- Evernoteの代替メモアプリとしてUpNoteがおすすめ!
- アップデート更新頻度も高くてUI的にも違和感なく移行しやすい!
- シンプルなメモアプリとMarkdown記法を求めてる人にこそ!
これからに期待できるEvernote代替メモ。
Evernoteの代替アプリを探しているならば、『UpNote』というメモアプリが良き。もし、ファイルストレージやWebクリップのような用途で使っていないなら、UpNoteが結構おすすめなので紹介します。
Evernote信者のねこさんが、そんなことを言い出すとは。
大型UI刷新も、「うーん」な感じやもんね。
目次
Evernoteの改悪が酷い
私は約10年来のEvernote(有料版)超ヘビーユーザーで、とにかくEvernoteが大好き。企業理念に共感する部分もあり、Evernoteグッズをいくつか買い漁っていた時期もありました。
なので、あまり「改悪」と言いたくないのですが、2020年秋にあった大型アップデート後のEvernoteの出来の悪さを見てしまうと、改悪と言わざるを得ないというか、Evernote信者でも擁護できない酷さになっています……。
嘘だと言ってよ、バーニィ……。
■Evernoteの改悪ポイント
- 無料版でのWeb版の台数制限ができた。
- 日本語表示でのUIが崩れている。
- Webクリップがまともに使えない。
- 設定項目がほとんど触れなくなった。
- 変えたはずのUIがUX的に悪くなっている。
- マルチタブ表示できなくなった。
- ノートの一覧表示の設定項目が減った。
- 添付ファイルの扱いが変わってしまった。
ほんと、改悪ポイントなんて言いたくないけど、ずっとEvernoteを信じて有料版を使ってきたからこそ、「何やってるの……」と言いたくなってしまいます。UIを刷新してUXが悪化するって、Evernoteの運営自体が大丈夫なのかと、余計な心配をしてしまいます。
だから、Inkdropに乗り換えたわけですよね?
そうなのであーるっ!
私はソースコードも一元管理したかったから、メインのメモアプリにInkdropを選んだっていうのもあるんだけどね。
UpNote:Evernote代替としておすすめなメモアプリ
もし、Evernoteを単なるメモアプリとして使っている(ソースコードを貼ったり、Webクリップを使っていない)のであれば、『UpNote』というメモアプリが、Evernoteの代替アプリとしておすすめ。
リリース当初は日本語環境での利用でバグがあったのですが、現在はアップデートによりかなり改善しています。また、Evernoteと同じく、マルチOS対応(iOS・iPadOS・macOS・Windows OS)で、Android OS以外では問題なくデバイス間同期も利用可能。
UIもEvernoteに近い感じなので、Evernoteからの移行ハードルも低いはず。ちなみに、Evernoteからノートをインポートする設定もあるので、Evernoteユーザーが移行しやすいようにお膳立てされた感じ。
Evernoteの代替として使ってね感があるあーる。
UpNoteの利点
UpNoteを使い始めて3か月ぐらいになるのですが、実際に使ってみて良かった点を順番に紹介していきます。
独自クラウドでの同期
UpNoteはiCloudなどに依存するクラウド同期ではなく、独自のクラウドにメモデータが保存され、デバイス間同期ができるようになっています。ちなみに、サーバーはGoogle Firebaseとのこと。
Evernoteも独自クラウドでの同期なので、Evernote比でのメリットにはなりませんが、独自クラウドなのでデバイス縛りが生まれないのは大きなメリット。まずはEvernoteの代替アプリとして、“基本のキ”を押さえているという感じです。
アップデート頻度が高い
しばらく使っていて感じたのが、UpNoteのアップデート頻度の高さ。まだ若いアプリということもあるかもしれませんが、結構熱心にバグフィックスを行っている印象を受けています。
リリースしてからしばらく、日本語入力でのバグ(変換候補をTabキーで選択すると半角スペースが入るバグ)があったり、Markdown形式の文章をペーストするとレイアウトが微妙に変になってしまうバグがありました。
ただ、いずれもアップデートで解消済み。使っていて、まだ「あれれ?」と思う部分は残っているのですが、アップデート頻度の高さは安心感につながるので、個人的に好印象。
動作がEvernoteより軽い
