
- 真のAirモデル『12インチMacBook』の復活希望!
- Apple Siliconプロセッサーがある今こそ出すべき!
- MacBook AirやiPadは代替にはならないのです!
“復活の噂は現状ナシ”
Appleビンテージ製品の対象になった、初代『12インチMacBook』。Apple Siliconで省電力化・高性能化を果たした今こそ、新型をリリースさせて“1kg切りMac”を復活させてほしいのです。


『iPad Pro』 + 『Magic Keyboard』 では?

- MacBook Airは名前のわりに軽くない
- 13″はフットプリントが若干大きい
- iPadOSはmacOSの代替にはならない
…のであーる。
目次
復活希望の12インチMacBook

2015年に初登場し、2019年に販売終了した、『12インチMacBook』。
12インチという絶妙なサイズ感と920gという軽量な質量から、販売終了から約2年が経過する現在でも、復活が多く望まれているモデルです。12インチMacBookユーザーだった私としても、このモデルは名機だと思っていますし、多くの人と同じく復活を望んでいます。

Apple Siliconで復活しちくりー!
初代12インチMacBookはビンテージ

12インチMacBookには、
- Early 2015年モデル
- Early 2016年モデル
- 2017年モデル
が存在していました。
当然、いずれの12インチMacBookもすでに生産終了にともない、入手不可となっているのですが、このうちEarly 2015年モデルについては、Appleの『ビンテージ製品』のリストに入っています。

Image:Apple
種別 | 期間 | 概要 |
ビンテージ製品 | 販売終了から5年以上7年未満 | ハードウェアサービス終了 (部品があれば対応可能) |
オブソリート製品 | 販売終了から7年以上 | ハードウェアサービス不可 (部品自体の発注も不可) |
Appleの言う『ビンテージ製品』の対象になると、Appleや公式サービスプロバイダで修理を受け付けてくれなくなる可能性が出てきます。とはいえ、部品の在庫が残っていれば、修理対応も可能なようです。いずれにせよ、ここがサポート切れのポイントというわけなのです。
そのビンテージ製品の対象になっているのは、2015年に発売された初代12インチMacBook。おそらく、今後2年以内には、すべての12インチMacBookがビンテージ製品の対象になると、計算上予想できます。

発売が1年ずつだったので、ビンテージ入りも1年ずつ…というわけですね?

そうなのであーる。
MacBook ≠ MacBook Air

12インチMacBookがラインナップから消えた今、MacBookファミリーで最軽量な製品は『13インチMacBook Air』となっています。しかし、このMacBook Air、全然“Air”じゃないのです。

…どういうこと?

それはスペックを見れば一目瞭然なのであーるっ!
MacBook (Intel・2017) |
MacBook Air (M1・2020) |
MacBook Pro (M1・2020) |
|
画面サイズ | 12インチ | 13.3インチ | 13.3インチ |
画面解像度 | 2,304×1,440 | 2,560×1,600 | 2,560×1,600 |
本体サイズ | 280.5×196.5×3.5–13.1mm | 304.1×212.4×4.1–16.1mm | 304.1×212.4×15.6mm |
本体質量 | 920g | 1,290g | 1,400g |
MacBookファミリーのサイズ比較
そういうわけで、MacBookファミリーのサイズ感を表にしてみました。…どうですか!?

そうなのです。13インチMacBook Proと比べれば、さすがに軽量な13インチMacBook Airですが、12インチMacBookと比べてしまうと…370gもヘビーなのです。
13インチMacBook Airの1,290gという質量自体、同サイズのWindowsノートPCから見ると、もはやAirでも何でもなくなっています。ハッキリと言ってしまうと、13.3インチで1,290gは軽いどころかやや重い部類に入ってきます。

同じく13.3インチで世界最軽量を謳う、富士通(FCCL)『LIFEBOOK UH-X/E3』は634g。13.3インチの2-in-1コンバーチブルノートPC、HP『HP Elite Dragonfly G2』は989g。
もはや、MacBook Airの質量で“Air”と言ってもよいのであれば、世の中にある多くのWindowsノートPCも“Air”を名乗れる状態に陥ってしまっています。

でも、最新のApple M1搭載モデルやんね?

