ThinkPad X1 Foldの価格が20万円台まで値下げしてる話

ThinkPad X1 Foldの価格が20万円台まで値下げしてる話
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記事のポイント
  • ThinkPad X1 Foldの直販価格が20万円台に突入!
  • フォルダブル × ペン対応 × Lakefield は唯一無二!
  • 後継機種が出ずに終わりそうなので買うか迷い中!

“後継機が出るかは微妙”

世界初のフォルダブルPC、Lenovo『ThinkPad X1 Fold』の直販価格が20万円台に突入しています。初値が約40万円だったことを考えると、かなりお手頃になってきたので…迷いどころなのです。

二条ねこ

希少な『Lakefield』搭載PCなのであーる!

まの

x86版big.LITTLEですわね。

さたえり

幻のSurface Neo向けCPU…だっけ!?

ThinkPad X1 Foldの価格改定

ThinkPad X1 Foldの価格改定

LenovoThinkPad X1 Foldは、2020年10月13日に発売された、“世界初”のWindows 10搭載フォルダブルPC。

発売当時のLenovo直販価格は399,300円(税込)〜。高い技術力を要するフォルダブルデバイス(しかも本機はデジタイザーペンによる手書き入力対応)ということもあり、なかなか手が出しづらい価格設定になっていました。

ThinkPad X1 Foldの価格改定

Image:Lenovo

ところが、発売から約10か月が経過したこともあり、2021年8月24日時点で、Lenovo直販価格が290,224円(税込)〜にまで、かなり値下げして販売されています。

もちろん、この価格でもWindows PCの中では高額な部類に入ってきます。しかし、発売当初の価格が約40万円ということを考慮すると、やっと手が届くか届かないか…というところまで値下げしてくれたという印象を受けます。

二条ねこ

ThinkPadは価格変動が凄いからいつが最安値かの見極めが難しいけど、30万円を切ってくれたし、そろそろ買い時な感じはするんだよねー。

まの

この価格なら、という許容範囲ギリギリな感じがしますわね。

唯一無二なThinkPad X1 Fold

唯一無二なThinkPad X1 Fold

このThinkPad X1 Foldは、世界初のフォルダブルPCという触れ込みで登場したデバイス。

それだけでも充分なインパクトなのですが、他社がThinkPad X1 Foldに追随して、新たにフォルダブルPCをリリースしたという話は出てきていません。つまり、“世界初”でありながら“唯一無二”な存在として、発売から約10か月が経過しようとしている今もなお、その異彩を放ち続けているのです。

二条ねこ

開発に5年かかった…とかとか!

まの

大和研究所恐るべしですわね。

フォルダブルなのにペン対応

フォルダブルなのにペン対応

ディスプレイ部の耐衝撃性が低いとされるフォルダブルデバイス。

しかし、ThinkPad X1 Foldはフォルダブルディスプレイを採用しながら、デジタイザーペンによる手書き入力やお絵描きに対応しています。

フォルダブルなのにペン対応

フォルダブルディスプレイ採用デバイスでデジタイザーペン対応といえば、先日発表されたばかりの『Galaxy Z Fold3』があります。そのGalaxy Z Fold3に先んじてデジタイザーペンに対応していたのが、このThinkPad X1 Foldというわけです。

ちなみに、ThinkPad X1 Foldは『Wacom AES』というデジタイザーペンのプロトコルに対応しています。

Wacom AESプロトコル対応なので、筆圧感知もパームリジェクションも対応。なお、Lenovoでは、ThinkPad X1 Fold用の純正デジタイザーペンとして、Lenovo Mod Penというデジタイザーペンが用意されています。

Galaxy Z Fold3のS Penが『EMR』か『AES』で評価は変わる

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2021年7月21日

『Galaxy Unpacked August 2021』斜め読み + 完走した感想

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2021年8月12日

希少なLakefield搭載機

希少なLakefield搭載機

ThinkPad X1 FoldのTech的に面白い点として、CPUに『Intel Core i5-L16G7』という、コードネーム『Lakefield』のものが搭載されていることが挙げられます。

