- mora qualitasもAmazon Music HDも加入した!
- 両方比較して分かるのは音質と使い勝手の差!
- 現状的には自宅で据え置きで聞くことになりそう!
ハイレゾストリーミングで愉しむ。
ハイレゾ対応音楽ストリーミングサービス、Sony『mora qualitas』とAmazon『Amazon Music HD』の両方加入してみました。どちらか悩んでいる人もいると思うので、ファーストインプレッション的に、音質・UI・UXなどを触れていきます。
5G網が整備されれば、モバイル環境でハイレゾ音源というのも夢ではなくなりますわね。
そうなんよ!
CD音質以上を求める音質重視派には夢の時代やんね!
目次
両サービスについて
今回、私は音楽ストリーミングサービスの中でも、ハイレゾ音質に対応した、Sony『mora qualitas』とAmazon『Amazon Music HD』に加入しました。ということで、まずは少しだけサービスの概要から話していきます。
ハイレゾ対応音楽ストリーミングサービス
- Sony『mora qualitas』
- Amazon『Amazon Music HD』
は、ハイレゾ音源対応の音楽ストリーミングサービスです。
mora qualitasにしても、Amazon Music HDにしても、サービスで提供される楽曲すべてがハイレゾ“ではない”のにはあらかじめ注意が必要です。mora qualitasの収録曲数は非公表なので、何とも…な感じでですが、どちらも数百万曲はハイレゾで聞けると思っておけばよいでしょう。
海外ではハイレゾ対応の音楽ストリーミングサービスは増えつつあるのですが、日本ではつい最近始まったばかり。
なお、Amazon Music HDが日本最先発で、時点でmora qualitas(本来ならローンチがもう少し早かったそうです)という感じ。なので、どちらも日本の音楽好きからしたら、大注目のサービスだったりします。
仕様については、これから比較していくやよ!
サービス比較表
mora qualitas | Amazon Music HD | |
利用料金 | 1,980円/月(税抜) | 1,980円/月(税込)¹ |
フォーマット | FLAC | FLAC |
最大音質 | 96kHz/24bit | 192kHz/24bit |
楽曲数 | 非公表 | 数百万曲² |
mora qualitas・Amazon Music HD比較表。
¹非プライム会員で個人プランの場合。
²Ultra HD音質(ハイレゾ)の場合。
上表はmora qualitasとAmazon Music HDの主要サービス部分を比較したものです。
ハイレゾ音源という部分だけで切り取ると、どちらも『FLAC』フォーマットを利用しています。MQAだと「うーん」と思う人もいるので、無難にベーシックなロスレスであるFLACを使っているのは好材料なはず。
収録曲については前述のとおり、mora qualitasは非公表。ただ、オーディオ誌や実際に使ってみた所感から、どちらもそこまで曲数に差異はないと思います。あ、これはあくまでハイレゾ音源の話なので、それ以外については一切触れていませんので悪しからず。
Amazon Music HDのほうがハイレゾ音源のスペック高めだっ!
あくまで“最大”の場合だからね。Amazon Music HD側にも96kHz/24bitの曲はたくさんあるし、ちょっとここは判断が難しいかもやね…。
なお、Amazon Music HDの仕様はかなり細かいので、別の記事にまとめております。
ミニレビュー的比較感想
各サービスの概要の説明はこれくらいにして、
- mora qualitas
- Amazon Music HD
のミニレビュー的な比較を感想を交えて話していきます。
mora qualitas
■mora qualitasの評価
- 音質:非常に良い
- 収録曲:邦楽寄り
- アプリ:動作もっさり
- UI:ボタン配置や検索結果が分かりづらい
mora qualitasのミニレビュー的感想は上記のような感じです。
ひとことで言うならば、音質は非常に良いけど、それ以外は…というようなピーキーな印象でした。
とにかく、最初の感想は音が良いということ。
音質は一聴して分かるレベルで、Amazon Music HDよりもmora qualitasのほうが上。同じハイレゾ音源でもmora qualitasのほうがレンジが広くて、感動できるレベルでした。これは…凄い。なお、いわゆる『排他モード』を備えているのも大きなポイント。
反対に残念だったのが、アプリそのものの作り。
正式サービス前なので、あまり言うべきでないかもしれないが、アプリの動作がAmazon Music HDに比べて明らかにもっさりしている。それと、UIが良くない。ボタンの配置の論理性のなさや、検索結果のサジェストの謎加減など、ブラッシュアップしてほしいポイントも多かった印象です。
アプリさえブラッシュアップすれば、mora qualitasが国内王者になる気もしたかな!
