- Chrome OSで開発環境を構築したいのでChromebookを探す!
- なぜWindowsでもなくMacでもなくChrome OSなのかを語る!
- Linuxコンテナも使えるならば文教向けにとどめるのがもったいない!
Linuxベースは開発マシンにいいかも。
右も左も開発環境はMac。それだとつまらないので、『Chromebook』を開発マシンとして欲しくなりました。AndroidもLinuxも動作するなら、Android Studioもいけるはず。そういうわけで、Chromebook探しの旅、始まります。
Linuxベースというのがキモですわね。
デザイン案件を伴わない開発案件ならアリやんね!
目次
開発マシンなChromebookが欲しい
主題のままなのですが、開発マシン(Docker・Visual Studio Code・Brackets等利用)として、『Chromebook』が非常に欲しくなり、本格的に探すことにしました。
ずっと文教向けイメージで避けてたけど、機は熟したぞっ!
3つのパソコン向けOS所感
ご存知のとおり、
- macOS
- Windows OS
- Chrome OS(Google Chrome OS)
という、3つのパソコン向けOS(Linuxディストリビューションを除く)が、コンシューマー向けOSとして存在しています。
これら3つのOSにおける、開発環境としての個人的所感を、開発マシンとしてChromebookを選んだ理由を話す前にちょっとだけ語っていきます。
あくまでわたしの意見だから、ネタ話と思ってくださりー。
macOS:デザインと一般的な開発とiOS App開発
■macOS所感
- UI・UX設計を伴う開発向け。
- iOS(iPadOS)App開発するなら必須。
- サーバーサイドの開発や保守が得意。
- 3DCG目的だとそこまで得意じゃない。
- ゲーム開発もそこまで得意じゃない。
私のmacOSのイメージとしては、グラフィックそのもののデザインすることやグラフィカルな開発に向いているという印象。
Web系(フロントエンド・バックエンド)の開発は、開発自体を支えるアプリ以外の豊富さや使いやすさから、とにかく右も左もMacというイメージ。また、iOS(iPadOS)を開発・ビルドするならMac環境は必須になるので、Web系やモバイルアプリを軸にしているならmacOSかなという感じです。
Windows OS:.NET系開発と3DCGとゲーム開発
■Windows OSの所感
- .NET系の開発をするのに最適。
- 3DCG系のソフトを使うのに向いている。
- ゲーム開発に向いている。
- iOS(iPadOS)は当然ビルド不可。
- イラスト制作を除くデザイン系に弱い。
お次に、Windows OS(Windows 10)のイメージとしては、3DCG作成・ゲーム開発・.NET系開発に向いているという印象。
私の中でのWindowsというOSは、Macが不得意としているのが得意で逆も然りというイメージ。Unix系ではなくWindows系のOSであることに、どのような意味や意義を感じるか。そこが分かれば、開発マシンとしてのWindowsが見えてくる気がしてます(私には見えてないポンコツ事実よ)。
Chrome OS:LinuxとAndroidでゴニョゴニョする開発
■Chrome OSの所感
- Linuxを軸とした開発向き。
- とにかく凄そう。
Chrome OS(Google Chrome OS)は…えーと……まともに触ったことがないので、Linuxコンテナの『Cronstini』を使って、ゴニョゴニョできるというぐらいしか把握できていません……。
とはいえ、Androidアプリも動くようになり、Linuxも使え、Android StudioもChrome OS上で動くと慣れば、Web系やAndroid系の開発マシンとして使える気がしています。グラフィック系の作業環境が整っていないことを除けば、Macっぽいかもしれません。
Chrome OSについての知見を深める必要がありそうですわね。
それでChromebookに手を出したいっていうのもあるんだけどねー。
私がChromebookを選ぶ理由
ここまで話してきた各OSと開発(と一部デザイン)についての所感を踏まえた上で、私が今回、Chromebookを探そうと動いた理由が下記のとおり。
■Chromebookが欲しい理由
- 比較的軽量な動作
- 開発マシンとしての有用性
- Linux(Cronstini)の存在
- Androidとの高い互換性
私はゲーム開発は一切しないので、「それだったらMacでよくない?」となりそうなのですが、macOS Catalinaが不安定でかつ重いのがネック。macOS Big Surで大きく変わりそうな感じはしますが、これだけお膳立てされたLinux環境があるならば、Chromebookも全然アリだと思ったわけです。
とはいえ、Chrome OSでは、デザイン関係の作業が私の業務内容だとこなせない(AI形式での納品が必須なのです)ことや、iOS(iPadOS)AppのビルドにMacが必要なことがあるので、ChromebookはMacのサブ…というか、Linux系開発特化マシンとしてチョイスしていきます。
初期のChromebookは文教向け感が強かったのですが、少し前からAndroidアプリも動作するし、OS統合型のLinuxコンテナも使えます。なので、ホビーユースでとどめておくのがもったいないくらいのポテンシャルをすでに備えているはず。その期待を込めてと、そろそろChrome OSに手を出したいということから、開発マシンとしてChromebookを探そうとしたのです。
このギーク感…これが欲しい理由っ!
