- ASUS『RT-AX92U』が日本でも10月発売!
- メッシュWi-Fi+トライバンド+Wi-Fi 6 だ!
- 価格は高価になりそうだが購入検討余地アリ!
トライバンドでWi-Fi 6のエモみ。
メッシュWi-Fiルーター、ASUS『RT-AX92U』が10月下旬ごろに日本発売になるそう。このWi-Fiルーター異常に凄くて、トライバンド対応・IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応という化け物メッシュWi-Fiだったりする。価格は6〜7万円想定らしいが、かなり有力な候補かも!?
トライバンドでかつ、Wi-Fi 6とは。これは驚異ですわね。
Wi-Fi 6はまだドラフトっぽいけど、認証済みで上陸するかもだねー!
目次
ASUS『RT-AX92U』——新世代メッシュWi-Fiルーター爆誕
2018年のCOMPUTEX TAIPEI 2018にて発表されていた、ASUSのWi-Fiルーター『RT-AX92U』が、まもなく日本上陸を果たすそう。ASUS社員さん曰く、10月下旬発売で予想価格は6〜7万円(2個セット)とのこと。これが個人的に超絶楽しみ。
とにかく欲しいぞぞぞ…。
このRT-AX92Uは単体販売もしている(海外での話)のだが、本Wi-Fiルーターは『AiMesh』というメッシュWi-Fiルーター機能を備えている。なので、2個セット販売(AiMesh AX6100 Wi-Fi System)もあるそう。つまり、現状最強の“ガチ”メッシュWi-Fi筆頭株になりそうなのだ。うんうん。
どのへんが“ガチ”かは、スペックを見ていって話すとするあーるっ!
製品名 | RT-AX92U |
メーカー | ASUS |
CPU | Broadcom BCM4906(2コア・1.8GHz) |
RAM | 512MB |
インターフェース | RJ-45(WAN) ×1 RJ-45(LAN) ×4 |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Wi-Fiストリーム | 11ac:2×2 11ax:4×4 |
Wi-Fi速度 | 2.4GHz:400Mbps 5GHz(1):867Mbps 5GHz(2):4,804Mbps |
WAN速度 | 1000BASE-T |
LAN速度 | 1000BASE-T |
IPv6 PPPoE | ? |
IPv6 IPoE | ? |
DS-Lite(IPv4 over IPv6) | ? |
MAP-E(IPv4 over IPv6) | ? |
MU-MIMO | ○ |
ビームフォーミング | ○ |
バンドステアリング | ? |
リンクアグリゲーション | ? |
QoS | ○ |
ASUS『RT-AX92U』のスペック表。
残念ながら、現時点では細かい仕様について情報が得られなかった。
というのも、カタログには掲載されているが、日本の公式サイトにはまだ記載がなかったから。なので、未確定情報が多いことにはご留意いただきたい。
▼同社『GT-AX11000』もAiMesh対応でメッシュWi-Fi構築可能
RT-AX92Uのココがエモい
そういうわけで、メッシュWi-Fiルーターマニアとしては、かなーり気になるRT-AX92U。なので、RT-AX92Uのポイントをひとつずつ見ていくことにしたい。
メッシュWi-Fi:トライバンド対応でバックホールもOK
メッシュWi-Fiマニアとしては、『トライバンド』対応が1つのキーポイントになると思っている。もちろん、RT-AX92Uは対応している。
メッシュWi-Fiとして、トライバンドの恩恵が受けられるようにしっかりとルーターとサテライトがバックホール接続される仕様。2台のRT-AX92U間は802.11ax接続で、最大4,804Mbpsで通信が行われる。
Wi-Fi 6:メッシュWi-Fiなのに802.11ax対応
さらっと触れているが、なんとRT-AX92UはメッシュWi-Fiという名目で販売されているルーターにしては超珍しい『Wi-Fi 6』(IEEE 802.11ax)に対応している。
同社のWi-FiルーターでAiMesh対応のものは、すでにWi-Fi 6対応でメッシュシステムが構築可能だった。ただ、これらは単品販売のみ。しかし、RT-AX92UはメッシュWi-Fiルーターとしても販売されるので、2個セット販売がある。そう考えると、ピュアなWi-Fi 6対応メッシュWi-Fiルーターって…かなり稀有。
