もう有線LANは要らない子?
今や、どの家庭でもあるWi-Fiルーター。2018年は“メッシュWi-Fiルーター”が、トレンドなのをご存知ですか?これを使うと…有線LANが要らない子になるかもですよ!?
これがねー、凄いんだよ〜!
目次
はじめに
メッシュネットワーク対応のWi-Fiルーターは、かなりオススメです。
でも、その前に、あらかじめ知っておきたい予備知識をご紹介しておきます。
メッシュネットワークとは
メッシュネットワークとは、当該機能対応の複数台のWi-Fiルーターを設置し、それらを1つのWi-Fiアクセスポイントにできる機能です。
これにより、非対応のWi-Fiルーターよりも、より広範囲にアクセスポイントを設置することが可能。今までのでは厳しかった、鉄筋コンクリート造の住宅や3階建て住宅での“同一アクセスポイント”を簡単に実現できます。
メッシュネットワークのメリット
メッシュネットワーク対応のWi-Fiルーターを、導入することによるメリットは以下の通りです。
- アクセスポイントの広範囲化。
- ネットワークの自動修復。
- 常に最速の経路での通信。
メッシュネットワークについては、Google Wifi ヘルプのページに詳しく掲載されています。
メッシュネットワーク対応Wi-Fiルーターたち
1.Google『Google Wifi』
無線LAN仕様 | 2.4GHz:300Mbps 5GHz:866Mbps |
有線LAN仕様 | 1,000Mbps |
WAN/LANポート | WAN×1 LAN×1 |
USBポート | × |
電源供給ポート | USB Type-C |
スマートホーム連携 | ○(Philips Hue、IFTTT) |
ペアレンタルコントロール | ○ |
ポイント | セットアップが簡単、アプリの機能が豊富 |
『Google Wifi』のスペック表。
『Google Wifi』は、あのGoogle“純正”のWi-Fiルーター。
Wi-Fiルーターとしてのスペックは、Google謹製だからといって超高いというわけではありません。いたって普通の最新Wi-Fiルーターといった感じです。
Google Wifiの最大のポイントは、“アプリの使いやすさ”です。
Googleらしい洗練されたUIのアプリが付いており、初期設定や速度測定が可能。スマホ初心者を取り入れたい思惑か、かなり性能よりも使い勝手を重視している印象を受けます。
2.TP-Link『Deco M5』
無線LAN仕様 | 2.4GHz:400Mbps 5GHz:867Mbps |
有線LAN仕様 | 1,000Mbps |
WAN/LANポート | WAN/LAN×2 |
USBポート | × |
電源供給ポート | USB Type-C |
スマートホーム連携 | ○(Alexa) |
ペアレンタルコントロール | ○ |
ポイント | セットアップが簡単、アクセスポイントモード |
『Deco M5』のスペック表。
『Deco M5』は、最近シェア急上昇中のTP-Link製のWi-Fiルーター。
簡単に言ってしまうと、この製品は先程紹介して『Google Wifi』の対抗製品です。できることもほぼ同じですし、アプリも使いやすいものにチューニングされています。
Google Wifiとの大きな違いは、Deco M5は“アクセスポイントモード”に対応していることです。いわゆる“2重ルーター”を防止できるので、モデム(ONU)にルーター機能が備わってしまっている人は、こちらが良さそうです。
3.ASUS『Lyra mini』
無線LAN仕様 | 2.4GHz:400Mbps 5GHz:867Mbps |
有線LAN仕様 | 1,000Mbps |
WAN/LANポート | WAN×1 LAN×1 |
USBポート | × |
電源供給ポート | 独自端子 |
スマートホーム連携 | × |
ペアレンタルコントロール | ○ |
ポイント | イーサネットバックホール機能 |
『Lyra mini』のスペック表。
『Lyra mini』は、米国のルーター市場で根強い人気のある、ASUS製のWi-Fiルーター。
エントリー向けな製品なので、機能的に突出している部分は正直ありません。しかし、アプリからだけでなく、ブラウザーからもWi-Fiルーターの設定・管理ができるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
