初心者向け♪Wacom『Intuos』の違いまとめ!—シリーズの違い・新旧の違い・付属ソフト・オススメ…全部答えます!

初心者向け♪Wacom『Intuos』の違いまとめ!—シリーズの違い・新旧の違い・付属ソフト・オススメ…全部答えます!
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デジ絵…何を買うべきなの?

これから“デジ絵”を始める人向けに、Wacomの入門向けペンタブ『Wacom Intuos』ついて解説していきます。おまけとして、デザイナーである私のイラスト環境を紹介しておきますね。

四条ねこ
ペンタブといえば、Wacomだよねー!
でも、何を買っていいか分かんない人もいるはずっ!
まの
Wacomの名前は知っていても、どれを選べばいいか悩みますもんね。
四条ねこ
そうそうっ!
それをできるだけ分かりやすく解説するよー!

この記事で分かること

この記事で分かること

  • Wacomの製品ラインナップの違い。
  • 各ラインナップの位置づけ。
  • 新旧Intuosシリーズの違い。
  • 初心者でも“液タブ”は買っていいのか。

本記事は、これからデジ絵を始める人に向けた記事として書いています。

その上で、そもそものWacom製品ラインナップについてや、入門機の『Wacom Intuosワコム インテュオス』のシリーズの紹介、そして何を買えばよいかを解説していきますね。

あと、初心者な人でも、いわゆる“液タブ”から始めてもいいのかも答えていきます。

四条ねこ
ちなみに私は、
ペンタブ → 液タブ → iPadとApple Pencil
の流れで今まで使ってきたよ〜!

Wacomの製品ラインナップ

Wacomの製品ラインナップ

これから紹介する『Wacom Intuos』は、Wacomの中では“入門機”と呼ばれる位置づけです。

四条ねこ
入門機でも高性能なのが、Wacomのペンタブっ!

でもその前に、そもそもWacomの製品ラインナップについて、簡単に紹介していきたいと思います。ひょっとしたら、他のラインナップのほうが、読者さん(あなた)に合うかも知れませんからね。

Wacomのタブレットには“3種類”ある

Wacomのタブレットには“3種類”ある

Wacomから発売されている、タブレット系商品ラインナップには合計“3つ”あります。

製品ラインナップ

  • MobileStudio → Windows搭載液タブ
  • Cintiq → 液晶タブレット
  • Intuos → ペンタブレット
四条ねこ
この3種類のタブレットについて、少しだけ解説するね〜!

Windows搭載の液晶タブレット『MobileStudio』シリーズ

この『MobileStudio』シリーズは、液晶タブレットにさらにWindows 10が搭載されたものです。性能としては、まさに“最高性能”ですね。

家では、パソコンとつないで液晶タブレットに。
外では、MobileStudioがWindowsタブレットに。
そんな感じで動く、いわゆる2in1で特殊な液晶タブレットになります。

MobileStudioシリーズは、パソコンだしタブレットでもある!

MobileStudioシリーズは、パソコンだしタブレットでもある!

製品ラインナップ

  • Wacom MobileStudio Pro 13 i5 64GB [DTH-W1320T/K0]
  • Wacom MobileStudio Pro 13 i5 128GB [DTH-W1320L/K0]
  • Wacom MobileStudio Pro 13 i7 256GB [DTH-W1320M/K0]
  • Wacom MobileStudio Pro 13 i7 512GB [DTH-W1320H/K0]
  • Wacom MobileStudio Pro 16 i5 256GB [DTH-W1620M/K0]
  • Wacom MobileStudio Pro 16 i7 512GB [DTH-W1620H/K0]

ちなみにオススメは、16インチの『DTH-W1620M/K0』です。

液晶タブレット『Cintiq』シリーズ

この『Cintiq』シリーズは、いわゆる液晶タブレットです。

ベーシックな『Cintiq』と、ハイエンドな『Wacom Cintiq Pro』の2種類が存在します。どちらも、プロが愛用する液タブシリーズですよ!

