【レビュー】AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』—USB PD 61WでノートPCに合うGaN充電器

【レビュー】AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』—USB PD 61WでノートPCに合うGaN充電器
記事のポイント
  • ノートパソコンにおすすめなUSB PD充電器!
  • 小型軽量で61W出力はとにかくちょうどいい!
  • USB-Cは1ポートなのでサブ的に使いたい!

OmniaでGaNなUSB充電器4つめ!

61W出力のUSB PD充電器、AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』をレビュー。窒化ガリウム(GaN)パワー半導体を独自カスタムした、『OmniaChip』搭載のUSB PD充電器な本機。Omniaシリーズ末っ子の実力は…いかに!

二条ねこ

60W超の小型USB PD充電器の決定版…なるかっ!?

まの

ノートパソコンを充電するのにちょうどいい出力ですからね。

さたえり

60W出力は激戦区ってわけやね!

AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』って?

AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』全体画像

AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』全体画像

Omnia 61W《PA-B2S》ってなに?

GaNベースのAUKEY独自開発『OmniaChip』を搭載した、最大61W出力のUSB PD充電器。USB-Cポートが1ポート構成。

7
  • 61W出力で世界最小クラス。
  • 61W出力で世界最軽量クラス。
  • 13″ノートパソコンの充電器として有用。
  • USB-CからQCが出ている。
  • USBは1ポートだけ。
二条ねこ

MacBook Pro 13″とかWindowsノートパソコン使いで、充電器を軽くしたいお!
…そんな人のための最適化されたUSB PD充電器なのであーる!

スペック表
製品名 Omnia 61W
型番 PA-B2S
メーカー AUKEY
最大出力 61W
インターフェース USB Type-C ×1
USB PD ○(USB PD 3.0)
急速充電
USB-C出力 USB PD 5V・3A
9V・3A
12V・3A
15V・3A
20.3V・3A
サイズ 45×45×30mm
質量 92g
備考 窒化ガリウム半導体採用

本体チェック

Omnia 61W《PA-B2S》前面

Omnia 61W《PA-B2S》前面

■インターフェース

  • LEDインジケーター ×1
  • USB Type-C ×1

Omnia 61W《PA-B2S》のサイズは、 45×45×30mm で、重さは92g。USB PDに対応したUSB Type-Cポートが1つ搭載されており、最大61W出力。同じ61W出力だと、Apple純正の『61W USB-C電源アダプタ』があるが、それと比べると遥かにコンパクト。これが、窒化ガリウムないし、OmniaChipの実力。

Omnia 61W《PA-B2S》のポート構成は、USB PDに対応したUSB Type-Cポートが1ポートのみ。つまり、充電器自体の最大出力である61Wが、まるまる1ポートで出力可能なシンプル構成。なお、LEDインジケーターは、Omniaシリーズ恒例のホワイトLED。

そうそう、海外では『Omnia 61W』という製品名ですが、日本では『61W Omnia充電器』や『オムニア 61W PD対応』となっています。なお、型番が日本では『PA-B2S』ですが、海外では『PA-B2』(日本でもプレス情報ではPA-B2)……うむむ、ややこしや。

二条ねこ

海外での呼び名と統一してほしいぞー!

Omnia 61W《PA-B2S》後面

Omnia 61W《PA-B2S》後面

■インターフェース

  • ACプラグ ×1

Omnia 61W《PA-B2S》の後面には、可動式のACプラグ(スイングプラグ)を搭載。

Omnia 61W《PA-B2S》上面

Omnia 61W《PA-B2S》上面

Omnia 61W《PA-B2S》の上面には、特に何もなし。

Omnia 61W《PA-B2S》下面

Omnia 61W《PA-B2S》下面

Omnia 61W《PA-B2S》の下面には、認証関係やUSB出力に関する仕様の記載があります。

当然、PSEマークがあります。そして、こちらも当然になりつつある、TÜV Rheinlandロゴマークもあり。いわゆる、最近のUSB PD充電器らしい作りという感じ。