これはEvernoteが重い…と言ってしまえばそれまでなのですが、Evernoteよりも軽快な動作をしてくれる点は嬉しいところ。いや、メモアプリは軽くて当然になってくれないと困るのですが……。
管理やUIがEvernoteライク
Evernoteの代替という意味でUpNoteをおすすめしたのはここ。デザインがEvernoteの代替として移行しても、違和感があまりないUIだという部分。
とどのつまり、ノートブックやメモの管理がEvernoteライクなお作法ということ。UIもEvernoteに共通する部分が多いので、1つ前のバージョンが好きなEvernoteユーザーなら、すんなり受け入れられるはず。
Markdown記法が一部使える
UpNoteは完全ではないのですが、少なくともEvernoteよりもMarkdownが利用可能です。私はInkdropのようなピュアなMarkdownが好みですが、より一般的に使うなら、UpNoteのようなMarkdownと普通のメモの間ぐらいがよいのかもしれません。
Markdown度合いだと、
Inkdrop > Bear > UpNote >>> Evernote
って感じかなー。
UpNoteが対応するMarkdownには、引用やコードブロックなどがあります。コードブロックはシンタックスハイライトを表示してくれるので、簡単なコードぐらいならUpNoteで書いてもよいかもしれません。
ノート間のリンク(URLスキーム)対応
これはアップデートで追加されたのですが、UpNoteでもEvernoteのようなメモ単位でのリンク(URLスキーム)を生成して、他のメモにリンクを貼付できるようになりました。これはURLスキームヲタの私的には大歓迎ポイント。
ただ、他のアプリからUpNoteのURLスキームを使って、メモを呼び出すのにはまだ非対応。ここがアップデートで対応すれば、Evernoteと遜色ないURLスキームの振る舞いをしてくれることになります。
ちなみに、Evernoteに勝っている点として、そのメモ(親)がどのメモ(子)にリンクしているのかを、親側のメモから確認できる機能が備わっています。これは他のメモアプリでも見ない機能なのですが、実際に使ってみると非常に便利な機能のひとつです。
アプリの買い切りに対応
UpNoteにはサブスクリプション契約もあるのですが、永続ライセンスを買い切ることも可能。これならサブスクリプションを避けているユーザーでも使えそう。
個人的には買い切りモデルは、サービスのサステナビリティーを心配してしまうので、買い切りアプリにこだわってはいないタイプ。ただ、サブスクリプションが苦手なユーザーも少なくないので、これはこれでアリなのかも。
特にEvernoteを無料版で使っていたユーザーなら、買い切りスタイルのUpNoteが合っていると言えそうです。
Keep-Window-on-Top機能
ちょっと面白い機能として、『Keep-Window-on-Top』という機能がUpNoteにはあります。これはEvernoteにはない機能。そして、他のメモアプリでも見ない機能。
Keep-Window-on-Top機能をオンにすると、オンにしたメモが常に一番前のウィンドウとして表示されます。付箋系のアプリなら、たまに見かける機能ですが、メモアプリに搭載されているのは結構珍しめ。UpNoteは付箋アプリとしても、使えなくはないということです。
まとめ「Evernoteの代替としてUpNoteは大アリ」
改悪と言われても仕方のないアップデートが続く、Evernoteさん。そんなEvernoteの代替メモアプリとして、UpNoteは結構おすすめ。
Evernoteの代替としては、Notionを選ぶ人も多そうですが、シンプルさを求めるならUpNoteのほうが向いているかと。Notionは仕事で使ってるのですが、使いこなすまで結構苦労するイメージなので……。
もし、開発メモやWebクリップのような用途でEvernoteを使っていないのなら、ぜひUpNoteを試してみてください。ちなみに、開発メモとして本格的に使うならInkdropのほうがおすすめです。
Android版も出れば…本当にEvernoteの代替になるかもっ!?
おまけ
それにしても、Evernoteが心配あーる……。
ユーザー離れが加速しないとよいのですがね。
フリーミアムモデルなのも、Evernoteの足を引っ張ってる要因やと思うんよね。
うーむ……。
どこかのタイミングで、完全なサブスクリプションモデルにすべきかもですなー。
おわり
改悪と言われて、言い返せないレベルになってしまったEvernoteさん……。