このLakefieldというCPUライン、そもそもはSurface Neo向けに開発されたものでした。しかし、肝心のSurface Neoが未発売のまま行方不明になってしまい、ThinkPad X1 FoldとGalaxy Book Sぐらいしか採用されなかった希少かつ不憫なCPUだったりします。ちなみに、IntelはLakefield製品の生産終了を2021年7月にアナウンス済。

ここだけ聞くと、ただのCPUの話なのですが、この『Lakefield』は、x86版big.LITTLEとも形容できるARM対抗CPUなのです。この点が非常に興味深いわけでして。

希少なLakefield搭載機
Intel Core i5-L16G7
Code Name Lakefield
プロセスルール 10nm
コア数 5
スレッド数 5
ベースクロック周波数 1.40GHz
最大クロック周波数 3.00GHz
キャッシュメモリ 4MB
サポートメモリ LPDDR4X-4267
グラフィックス Intel UHD Graphics

Intel Core i5-L16G7のスペック

ThinkPad X1 Foldに搭載されている『i5-L16G7』(Lakefield)は、

  • Big core的コア:Sunny Cove ×1(Core系)
  • Little core的コア:Tremont ×4(Atom系)

…というCPUコアの構成になっています。

上記のスペック表や、5コアのうち4コアがAtom系ということからもお察しのとおり、CPUにハイパフォーマンスを望むものではありません。その代わり、圧倒的な省電力性(とロマン)と手にすることができたというわけなのです。

後継機種が出ない予感

ThinkPad X1 Foldの後継機種が出ない予感

あくまで予想なのですが、『ThinkPad X1 Fold』は1世代限りの単発的なデバイスになる予感がしています。つまり、後継機種は出なさそうということ。

もし、後継機種が出るとするならば、Lakefieldの流れを汲む『Alder Lake』を搭載してくるだとうとは思うのですが、Alder LakeはLakefieldと異なり、高性能市場にも提供されるCPUとのことなので、どことなくコレジャナイ感が拭えなかったりします。

それよりいっそ、再設計してSnapdragon搭載…とも思ったのですが、そこまでしてThinkPad X1 Foldにこだわってくるイメージもなかったり……。

そのようにあれこれ考えていくと、ThinkPad X1 Foldは瞬間最高風速的にリリースされたプロダクトだと思ってしまうわけなのです。つまり、確保するなら在庫があるうち。そう、悩んでしまうわけでして。

二条ねこ

でも、Alder Lakeが出るタイミングで、フォルダブルPCが各社からリリースされる話もあったり…なかったり……。

さたえり

煮え切らない結論やねぇ。

まとめ「この価格ならかなり悩む」

この価格ならかなり悩む

そういうわけで、ThinkPad X1 Foldの直販価格が30万円を下回ってきたので、確保すべきか非常に悩んでいます。

来たる、『Windows 11』とも相性が良さそうなデザイン思想ですし、後継機種が出るのか出ないのか微妙なことを考えると、より悩ましいことに……。

二条ねこ

もう少し値下げすれば…しないよねー。

ねこ氏『ThinkPad X1 Fold』をポチるか本気で悩む

ねこ氏『ThinkPad X1 Fold』をポチるか本気で悩む

2021年1月20日
この記事で紹介したガジェット

おまけ

まの

Lakefieldの生産終了がアナウンスされているのなら、このThinkPad X1 Foldもいつ打ち止めになるか分かりませんわね。

二条ねこ

Lakefieldの最終出荷日が2022年4月29日だから、あんまり時間は残されてない気が…うーむ。

さたえり

まぁ、価格が下がったと言っても、まだ30万円弱するわけやもんね。

二条ねこ

悩ましいのであーる。

おわり