- Under Armourの『スマートシューズ』が2023年末で製造終了
- 専用アプリ『MapMyRun』との連携が2025年3月末で終了
- デバイス依存度の高い製品やサービスには“終了リスク”が伴うもの
Under Armourから、スマートシューズ製造終了(2023年末)、専用アプリ『MapMyRun』との連携サービス終了(2025年3月31日)、という通達が届きました。つまり、事実上の“撤退”となります。


ASICSやORPHEなどの競合他社の動向にも注目ですわね。

というか、Stravaが強すぎるんよね。
Under Armourがスマートシューズから撤退
2023年1月18日、Under Armourから、1通のメールが届きました。
そのメールの内容から、Under Armourがスマートシューズの製造を終了し、対応アプリである『MapMyRun』とのスマートシューズ連携もできなくなることが判明。
要するに、Under Armourはスマートシューズ事業から撤退するようです。
①スマートシューズの製造終了

Image:Under Armour
- 2023年末
Under Armour製スマートシューズは、2023年末を以って、製造終了とのこと。
スマートシューズ市場に参入している企業の中でも、Under Armour製品は種類が豊富かつ安価で、筆者も含めてユーザー数はそれなりにいることが予測されます。
製造終了後は、アウトレット品として市場に数多く流通することが想像できます。しかし、専用アプリである『MapMyRun』との連携が2025年3月31日に終了することが決定しているので、スマートシューズとして利用できる期間が限られていることについては、あらかじめ理解しておく必要があります。
②『MapMyRun』との連携終了

Image:App Store
- 2025年3月31日
スマートシューズと専用アプリ『MapMyRun』との接続および連携は、2025年3月31日を以って終了します。
アナウンスによると、MapMyRunアプリ自体は継続して利用可能とのこと。ただ、スマートシューズとの連携ができなくなると、このアプリを利用する意義が消滅するので、利用できたとしても…という感じも。
もし、代替アプリを探しているのであれば、ハードウェアに依存しない『Strava』あたりがよいかもしれません。サービスの規模も非常に大きく、大半のメジャーなスマートウォッチとの連携も可能ですので、大きく使い勝手が損なわれることもないでしょう。
他社製スマートシューズの動向も要注目
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ASICS | Nike | ORPHE | Under Armour | Xiaomi | |
対応アプリ | ASICS ORPHE RUN | Nike Adapt | ORPHE TRACK Run | MapMyRun | Mi Fit |
対象ユーザー | マラソンランナー | バスケットプレーヤー | マラソンランナー | マラソンランナー | 誰でも |
主な機能 | 走行距離測定 ラップタイム測定 ペース測定 ストライド測定 ピッチ測定 着地パターン測定 プロネーション測定 接地時間測定 着地衝撃測定 |
自動シューレース調節 装着感のプリセット登録 ジェスチャー操作 Siri/Google Assistant連動 LEDライティング |
走行距離測定 ラップタイム測定 ペース測定 ストライド測定 ピッチ測定 着地パターン測定 プロネーション測定 接地時間測定 着地衝撃測定 |
走行距離測定 ラップタイム測定 ペース測定 ケイデンス測定 ストライド測定 接地時間測定 フットストライク測定 |
走行距離測定 歩数測定 接地時間測定 |
事実上の撤退となる『Under Armour』以外にも、『ASICS』や『ORPHE』など、スマートシューズを手掛けるメーカーは僅かながら存在しています。なので、サービス終了までに、他社製品に乗り換えるのもひとつの手。
ただ、どのスマートシューズも、ハードウェアとソフトウェアが一蓮托生になってしまうので、今回のUnder Armour製スマートシューズと同様の“サービス終了リスク”が出てきます。
したがって、トラッキングデータを可能な限り残しておきたいのであれば、Apple『Healthcare』やGoogle『Google Health』でも、ワークアウトのログを記録しておくことをおすすめします。
まとめ「サービス移行を早期に検討推奨」

Under Armour製スマートシューズは、2023年末を以って、製造終了。
スマートシューズと専用アプリ『MapMyRun』との接続および連携は、2025年3月31日を以って終了。
Under Armourのスマートシューズを愛用している身からすると残念なニュースではありますが、アプリがクローズされるまで、まだ1年以上の猶予があるのは幸い。
ですので、他社製スマートシューズに乗り換えるか、Stravaのような巨大プラットフォームを利用するか、今のうちに検討しておきましょう。

『MapMyRun』から『Strava』へのアクティビティ移行はこちらを参照あーるっ!
おまけ

Stravaは、AmazfitやFitbitにも対応してるのが強いんだよねー。

それなら、メーカーを乗り換えてもデータが引き継げますわね。

そうなると、Stravaの一択やんね。

サービス終了して面倒なことになるくらいなら、大船に乗るのが一番ですな。
おわり
Under Armourのスマートシューズ使いとしては、悲しい知らせであーる。