2021年こそ自作PC宣言!——40万円で“Ryzen × Razer”な構成を考える

2021年こそ自作PC宣言!——40万円で“Ryzen × Razer”な構成を考える
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記事のポイント
  • 今度こその今度こそで自作PCを2021年は作ります!
  • RyzenとRazerをコンセプトにした赤と緑のPCを作る!
  • 無理すると作らなくなるので半年かけて作ります!

3度目の正直…今度こそ!

2021年は“本当に”自作PCをすると決めたので、そのパーツ選定と構成についてのお話。第4世代Ryzen(Zen 3)が凄い…とのことで、“Ryzen × Razer”のコンセプトで数年ぶりの自作PCを再開していきます。

さたえり

自作PCやるやる詐欺師のねこちゃん!

二条ねこ

今度はするっ!初AMDだもん!!
Intel、Apple Silicon…と来たら、AMDも触りたいのであーる。

まの

本当に作ればよいのですが……。

コンセプト:Ryzen × Razer

コンセプト:Ryzen × Razer

——自作PCのコンセプトは“Ryzen × Razer”だ!

CPU界隈もここ数年で大きな動きを見せています。数年前までは右も左もIntelという、従来どおりのIntel帝国でした。それが、AMDの大躍進とApple Siliconの登場により、ガラリと世界地図が塗り替わりました。Bloombergによると、Microsoftすらも自社製のCPU(SoC)を、Surface向けに開発するとの報道も。RISCかCISCか…という命令セットアーキテクチャの戦いも含めて、とにかくワクワクする時代に突入したと言えるのではないでしょうか。

特に自作PC界隈では、「AMDのZen 3がIntelを超えたぞ!」という仲間の声がチラホラ……。ただ、私はMacをメインで使っているので、AMDのCPUとは無縁の生活を送っています。

Ryzenが凄いらしい。Zen 3はIntelを圧倒する性能らしい。…この情報を耳にするたびに、AMD製CPUで自作PCを組みたいと思うようになったわけです。そんな折、ASRockがRazerとコラボしたマザーボードを出すという情報と、Razer純正のPCケースが発売されたとの情報が。それなら、話題のRyzenと大好きなRazerで自作PCを組もう、そう思ったわけです。

二条ねこ

Macユーザー的には、縁のない第4世代Ryzenの性能が気になるんだよねー。

まの

AMD製CPUはIntelに比べて安価な傾向がありますし、予算を組み立てやすいメリットもありますよね。

さたえり

これはひょっとして、PCゲームを始めるフラグ!?

二条ねこ

ゲームは考えてなかったけど、せっかくだから考慮したいあーる!

自作PCパーツ構成

そういうわけで、Ryzenを軸とした自作PCパーツ構成を考えていくのですが、自作PCがHaswell世代で止まっている私。自作PCの“リハビリ”を兼ねてパーツ構成を考えています。なので、現役バリバリのユーザーからすると、おかしな部分があるかもしれませんが、そこはご愛嬌を……。

さたえり

今、保険をかけたやんね。

まの

…ですわね。

PCケース:Razer『Tomahawk ATX』

Razer Tomahawk ATX
フォームファクタ Extended-ATX
ATX
Micro-ATX
Mini-ITX
拡張スロット数 7
対応ラジエータ 最大360mm
対応GPU 最大384mm(長さ)
対応PSU 最大210mm(奥行き)
インターフェース USB 3.2 Gen 1 Type-A × 2
USB 3.2 Gen 2 Type-C × 1
3.5mmステレオミニ × 2(マイク × 1・コンボ × 1)
サイズ 235.4×475×494.6mm
質量 13.5kg
備考 Razer Chroma RGB対応

Razer Tomahawk ATXのスペック

PCケースはRazer『Tomahawk ATX。最初からRazerをコンセプトにしようと考えていたので、個人的にはこれ一択。

今まで、RazerコラボのPCケースはありましたが、Razer Tomahawk ATXは純正PCケースになっています。だからどう、というのはないのですが、“純正”という響きに飛びつきたくなる感じがあったり……。PCケースとしてはミドルタワーで、最近のPCケースらしく、フロントベイはありません。そこ代わりにコンパクトという感じ。

マザーボード:ASRock『X570 Taichi Razer Edition』

ASRock X570 Taichi Razer Edition
フォームファクタ ATX
チップセット AMD X570
対応CPU AMD Ryzen 5000 series
AMD Ryzen PRO 4000G series
AMD Ryzen 3000 series
メモリスロット 4(DDR4 UDIMM・最大128GB)
マルチGPU ○(NVIDIA SLI・AMD CrossFire)
備考 Razer Chroma RGB対応

X570 Taichi Razer Editionのスペック

マザーボードも“Razer縛り”。なので、ASRock『X570 Taichi Razer Editionを選択。初自作PCはASRock製マザーボードだったので、特に心配することはありません。変態かつ信頼と実績です。

スペック的に気になるところをかいつまむと、有線LANがKillerの2.5GbE(Killer E3100G)を搭載しているところがツボ。理想はもっと高速なイーサネットポートが欲しかったですが、個人的にKillerブランドが好きなので満足。そういえば、Killerブランドは、現在Intelのものになっているとかとか。

ちょっとだけバックパネルインターフェースが寂しい感じがするので、Thunderbolt 3を拡張したい(Thunderbolt 3 AIC R2.0利用)ところ。それにしても、AMDマザーボードにもThunderboltが搭載できる時代が来ていたのですね…隔世の感。

