- 脳汁が出そうな最新ウェラブルデバイスを5製品探してきた!
- ウェラブルデバイスは自分の能力がエンハンスしたと錯覚させてくれる!
- ガジェットを一体化できるというのがギークの夢なのである!
人間の機能拡張デバイス。
今こそ最新ウェラブルデバイスが熱い!…と勝手に思っている私。そこで、ギーク的にそそられるウェラブルデバイス(= 自分自身におすすめしたい製品)を5つ探してみました。…これは沼である。
微妙に懐かしいネタを……。
某お寺の娘の口癖ですわね。
目次
最新ウェラブルデバイスが熱い
——2021年は最新ウェラブルデバイスが熱い!?
AR・VR・MR、ヘルスケア、スポーツ、エンタメ…と、さまざまなジャンルで活躍をしている『ウェラブルデバイス』。いわゆる、スマートグラスやスマートウォッチの総称です。
数年前までは、ちょっと変わったギークの御用達デバイスのような印象でした。ところが、市場や製品が成熟していったり、私たちの価値観が変化したことにより、ウェラブルデバイスを身に着ける非ギークも多くなってきました。特に、Apple Watchに代表されるスマートウォッチは、多くの人が当たり前のように使っている印象を受けます。
ウェラブルデバイスの中でも、とりわけスマートウォッチは、すでに市民権を十分に得ています。なので、ギーク的にはスマートウォッチを見ても、もはや“脳汁”が出るようなことはなくなりました。ところが、ウェラブルデバイスの世界も奥が深い。探せば、出るわ出るわの脳汁が溢れ出てしまうギークなウェラブルデバイスたち。そうです、今こそウェラブルデバイスが熱いのです。
ほかの人に「何それ?」って、言われるウェラブルデバイスが欲しいのであーるっ!
チヤホヤされたいんやね……。
未来ずら系ウェラブルデバイス
そういうわけで、見ていると脳汁が溢れ出てくるウェラブルデバイスをいくつか探し出してみました。
…という名の、自分自身が気になっていて、欲しい“未来ずら系”ウェラブルデバイスをセルフレコメンドしただけだったりします。
NrealLight - Nreal
■NrealLightとは?
スマートフォン接続型の両眼視タイプのXRグラス。Android内の専用アプリをNrealLightを通じて投影可能。6DoFのトラッキング対応。
スマートフォンやパソコンに接続するタイプの両眼視タイプのARグラスは今までいくつか出ているのですが、デザイン的にもソフトウェア的にも一番アリな気がしているのが、この『NrealLight』というスマートグラス。ちなみに、日本ではau Online Shopで購入可能。
Nebula 3D System through Nreal Light - YouTube
この手のARグラスにしては約7万円という価格はリーズナブル。ただ、公式ではXperia 5 IIとGalaxy Note20 Ultra 5Gの2機種しか対応していないことになっているのがネック。
NrealLightの仕様を見る限りは、SoCはQualcomm Snapdragon 855で、USB Type-CのDP Alt ModeとUSB PDに対応していたら大丈夫そう。…なのですが、勇んで購入すると事故りそうなので、その点で躊躇しています。私はGalaxy Note20 Ultra 5Gユーザーなのですが、au版じゃないのも懸念点。近いうちにau直営店に行って試してきます。
Magic Leap 1 - Magic Leap
■Magic Leap 1とは?
スタンドアローン型のXRヘッドセット。スタンドアローン型としては、316gとかなり軽量に作られている。6DoFのトラッキング対応。
スマートフォン接続型ではなくスタンドアローン型…となれば、面白そうなのが『Magic Leap 1』というXRヘッドセット。ちなみに、こちらはドコモオンラインショップで購入可能。
Spatial Computing for Enterprise with Magic Leap 1 - YouTube
NrealLightは手が届く範囲の価格設定だったのですが、このMagic Leap 1は30万円弱と、完全に法人向けの価格設定。個人でもドコモオンラインショップで購入できるのですが、おそらく開発者しか買わない気がします。
KDDIがNrealLightなら、NTTドコモはMagic Leap 1。この構図も面白いのですが、実はNreal社とMagic Leap社は訴訟問題で因縁のある関係だったりします。
MOVERIO BT-40S - EPSON
■MOVERIO BT-40Sとは?