いろいろ理由をつけてますが、結局はそこなのですわね。
開発マシンなChromebook候補
■求めるChromebookの条件
- キーボードが打ちやすいもの
- できるだけ質量が軽いもの
- CPUがIntel Coreプロセッサーのもの
開発マシンとしてChromebookを買おうとしているわけですが、CPUは開発環境を構築することを考慮して、ARMではなく、Intel Coreプロセッサー搭載モデルというのが絶対条件。開発に使うのだから、打ちやすいキーボードであることも当然ながら条件として入れています。
あとは、どうしてもMacも必要になってくるので、MacBook Proを一緒に持ち運んでも苦にならない軽さであってほしいところ。ただ、簡単に入手できて、かつIntel搭載モデルChromebookとなると選択肢が非常に少ない。なので、1.2kgぐらいを許容できるボーダーラインとして考えています。
【候補1】Google『Pixelbook Go』
CPU | Intel Core m3(8th Gen) Intel Core i5(8th Gen) Intel Core i7(8th Gen) |
画面サイズ | 13.3インチ |
サイズ | 311.0×206.3×13.4mm |
質量 | 1,061g(FHD) 1,090g(4K UHD) |
Google Pixelbook Goのスペック
まず1つめの開発マシン候補は、おなじみのおなじみなGoogle『Pixelbook Go』。ただ、日本未発売なので並行輸入するか、個人輸入をする必要アリ。
本当は2in1のChromebookのほうが、Androidアプリを試しやすそうということから、Pixelbook Goは候補外でした。ただ、持っている人に触らせてもらったら、キーボードの打ち心地が良かったので今回候補に。
そして、とにかくかわいい。かわいい!かわいい!!
Just Blackもクールだけど、Not Pinkが最高にかわゆい。ギーク女子的にはこういうカラーリングのラップトップが欲しいので、ただただその理由だけで迷ってます。
【候補2】Google『Pixelbook』
CPU | Intel Core i5(7th Gen) Intel Core i7(7th Gen) |
画面サイズ | 12.3インチ |
サイズ | 290.4×220.8×10.3mm |
質量 | 1,100g |
Google Pixelbookのスペック
2つめの開発マシン候補は、同じくGoogleから『Pixelbook』。当然のように日本未発売です。そろそろGoogleさん、Pixelbookの日本国内展開してほしい……。
Pixelbook Goと違って、Pixelbookは2in1ノートなラップトップ。しかも、デジタイザーペンにも対応していて、お絵描きにも使えるスグレモノ。これならPhotoshopぐらいなら、Chromebookでもいけそう。私はAdobe XDユーザーなのですが、これを機にFigmaにしようかな…Chromebookで動かしたいし。
関係ないけど、Chromebookでデザインすることを考えたら、アプリ選定からすべきかもですなー。
ただ、CPUが第7世代Intel Coreプロセッサーと、ちょっと古め。現時点での価格を考えると、手が出しにくいタイミングだったりします。
【候補3】Google『Pixel Slate』
CPU | Intel Core m3(8th Gen) Intel Core i5(8th Gen) Intel Core i7(8th Gen) |
画面サイズ | 12.3インチ |
サイズ | 290.85×202.04×7.0mm |
質量 | 731g |
Google Pixel Slateのスペック
3つめの開発マシン候補は、またまたGoogleから。『Pixel Slate』という、文字どおりのタブレット(スレート)タイプのChromebook。
Appleでいえば、iPad Pro。Windowsでいえば、Surface Pro。そんな感じなのが、このPixel Slate。デジタイザーペンも当然使えますし、別売りのキーボードを装着すればパソコンライクに使えます。
Googleがすでに、このPixel Slateでタブレット事業から撤退することを表明しています。なので、記念モデルとしても欲しいところ。元がタブレットなので、Androidアプリとの相性も良さそう。
【候補4】Samsung『Galaxy Chromebook』
CPU | Intel Core i5-10210U |
画面サイズ | 13.3インチ |
サイズ | 302.8×203.2×9.9mm |
質量 | 1,038g |
Samsung Galaxy Chromebookのスペック
4つめの開発マシン候補は、Samsungの『Galaxy Chromebook』という、Yogaるタイプの2in1 Chromebook。ええ、まだ日本未発売です……。
Samsungらしいデジタイザーペン(S Pen)に対応しており、ちゃんとペンが本体に収納できる点が素晴らしい。ちょっとサイズが大きい感じもしますが、約1kgという軽さが魅力的。問題は輸入したときの技適問題になりそう。
【候補5】ASUS『Chromebook Flip C436FA』
CPU | Intel Core i3-10110U Intel Core i5-10210U Intel Core i7-10510U |
画面サイズ | 14インチ |
サイズ | 319.5×208×13.76mm |
質量 | 1,150g |
ASUS Chromebook Flip C436FAのスペック
最後の開発マシン候補が、ASUSの『Chromebook Flip C436FA』という、これまた2in1タイプなChromebook。
キーボードが微妙という評価もあるのですが、デジタイザーペンも使えるので、他のChromebookが入手不可だったらこれかも。候補の中では唯一、日本で正規販売しているので技適の心配もないですし、関税や輸入時の送料を考えてくてもよいのが良いところ。
まとめ「開発的にもChromebookが日本で流行してほしい」
開発環境のお膳立てが揃ってきたChromebook界隈。ただ、とにかく日本で売られているChromebookの絶対数がやっぱり少ないのがネック。特にハイエンドになると、やっぱりまだまだ厳しい感じ。
できれば、Google純正のPixelbook GoやPixelbookを、日本で正規販売してほしいのですが、なかなか販売してくれないのが悲しい。もうちょっと候補の中から考えていきます…どうしよう。
うーん、もうちょっと考えーる。
おまけ
欲しい機種が、ぜーんぶ日本未発売なんだよねー。
Chromebookあるあるですわね。
技適問題があるから、よく調べないと手が出せないやんね。
そうなのであーる……。
おわり
調べれば調べるほど…キュンッ!