Omnia 61W《PA-B2S》左面

Omnia 61W《PA-B2S》左面

Omnia 61W《PA-B2S》の左面には、おなじみの“AUKEY”ロゴタイプが刻印されています。

Omnia 61W《PA-B2S》右面

Omnia 61W《PA-B2S》右面

Omnia 61W《PA-B2S》の右面には、ロゴタイプの刻印なし。片面だけロゴがあるのは、AUKEYあるあるですね。

付属品チェック

Omnia 61W《PA-B2S》付属品

Omnia 61W《PA-B2S》付属品

■Omnia 61W《PA-B2S》の付属品一覧

  • ユーザーズマニュアル

Omnia 61W《PA-B2S》の付属品は、AUKEYおなじみのユーザーズマニュアルのみ。USBケーブルは付属していません。

Omnia 61W《PA-B2S》は、その製品名のとおり61W出力。なので、61Wでフル出力するためには5Aケーブルが必要になりますので、その点には注意してください。

AUKEY『Omniaシリーズ』USB PD充電器の比較と総まとめ

AUKEY『Omniaシリーズ』USB PD充電器の比較と総まとめ

2020年7月5日

ベンチマーク

二条ねこ

USB PD充電器の選び方については、こちらの記事からどぞー。

Vbus Hot

チェッカーで確認したところ、シンク(デバイス)未接続時にはソース(Omnia 100W《PA-B5》)から電圧がかかっていないことが確認できました。なので、こちらはVbus Hotではありませんでした。

Bridged CCs

USB-IF認証済のeMarkerチップ搭載の5Aケーブル(Anker PowerLine II USB-C & USB-C 3.1 (Gen2) ケーブル)を接続したところ、Omnia 100W《PA-B5》で接続が検出され、充電が開始されていました。

PDO

Revision Power Delivery 3.0
PDO 5V・3A
9V・3A
12V・3A
15V・3A
20V・3A

Omnia 100W《PA-B5》のPDO

Omnia 100W《PA-B5》のUSB PDのRevisionは、『Power Delivery 3.0』でした。また、テスターで確認したPDOは上表のとおり。スペックシート上は20.3V・3Aでしたが、テスター上では20V・3Aとの表示でした。これは、テスターの仕様かもしれません。

急速充電規格

USB Type-Cポート(USB PD)から、Apple 2.4A(Apple独自の急速充電規格)・Quick Charge・Samsung AFCが検出されました。(Huawei FCP・Huawei SCPは検出中に落ちたため未計測)

使ってみた

ちょうどいい最大61WのUSB PD出力

使いやすい60W超のUSB PD出力。

使いやすい60W超のUSB PD出力。

すでに、AUKEYのOmniaシリーズには、100W出力の『Omnia 100W《PA-B5》レビュー)』が出ていますが、そこまでの高出力は不要。ならば、この61W出力であるOmnia 61W《PA-B2S》がベストサイズなはず。

左:Omnia 100W《PA-B5》 右:Omnia 61W《PA-B2S》

左:Omnia 100W《PA-B5》 右:Omnia 61W《PA-B2S》
13インチのノートパソコンを充電するなら、本機のほうがアリ。

61W出力でも十分高出力ですし、MacBook Pro 13インチに代表される13インチクラスのノートパソコンならば、おそらく61Wで充電できるものが大半。“大は小を兼ねる”と言うが、大すぎても意味がないので、お手持ちのノートパソコンが13インチクラスなら、Omnia 61W《PA-B2S》のほうがアリ。

高出力で最小最軽量クラス

61Wに抑えていることもあり、とにかくコンパクトで軽い。

61Wに抑えていることもあり、とにかくコンパクトで軽い。

公式サイト曰く、今回のOmnia 61W《PA-B2S》は、窒化ガリウムパワー半導体を採用したUSB PD充電器としては、最小&最軽量になっているそう。確かに、実際に手に取ってみると…小さい。だけど、61W出力ができる。つくづく、テクノロジーの進化は凄いと思ってしまいます。

MacBook Pro 13インチの充電器が61Wなので、この出力は充電器の激戦区。

MacBook Pro 13インチの充電器が61Wなので、この出力は充電器の激戦区。

MacBook Pro 13インチの充電器が61Wということもあり、USB PD充電器界隈ではとりわけ激戦区になっている“61W”という電源供給量。

確かに、100WのUSB PDはロマンがあるけど、実際にはそんなに100Wを求める場面はなかったりします。しかも、一部ノートパソコンはUSB Type-Cから充電できたとしても、100Wを超える(USB PDの規格外)電力を求めるものも。そうなると、結局は専用の充電器を利用することになるので、そういう意味では61Wっていう出力はベストバランスだと判断しています。