スマートフォン接続型のARグラス。MOVERIOシリーズは数回モデルチェンジをしており、今回で第4世代となる。
第4世代のMOVERIOには、Android OS搭載コントローラーとセットの『BT-40S』と、スマートグラス単体の『BT-40』の2種類存在しています。どちらにしても、Androidデバイスに接続して利用するということについては変わりありません。
NrealLightとは異なり、こちらはピュアなARのビューアー的なデバイス。接続自体は、USB Type-CのDP Alt ModeとUSB PDを利用するので、対応デバイスがモダンなAndroidスマートフォンなら幅広く対応しているのは利点。なお、対応機種についてはこちらで確認が可能です。
▽BT-40S(Androidデバイス同梱版)
▽BT-40(スマートグラス単体版)
Tap Strap 2 - Tap Systems
■Tap Strap 2とは?
5本の指すべてにリングを装着して利用するウェラブルキーボード。マウス操作もキーボードでのタイピングも本機1台で可能。
カーソル移動もタイピングも全部指でやってしまおうというエポックメイキング感がたまらないのが、この『Tap Strap 2』というウェラブルキーボード。
Learning to Tap with TapGenius Learning System - YouTube
Tap Strap 2には光学センサーと加速度センサーが搭載されているのですが、これでキーボード操作をやらせようとする無理矢理感がギーク的にはたまらないところ(間違いなく挫折する)。
個人的に目論んでいるのが、このTap Strap 2を左手に装着して、IllustratorやCLIP STUDIO PAINTを使うときの左手デバイスとして活用すること。そして、NrealLightやMOVERIO BT-40Sのコントローラーとして使えないか、というもの。
Oura Ring - Oura
■Oura Ringとは?
睡眠トラッキングが可能なスマートリング。ヘルストラッキング用に心拍センサーや体温センサーを内蔵している。
スポーツ向けのウェラブルデバイスが多い中、健康管理に特化したウェラブルデバイスなのが、この『Oura Ring』というウェラブルリング。このOura Ring、一部界隈ではかなりの人気を博しているそう。
ヘルストラッキングをするだけなら、その手のウェラブルデバイスは数多あります。Apple WatchやGalaxy Watch、Fitbit…これらをすべて私は持っているのですが、総じて言えるのが、1日中装着し続けるのは意外と苦行だということ。特に睡眠トラッキングをするために、寝ている間もスマートウォッチを着用するのは気持ち悪すぎて断念しました。
このOura Ringは指輪型なので、寝ている間も違和感なく着けやすそうというのが個人的な狙い。Oura社曰く、トラッキング精度は一般的なスマートウォッチよりも高いそう。バッテリー持ちも1週間持つそうなので、ヘルストラッキングだけならOura Ringがベストな予感がしています。
なぜウェラブルデバイスを求めるのか
なぜウェラブルデバイスが欲しいと思ってしまうのか。それは、ガジェットを“持つ”ではなく“着る”という、ある意味での人間の体と一体化が可能という理由からなのです。分かりやすく言うと、人間そのものをガジェット化したいということ。
ウェラブルデバイスは人間そのものがインターフェースとなるので、自分の能力がエンハンスされる(されたと勘違いする)のです。スマートフォンやパソコンだと、どうしてもデバイスと人間との間に何か別の媒介するものがあったりするのですが、ウェラブルデバイスだと人間の延長線上にデバイスが存在している感覚に陥るわけなのです。
何よりガジェットを無意識レベルで常時携帯できるのがギークとしては最高すぎる。この感覚が染み付いてしまうと、きっとスマートフォンを持ち歩くのも煩わしくなるのかも。この未来感が欲しいからこそ、私はウェラブルデバイスを求めているのです。
Apple WatchにeSIMを挿して、それ自体が電話になるのも、どこか能力のエンハンス感があるんだよねー。
まとめ「ウェラブルデバイスは自己の能力を拡張させる」
とにかく未来を感じたい。
自己の能力をエンハンスさせたい。
…それを実現するのが、ウェラブルデバイスなのです。ですなの。
サイバー娘になりたいのであーるっ!
おまけ
今回登場したウェラブルデバイスを全部装着して、街中を闊歩したらかっこよきではないかっ!
職務質問されるやろうね、おそらく。
…ですわね。
おわり
未来ずら!未来ずらよ!!