いです。反対に大容量化にかなり不向きなので、非常に高価です。

▼高すぎる・・・

見てもらえれば分かるのですが、上の画像は価格コムの「容量が多い順」で並べたものです。なんと、128GBという今やデファクト・スタンダードとなった容量が、7万円台です・・・はい、SLCはとてもじゃないけど個人では買えないです。

MLC (Multiple Level Cell)

「MLC」はマルチプル・レベル・セルの略になります。この「マルチ」は先程の理論でわかると思うのですが、「記録素子」1つにつき2ビットのデータを格納できるのです。

MLCのメリット・デメリット

  • 読み書きの速度はSLCに劣る
  • 書き換え可能回数は普通(5千〜1万回)
  • コスパは高い

おそらく現在の主流がこの「MLC」です。速度が「SLC」よりも落ちてしまうのは、2つデータを入れるので、「コントローラ」がデータを取り出すのに、「SLC」よりも多くの処理しないといけないからと思ってください。また、処理が多い分「SLC」よりも寿命は短いです。

▼これくらいなら・・・買える!

こちらも価格コムからですが、これくらいなら全然買えますね!

TLC (Triple Level Cell)

「TLC」はトリプル・レベル・セルの略になります。この「トリプル」は先程の理論でわかると思うのですが、「記録素子」1つにつき3ビットのデータを格納できるのです。「TLC」がSSDの中ではまだ新しい分野になります。安いフラッシュメモリ(SDカード)はここに含まれます!

TLCのメリット・デメリット

  • 読み書きの速度がSSDはの中で一番遅い
  • 書き換え可能回数は少ない(1千〜5千回)
  • 価格は非常に安価

昔は、「TLC」を選ぶメリットはありませんでした。PCに組み込んで使うにしては、信頼性や速度が低かったからです。ただ、SAMSUNGの技術向上等で「TLC」もそこまで悪くなくなった印象です!

▼安い!テラバイトなSSDも余裕!

はい。例にも漏れず価格コムです。ご覧いただければ分かるのですが、非常に安いです!最初の「SLC」と比べれば天と地ほどの価格差だと思います!

今回のまとめ

今回は「SSD」の種類について説明してみました!自作PCは奥が深いので、一日で語れないのですが、いつかたくさん記事が書ければって思いますっ!

ちなみに、私は「MLC」にしようと思います!・・・ただ、ここでは説明してないのですが、Vistaくん、SATA2なんだよね。「TLC」でもいいかなぁ笑

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