CPU:AMD『Ryzen 9 5950X』

AMD Ryzen 9 5950X
コアアーキテクチャ Zen 3
コア数 16
スレッド数 32
クロック周波数 3.4GHz〜4.9GHz
L2キャッシュ 8MB
ソケット Socket AM4
TDP 105W

Ryzen 9 5950Xのスペック

メインディッシュであるCPUは、AMD『Ryzen 9 5950X。大人気すぎて入手性が凄い(悪い)ことになっていますが、せっかくなので絶対にこれにします。

私が自作PCを初めてしたときのAMD製CPUと現在のAMD製CPUは、もはや別人のようなもの。Intelのプロセスルールに頭打ち感があるかも……。そう思ってはいたけど、AMDがここまでメインストリームになるとは。IntelもAMDも好きなメーカーなので、こうやって競い合ってくれると嬉しい限り。

GPU:ASRock『Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OC』

ASRock Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OC
GPU AMD Radeon RX 6800 XT Graphics
クロック周波数 1,875MHz〜2,310MHz
RAM 16GB(GDDR6)
Serial bus PCI Express 4.0 x16
映像出力 DisplayPort 1.4 ×3
HDMI 2.1 ×1

Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OCのスペック

グラフィックカード(グラフィックボード)はASRock『Radeon RX 6800 XT Phantom Gaming D 16G OC…なのですが、これは暫定的な選択にしています。

この“暫定”としている理由は、Thunderbolt 3を拡張するカード『Thunderbolt 3 AIC R2.0』を、内部Mini DisplayPort接続で行いたいから。ASRockさん、PCケース内部向けにDisplayPort出力できるGPU、どこにあるのですか……。

RAM:G.Skill『F4-3600C16D-32GTZNC』

G.Skill F4-3600C16D-32GTZNC
RAM 32GB(16GB ×2)
DRAM規格 DDR4 PC4-28800
クロック周波数 3600MHz

F4-3600C16D-32GTZNCのスペック

RAMはG.Skill『F4-3600C16D-32GTZNC。単純に、評判が良くて光るから…というのもありますが、最新のAMD Ryzenに最適化していると謳っている安心感から選びました。

SSD:Samsung『SSD 980 PRO《MZ-V8P1T0B/IT》』

Samsung SSD 980 PRO《MZ-V8P1T0B/IT》
ROM 1TB
NAND Samsung V-NAND 3bit MLC(TLC)
キャッシュ 1GB(LPDDR4)
Serial bus PCI Express 4.0 x4(NVMe1.3c)
フォームファクタ M.2(Type 2280)
TBW 600TB

SSD 980 PRO《MZ-V8P1T0B/IT》のスペック

SSDはSamsung『SSD 980 PRO《MZ-V8P1T0B/IT》。転送速度もそうですが、Samsung製SSDの信頼性は高いと思っているので、特に理由が出てこなければSamsung製のものを選ぶ予定です。

このSSD 980 PROは、公称値で最大7,000MB/sの読み出し速度が出るとのこと。書き込みだと、5,000MB/s。…知らない間にSSDって、ここまで速くなっていたのですね。ある意味怖い。

電源ユニット:Super Flower『LEADEX Platinum SE 1000W』

Super Flower LEADEX Platinum SE 1000W
最大出力 1,000W
フォームファクタ ATX
BTX
80 PLUS認証 80 PLUS Platinum
備考 フルプラグインコネクタ

LEADEX Platinum SE 1000Wのスペック

電源ユニットはSuper Flower『LEADEX Platinum SE 1000W。私はCorsairの電源ユニット派なのですが、今回は評判が良いSuper Flower製を選んでみます。

電源ユニットの容量は大きいほうがいい…と偉い人に言われたような気がするので、ゆとりがある1,000Wを選択。80 PLUS Platinum認証済なので、かなり電源効率も良さげ。グラフィックカードが定まってないので、1,000Wぐらいの電源ユニットを選んだほうが失敗しなさそうというのもあります。

CPUクーラー:Cooler Master『MASTERLIQUID ML240L V2 RGB』

Cooler Master MASTERLIQUID ML240L V2 RGB

CPUクーラーはCooler Master『MASTERLIQUID ML240L V2 RGB。今回の主役はRazerなので、メーカーロゴの主張が少ないもので、冷えそうな簡易水冷を選びました。

OS:Microsoft『Windows 10 Pro』

Microsoft Windows 10 Pro

OSはMicrosoft『Windows 10 Proにしました。DSPでもよいのですが、縛りのないリテールパッケージ版を選んでみます。でも、32bit版は使わない予定……。

まとめ「総額40万円だけど…半年かけて作るぞ!」

まとめ「総額40万円だけど…半年かけて作るぞ!」

自作PCのパーツ構成をおさらいすると…

ということで、約40万円という予算組みになりました。

こんな値段を一度に組むのはできないので、半年かけて地道に作っていこうと画策中。その模様を2021年はお届けできれば…と思っています。今度こそ、作りますぞ!

二条ねこ

3度目の正直…いざ参らんっ!!

この記事で紹介したガジェット

おまけ

まの

有言実行、お願いしますよ?

さたえり

せっかくやし、連載のネタとして見たいからね?

二条ねこ

こうなったらやるしかないあーる!
Intel入ってないPC…作るぞー!!

おわり