なお、Broadcom BCM4906のチップは、現状ドラフト指定っぽい。おそらく、順次認証を受けていくと思うので気にしなくてもよいと思うが、一応は頭の片隅には入れておいてほしい。
OFDMA:データを効率よく転送して高速に
Wi-Fi 6に対応しているとなれば、『OFDMA』機能が使えるというポイントも外せない。
従来(802.11acまで)は、1つのチャンネルに対して1つのデバイスデータを運んでいた。それがOFDMA(802.11ax)になると、1つのチャンネルで複数のデバイスデータを運ぶことができるようになる。
これにより、データを効率よく運ぶことができるようになる。なので、複数デバイスが同時にアクセスしているような状況でも、パフォーマンスを低下させずに快適な通信が可能になった。
Adaptive QoS:ゲーミングPC優先だってバッチリ
ゲーミング向けWi-Fiルーターを出しているメーカーらしい機能が、『Adaptive QoS』というユーザーが選択可能なQoS機能を搭載していること。
Adaptive QoSを用いることにより、ユーザー自身で接続デバイスの優先度(優先的な帯域割り当て)ができる。これはガチゲーマーにとっても、4Kストリーミングマニアにとっても嬉しい機能。
AiMesh:メッシュWi-Fiを“自作”できちゃう
実はASUSのメッシュWi-Fiルーターは特殊で、『AiMesh』という独自の規格によって統一されている。
このAiMeshを簡単に言ってしまえば、AiMesh対応Wi-Fiルーターの中から好きなものを選んでメッシュWi-Fiを組める、“自作メッシュWi-Fiルーター”実現機能。なので、もっとハイエンドのAiMesh対応単品Wi-Fiルーターとの組み合わせもOKなのだ。
個人的にミソだと思っているのが、こうやって1つの規格で互換性が保たれていることにより、Wi-Fiルーターの乗り換えが簡単にできるいう点。そして、古いルーターが無駄にならないという点だったりする。
Wi-Fiルーターは乗り換えると、前のルーターがゴミになってしまう。しかし、新旧両ルーターがAiMesh対応なら、古いルーターをメッシュWi-Fiシステムのサテライトに再利用できたりする。なんともエコ〜な機能なのだ。
その他:MU-MIMO・ビームフォーミングも当然完備
当然の機能なので触れるだけにするが、『MU-MIMO』も『ビームフォーミング』も当然搭載されている。
また、本体にUSBポート(USB 3.0 ×2)が搭載されており、メディアサーバー的にも利用可能。NASとしては機能不足だと思われるので、ユーザーの使い方が試されそうだが、あって損はない機能だと思う。
日本では10月後半に発売
先にも触れたが、日本では10月後半に発売がされるそう。
- RT-AX92U(単品販売)
- AiMesh AX6100 Wi-Fi System(RT-AX92U ×2個セット)
の2ラインナップ展開となる予定だそうで、購入するとしたら、もちろんセット販売である『AiMesh AX6100 Wi-Fi System』になると思われ。
価格はセット販売で6〜7万円になるとASUSの中の人に聞いたので、そのままの価格だと超高価なメッシュWi-Fiルーターになりそう。でも、トライバンド対応・Wi-Fi 6対応のメッシュWi-Fiルーターは非常に稀有な存在。狙う価値は十二分にある。
懸念材料は『v6プラス』対応ぐらいかなー?
まとめ「メッシュWi-Fi新時代の幕開け第一弾かも!?」
昨年発表されていた『RT-AX92U』が、ついに日本上陸。これには、メッシュWi-Fiルーターマニア狂喜乱舞…なはず!
ハイエンド指向メッシュWi-Fiルーターのトレンド『トライバンド』をしっかりと抑え、そこに『Wi-Fi 6』にエッセンスがプラスされた意欲作。価格は当然張るだろうが、速度を気にするユーザーなら、ぜひ抑えておきたいメッシュWi-Fiルーターなのは間違いない。
うーん…間違いないっ!(N井H和風)
おまけ
かなーり良さげですな〜。
あとは細かいスペックが分かれば、というところですわね。
だねー。
v6プラス非対応だと微妙になってくるからねー。
Wi-Fiの世界も奥深いんやね…。
おわり
ASUS最強メッシュWi-Fiルーターが日本上陸っ!