GaN + α = OmniaChip

AUKEY独自のGaN半導体『OmniaChip』という未来。

AUKEY独自のGaN半導体『OmniaChip』という未来。

Omnia 61W《PA-B2S》には、高出力・小型軽量を支える『OmniaChip』という、窒化ガリウムパワー半導体(GaN Power IC)が採用されている。これこそ、未来。

二条ねこ

GaN、OmniaChip…未来ずらぁ。

OmniaChipは、AUKEYとNavitas Semiconductorの共同開発。

OmniaChipは、AUKEYとNavitas Semiconductorの共同開発。

OmniaChipとは、AUKEYとNavitas Semiconductor(窒化ガリウムパワー半導体のリーディングカンパニー)が共同開発した、窒化ガリウムパワー半導体(GaN Power IC)のこと。他社の窒化ガリウム採用のUSB PD充電器の大半が、『GaNFast』というものを採用しています。対して、こちらは専用チップ。

だからどう…と言われると、何とも言えないのですが、こういうところにロマンを感じるのがギークというものなのです。ですなの。

AUKEY OmniaChipとは?—Navitas共同開発の次世代GaN Power IC

AUKEY OmniaChipとは?—Navitas共同開発の次世代GaN Power IC

2020年7月13日

USB-Cポートは1つという割り切り

USB出力はType-Cが1ポートのみ。

USB出力はType-Cが1ポートのみ。

Omnia 61W《PA-B2S》のUSB出力は、USB Type-C(USB PD)が1ポートのみ

これは欠点でもあるが、1ポートと割り切ったからこそ、コンパクトになるという利点もある。要するに、長所は短所の裏返しであり、表裏一体なのです。この1ポートのみだが、最大61W出力できる…というところをうまく使うのがポイントでしょう。

ベタな使い方だけど、やっぱりノートパソコン専用充電器として使うが吉。

ベタな使い方だけど、やっぱりノートパソコン専用充電器として使うが吉。

私の使い方としては、とってもベタだけど、ノートパソコン(MacBook Pro 13インチ)専用のUSB PD充電器として使っています。なので、外で仕事を長時間する場合は、本機ともう1つ別のUSB PD充電器を持ち歩いています。

二条ねこ

サブのUSB PD充電器としては、出力とサイズのバランスが良い感じなんだよねー!

【レビュー】Apple『MacBook Pro 13インチ(2020)』—第10世代Coreと帰ってきたシザーキーボード

【レビュー】Apple『MacBook Pro 13インチ(2020)』—第10世代Coreと帰ってきたシザーキーボード

2020年5月24日

まとめ「61Wは13″専用のUSB PD充電器の証」

13インチノートパソコン専用USB PD充電器としておすすめ。

13インチノートパソコン専用USB PD充電器としておすすめ。

そういうわけで、AUKEY『Omnia 61W《PA-B2S》』のレビューを総括すると…

  • 61W出力充電器では小型軽量トップクラス
  • ノートパソコン充電器としておすすめのサイズ感と出力
  • サブの充電器として使うのがアリ
  • 急速充電規格の挙動は気になる

という感じでした。

61W出力のUSB PD充電器で、ここまで小さいのはとにかく凄い。これなら、13インチクラスのノートパソコン専用充電器として常用できそうな予感。

USB PDから急速充電規格が一緒に出ているので、そこが気になる人はいるかもしれません。最近のQuick ChargeはUSB PDに歩み寄っている感じですが、ユーザーとしてはUSB PDに統一してほしいところ。そうすれば、急速充電規格を気にして充電器を選ぶことはなくなるのに…ね。

二条ねこ

USB PDとQuick Chargeだけでいいのにー。

この記事で紹介したガジェット

おまけ

二条ねこ

USB PD充電器の最適解は…どこにあるのだーー!?

まの

USB PD充電器探しの旅は、まだまだ続きそうですわね。

さたえり

事務所に充電器が増えるから、そろそろ終わってほしいんやけどね……。

おわり