ペンタブレット『Intuos』シリーズ

そして今回紹介するのが、ペンタブレットの『Intuos』シリーズです。

こちらは、ペンタブレットなので、ディスプレイはありません。
また、下位機種の『Wacom Intuos』上位機種の『Wacom Intuos Pro』があります。この2つの違いは、今から解説しますね。

下位『Wacom Intuos』と上位『Wacom Intuos Pro』の違い

下位『Wacom Intuos』と上位『Wacom Intuos Pro』の違い

今回はペンタブレットについて話していくので、今度はWacomのIntuosシリーズについて紹介しますね。

Intuosシリーズ

  • Wacom Intuos Pro → 中〜上級者向け
  • Wacom Intuos → 初心者向け

Wacomのペンタブレットシリーズ『Intuos』には、下位機種『Wacom Intuos』と、上位機種『Wacom Intuos Pro』があります。今回解説していくのは、『Wacom Intuos』のほうですよ!

まの
IntuosとIntuos Proの違いは、どういうものなんですか?
四条ねこ
見た目も違うけど、最大の違いは“筆圧感度”だねー!
もち、『Wacom Intuos Pro』のほうが、より繊細なタッチに対応しているよ〜!

『Wacom Intuos』のラインナップ

『Wacom Intuos』のラインナップ
四条ねこ
ながーい前置きはここでおしまいっ!
ここからは、『Wacom Intuos』の話をしていくよ〜!

下記の3つが、2018年現在の『Wacom Intuos』シリーズのラインナップです。

主な違いは、大きさ(Small・Medium)ですね。
機能は一緒ですが、ワイヤレス(Bluetooth)の有無がありますので、パソコンとBluetoothで接続したい人は、ワイヤレスモデルを選ぶようにしてくださいね。

四条ねこ
どれがオススメかは、この記事を最後まで読めば分かるようにしてあるよー!
  • イラスト用:Intuos Draw(タッチ無・『ArtRage Lite』付属)
  • 絵画用:Intuos Art(タッチ有・『Corel Painter Essentials 5』付属)
  • 写真編集用:Intuos Photo(タッチ有・『Corel AfterShot Pro 2』など付属)
  • マンガ用:Intuos Comic(タッチ有・『CLIP STUDIO PAINT PRO 2年ラインセンス版』付属)
  • 3DCG用:Intuos 3D(タッチ有・『ZBrushCore』付属)

もし、旧型があえて欲しい人なら、どういう用途であれ3DCG用の『Intuos 3D』がオススメです。
新型にはない“タッチ機能”があり、買うと1万円強の『ZBrushCore』が付属しています。ただ、基本的には新型を買うことをオススメしています。

新旧『Wacom Intuos』の違い

新旧『Wacom Intuos』の違い

新旧『Wacom Intuos』の違いを簡単に説明すると、

  • 筆圧感度が2倍に良くなった
  • サイズが少しコンパクトになった
  • タッチ機能がなくなった

という感じです。

特に筆圧感度が2,048段階から4,096段階になったのは、非常に大きいポイントです。これにより、より細かな強弱を絵につけられるようになりました!

さたえり
タッチ機能は…なくなったん?
四条ねこ
そうなんだよー。
でも、使っている私からすると、タッチ機能は“誤作動の元”だったから基本的にオフだったし、正直あっても不要な感じかするかもだねー!

付属ソフトについて

付属ソフトについて

『Wacom Intuos』を買うと、ソフトが1〜3種類付属してきます。

新型から、ダウンロードするソフトは好きに選択できるようになったので、それらを簡単にまとめてみました。

四条ねこ
ってことで、表にまとめてみたよー!
  Wacom Intuos Small ベーシック
Wacom Intuos Small ベーシック
Wacom Intuos Small ワイヤレス
Wacom Intuos Small ワイヤレス
Wacom Intuos Medium ワイヤレス
Wacom Intuos Medium ワイヤレス
Corel Painter Essentials 6(お絵描きソフト)
どちらか1つ この中から2つ選択 全て付属
Corel AfterShot Pro 3(写真編集ソフト)
CLIP STUDIO PAINT PRO 2年ラインセンス版(お絵描きソフト) ×

『Wacom Intuos』に付属するソフト一覧。

▼1万円弱のソフトが付属してくる、エントリーモデル。

▼約1.5万円のソフト付属&ワイヤレス。ベーシックを買うなら、断然こちらがオススメ。

▼約2万円のソフト付属&ワイヤレス。大きいサイズが欲しいならこちら。

ソフトは別途買うべきかも?

ソフトは別途買うべきかも?