4.NETGEAR『Orbi』
無線LAN仕様 | 2.4GHz:400Mbps 5GHz:1,773Mbps |
有線LAN仕様 | 1,000Mbps |
WAN/LANポート | WAN×1 LAN×3 |
USBポート | ○ |
電源供給ポート | 独自端子 |
スマートホーム連携 | ○(Alexa) |
ペアレンタルコントロール | ○ |
ポイント | トライバンド対応 |
『Orbi』のスペック表。
『Orbi』は、Wi-Fiルーターの老舗であるNETGEAR製のWi-Fiルーター。
とにかく、Orbiは高機能。
他のメッシュネットワーク対応のWi-Fiルーターは、メッシュネットワーク以外は割と普通な感じが多いのですが、このOrbiは全体的にハイスペックです。
速度もメッシュネットワーク対応製品の中では、かなり出るほうです。また、LANポートも3つあるので、有線接続をしたい人にも向いています。大きささえ気にならなければ、個人的には一番オススメ。
5.eero『eero』
無線LAN仕様 | 2.4GHz:対応(速度不明) 5GHz:対応(速度不明) |
有線LAN仕様 | 1,000Mbps |
WAN/LANポート | WAN/LAN×2 |
USBポート | × |
電源供給ポート | USB Type-C |
スマートホーム連携 | ○(Alexa) |
ペアレンタルコントロール | ○ |
ポイント | デザイン性が高い |
『eero』のスペック表。
『eero』は、サンフランシスコのスタートアップ企業発のWi-Fiルーター。
スタートアップ企業らしい、エポックメイキングさが特徴。
Wi-Fiの速度は非公開のようだが、トライバンドには対応している模様。また、コンセント直挿しのeeroも存在するので、家のデザインを崩すことなくレイアウトが可能です。
比較表
ここまで紹介してきた、5つのメッシュネットワーク対応Wi-Fiルーターを、比較表にしてまとめてみました。
製品名 | Google Wifi |
Deco M5 |
Lyra mini |
Orbi |
eero |
無線LAN仕様 | 2.4GHz:300Mbps 5GHz:866Mbps |
2.4GHz:400Mbps 5GHz:867Mbps |
2.4GHz:400Mbps 5GHz:867Mbps |
2.4GHz:400Mbps 5GHz:1,773Mbps |
2.4GHz:対応(速度不明) 5GHz:対応(速度不明) |
有線LAN仕様 | 1,000Mbps | 1,000Mbps | 1,000Mbps | 1,000Mbps | 1,000Mbps |
WAN/LANポート | WAN×1 LAN×1 |
WAN/LAN×2 | WAN×1 LAN×1 |
WAN×1 LAN×3 |
WAN/LAN×2 |
USBポート | × | × | × | ○ | × |
電源供給ポート | USB Type-C | USB Type-C | 独自端子 | 独自端子 | USB Type-C |
スマートホーム連携 | ○(Philips Hue、IFTTT) | ○(Alexa) | × | ○(Alexa) | ○(Alexa) |
ペアレンタルコントロール | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ポイント | セットアップが簡単、アプリの機能が豊富 | セットアップが簡単、アクセスポイントモード | イーサネットバックホール機能 | トライバンド対応 | デザイン性が高い |
メッシュネットワーク対応Wi-Fiルーターの比較表。
総評:メッシュネットワーク…これはエモい!
メッシュネットワークは、Wi-Fiルーター界の2018年のトレンドになりそうです。それくらい、便利で使い勝手が良い機能でもありますし。
- 簡単シンプル:Google Wifi
- 高コスパ:Deco M5
- バランス:Lyra mini
- 高機能:Orbi
- エポックメイキング:eero
って、感じかなー!
ギークなら、いじりがいのあるOrbiでしょー!
これで有線LANの時代も…終わる!?
おまけ
おわり