筐体設計自体がIntelモデル時代の使い回しだから、数年間デザインが変わってないんだよねー。
2022年にはフルモデルチェンジされた、新型MacBook Airがリリースされるとの噂もあります。ただ、そんな“AirだけどAirじゃない”状況だからこそ、本当のAirである12インチMacBookの復活が望まれるわけなのです。
MacBook ≠ iPad Pro + Magic Keyboard

もし、Appleが12インチMacBookを意図的に復活させないようにしているとするならば、それは iPad Pro + Magic Keyboard という存在があるからだと邪推してしまいます。
次期『iPadOS 15』ではマルチタスキングが強化され、よりmacOSライクに使うことができると言われています。なので、サイズ感がかぶってしまう、12インチMacBookは不要と考えているのかもしれません。

Image:Apple
とはいえ、iPadOSはファイルの扱いに制約が強く、いくらUIが洗練されようとも、作業内容によってはMacに比べて、はるかに作業効率が落ちることは目に見えています。
iPadがキーボードとトラックパッドにネイティブ対応するようになって久しいけれど、それはあくまで外観上が似ているだけ。使い勝手や向いているベクトルは、まったくもって別なのです。

そもそも、MacBookとiPadを同列に考えようとするのが間違ってる気がするんだよねー。iPadはiPadとしての地位が確立されてるわけだしっ!

iPadにMagic Keyboardを装着したからといって、macOSになるわけではないですものね。
新型12インチMacBookへの要望

■要望
- Apple Silicon搭載
- エントリー機相応の価格
- シザーキーボード採用
- Thunderbolt 4搭載
- USB-Cポートの増加
もし新型12インチMacBookが今後リリースされるのであれば、Apple Silicon搭載モデルとなるのは確定でしょう。と言うよりも、Apple Siliconがある今だからこそ、12インチMacBookを復活させる意味と意義があるのです。
復活の際の要望なのですが…12インチMacBookはすでに完成されたモデルだと思っているので、正直これと言って望むようなものがなかったりします。
ただ、USB Type-Cポートが1基だけというのは使いづらいので、最低でも2基は欲しいところ。また、Thunderbolt 4の転送プロトコルにも対応していただきたい。現行のApple Siliconである『Apple M1』でもThunderbolt 4ポートは2基搭載できるので、Apple M1X(と言われる次期Apple Silicon)を搭載していなくても別に気になりません。むしろ、そこでまごつくぐらいなら、早々に復活させてくれたほうがありがたいのでして。
そうそう、キーボードに関しては、バタフライ構造キーボードは絶対に復活させないでください。これのせいで何度MacBookを修理したことか……。

バタフライ何某は…もう見たくないのであーる。

完全にトラウマになってるんやね……。
まとめ「Apple M2でMacBookは復活すべき」

復活は…すぐにはしなさそうな『12インチMacBook』。
ただ、復活の可能性はゼロではないと思いますし、Apple Siliconという最高のお膳立てもあります。来年にはApple M2搭載のMacBook Airがリリースされるとも言われているので、そのタイミングでこっそりと、新型12インチMacBookが出てくれると嬉しいのです。来年に期待なのです。ですなの。

MacBook Airに12インチ枠を作るのでもアリっ!
おまけ

Sidecarを使ってiPadと連携できる今こそ、12インチMacBookが活きてくると思うのであーる。

Apple Siliconなら、以前のような非力さもありませんものね。

そうなんだよねー。
機動力と高性能を兼ね備えた、理想のMacBookって感じが…ね!

うんうん、いいかも!!
おわり
『MacBook Air』ではダメなん?