余談ですが、付属するソフトはオマケではありますが、体験版ではなく、れっきとした“製品版”のソフトです。なので、何の問題もなくデジ絵に使うことができます。

四条ねこ
でも、最終的にソフトが自分で別途買うことになると思うよー!
まの
あら?どうしてですか?
四条ねこ
クリスタ(CLIP STUDIO PAINT PRO)は、2年間しか使えないバージョンだし、PhotoshopもIllustratorも付属してこないからねー。

趣味程度なデジ絵なら付属ソフトでも問題はないと思います。
しかし、コミケや作品展に出したいと思うのなら、永続版のCLIP STUDIO PAINT PROを買い直すか、Adobe CCに加入しましょう

『Wacom Intuos』を買うべき人

『Wacom Intuos』を買うべき人

新型と旧型の違いや、Wacom製品ラインナップの違いなどを解説してきました。

その上で、最廉価モデル『Wacom Intuos』を買うべき人は、以下のようなことに該当する人だと思います!

『Wacom Intuos』を買うべき人

  • デジ絵をこれから始める人。
  • お絵描きソフトを持っていない人。
  • 予算を限りなく抑えたい人。
四条ねこ
これに該当するなら、『Wacom Intuos』を買ってもいいと思うよー!

ここまでで、『Wacom Intuos』が新型と旧型があって、新型がサイズ違いとBluetoothの有無で3種類あることが、分かってもらえたと思います。

「でも…どれを買っていいか分からない!」

そういう風に思っている人もいると思います。

私のオススメは『Wacom Intuos Medium ワイヤレス』です!

私のオススメは『Wacom Intuos Medium ワイヤレス』です!

四条ねこ
私が買うなら、断然『Wacom Intuos Medium ワイヤレス』だねっ!
ペンタブはサイズが大きいほうが基本的に便利だし、ソフトが3つとも付属しているからね〜♪

特にこだわりがなければ、Intous最上位の『Wacom Intuos Medium ワイヤレス』を購入するのがオススメですよ!

最初から“液タブ”でもアリ

ずっと、ペンタブについて話をしてきましたが、「最初から液晶タブレットじゃダメなの?」と思う人もいると思います。

まの
液タブ=プロっていうイメージありますもんね。
四条ねこ
うぬっ!
でも、予算さえ都合がつけば、最初から液タブでもアリだと思うよー!

もし、デジ絵や写真編集を“真剣に”でやっていきたいと思っているなら、最初から液タブを購入してもいいと思います。私はプロのデザイナーですが、私もペンタブから液タブに途中に乗り換えましたしね!

私は“iPad Pro × Astropad”で描いてます!

私は“iPad Pro × Astropad”で描いてます!

これは余談なので、興味ない人は飛ばしてくださいね!

四条ねこ
ちなみに私は、昔は『Bamboo(今のIntuos)』を使っていて、そこから液タブにして、今はiPad ProとApple Pencilでお仕事をしているよー!

Mac限定なのですが、『Astropad』というアプリを使って、Macの画面をiPad Pro上に表示して、iPad Proを液タブとして使っています。

クリスタのiPad版で、お外でラフスケッチをしたりして、クリスタのMac版やPhotoshopを使って、仕上げたりしていますよ。ご参考程度にどうぞ!

まの
ねこさんは、どこでもデザインする“エクストリーマー”ですからね。
さたえり
この人は変態なんよ!
四条ねこ
むっ!?

総評:初心者なら『Intuos』で間違いない!

総評:初心者なら『Intuos』で間違いない!

話が非常に長くなってしまったので、簡単に箇条書きにしてまとめてみますね

今回のまとめ

  • Wacomには液タブ・ペンタブ・Windowsタブがある。
  • ペンタブには2種類(Intuos・Intuos Pro)ある。
  • 『Intuos』は初心者向けペンタブレット。
  • 『Intuos』には新型・旧型がある。
  • 旧型はタッチ機能が欲しい人なら買ってOK。
  • 新型は『Small ベーシック』『Small ワイヤレス』『Medium ワイヤレス』がある。
  • 基本的に『Wacom Intuos Medium ワイヤレス』がオススメ。
四条ねこ
参考になったかなー?
まの
これからデジ絵を始める人の役に立つといいですね!

参考になったら嬉しいです!

おまけ

四条ねこ
ふぃー…終わった〜。
まの
ご苦労様でした。
さたえり
ペンタブかぁ…最近イラスト描いてないなぁ。
四条ねこ
そうなのー?
一緒に描こうよ〜♪
さたえり
そうやね!
久しぶりに描いてみよっかな!

おわり

Source:Wacom (1) (2)