Amazon Music HD
■Amazon Music HDの評価
- 音質:良い
- 収録曲:洋楽寄り
- アプリ:動作軽快
- UI:アーティストと楽曲表記の検索性がイマイチ
Amazon Music HDをミニレビュー的感想は上記のような感じです。
ひとことで言うならば、Amazonっぽいデザインは好みがあるが、ヌルサク動作が気持ちいい。だけど、外資ならではのヘンテコさもある印象でした。
こちらも、まずは音質から。
音質に関しては、さすがハイレゾだけあって従来の音楽ストリーミングサービスとは比べ物にならないレベル。ただ、mora qualitasと比べると、あちらのほうが音質が良く感じるので、ピュアに音楽を楽しむとなると…という部分の判断が比較すると難しい。
気になったのは、日本語表記のヘンテコさ。
アプリ自体のデザインは高級感がない(ハイレゾっぽくない)ので、そこは好みが出そう。それよりも、日本語表記の論理性がよく分からない感じがした。
例えば、“ABC”を“ABC”のような全角表記。そして、“California”を“カリフォルニア”と勝手に和訳。これらは外資ならではというか…曲のソートがむちゃくちゃになるので改善してほしいところです。
曲の表記をローカライズしてくれたら、もっと便利に使える感じかな!
現状はパソコンで据え置きで聞くもの
mora qualitasに関しては、パソコンのみ。
Amazon Music HDに関しては、パソコンとスマホ。
という、両者の利用環境。
こう見てしまうと、Amazon Music HDのほうが、スマホでも利用できるので便利と思ってしまうが、仕様がなかなかにトリッキー。なので、どちらも現状はパソコンを使って、自宅で据え置きで聞くものと思っていたほうが無難かも。
mora qualitasもアプリは出すかも?という話はソニーストアで伺っていたので、ずっとパソコンのみではなさそう。
どうやら、Sony的には5Gの通信網が整備されて、ちゃんとストリーミング再生が可能になる環境まで“静観”のスタイルのようです。なので、ここは両者のスタイルの差かもしれませんね。
どっちにしても、自宅でパソコンとDACやプリメインアンプと接続して聞くのがメインやね!現状は…だけど。
▼Sony『CAS-1』のようなDAC兼ヘッドホンアンプがあるとよい
まとめ「音質のmora qualitas、使用感のAmazon Music HD」
まだまだ使い始めなので、これから数か月触っていくと評価が変わりそうですが、どちらも出始めということを前置きして評価すると…
- 純粋な音質はmora qualitas
- 操作性や汎用性はAmazon Music HD
という感じになりそうです。
mora qualitasに関してはまだ正式サービス開始前なので、ローンチされて変わってくる部分もあると思います。あとは、どこまで据え置きのホームオーディオと連携できるか…というのも注目かもしれません。
あとはどっちに絞るか…これが問題やね。
おまけ
両方契約すると、1か月で4,000円弱…。
んごごっ!?
まぁ、普通はどちらか1つですわね。
そうなんよね。
SpotifyもApple Musicも契約しちゃってるし…。(やりすぎ)
おわり
音楽ストリーミングサービスも、ついに“ハイレゾ時代”に突入ですな〜♪