夏ぽんず(@atticponzu)です!ついに公式発表された「iPhone X」は、かなり気合いが入ったモデルなのは見てわかったと思います。目玉機能はたくさんある中で、従来のiPhoneから大きく変わったのは、「指紋認証の廃止&顔認証の追加」だと思います。そう、「Touch ID」から「Face ID」に変わりました!
本当に便利なの?という声が聞こえてきそうなので、今回は「Face ID」が、今までの顔認証システムとどう違うか比較していきたいと思います。
目次
iPhone Xの目玉機能「Face ID」の凄さを解説!
「iPhone X」の顔認証システム「Face ID」なのですが、どういう仕組みで顔認証をしているのでしょうか?まずはそれを紐解いていきたいと思います!
平面ではなく、「立体」で顔を認識!
まず、「Face ID」が今までの顔認証と大きく違うのが、「立体的に顔を認識する」という点です!
なぜそのような認識システムになっているのかは、次のトピックで説明するとして、まずは「立体的に認識する意味」を紐解いてきます。
旧来の顔認証システムは、基本的に「平面で読み取る」のが主流でした。ちなみにここでの「旧来の顔認証」というのは、コンシューマ向けのものを指します。
顔認証システム自体は、御存知の通り目新しいものではないです。ではなぜ、今まで主流にならなかった(指紋認証が主流であったか?)を箇条書きで書いてみました。
- 認証がシビアでロック解除しづらい。
- 平面で読み取るので、写真でもだませてしまう。
この2点が大きな問題でした。初期の顔認証は日本メーカーも採用していましたが、認識までに非常に時間がかかるものが多く、正直ストレスでした。また、少し顔がズレただけで認識しないのも当たり前でした。
そして、こちらが最大の欠点であった、「写真でもロック解除できてしまう」ということです。これでは、セキュリティの意味をなさないですよね?記憶に新しいのでは、GALAXY 8の顔認証が写真でも通ってしまう、という問題が新しいと思います。
その点、iPhone Xの「Face ID」は立体で認識するので、これらの問題が一切ないわけなんです!
では、どうしてそんなことができるかをこれから説明しますね。
立体認識する秘密は「ドットプロジェクター」
それでは、「Face ID」を支える仕組みを見ていくことにしましょう!
上の画像は、ディスプレイ上部にある各種センサーです。左から赤外線カメラ・投光イルミネイター・近接センサー・環境光センサー・スピーカー・マイクロフォン・フロントカメラ・ドットプロジェクターが配置されています。ここでのキモは「ドットプロジェクター」です!
ドットプロジェクターが3万点以上の目には見えないドットをユーザーの顔に照射。そして、これを赤外線カメラで読み取ることで、顔の形状を深度込みで測定しているのです!
なので、立体的に顔を認識できるんですね。さらに、メガネや髭、そして老化による肌の変化にも対応しているとのこと!精度は双子もきっちり別の人と認識できるほどみたいです!
センサーが高性能で、暗闇でも使える!
先程のパーツ紹介で、さらっと赤外線カメラがあることを書きました。この赤外線カメラは、立体度を計測するためだけに使われていないんです!
なんと、「Face ID」は暗闇でも顔認証できるとのこと!これは凄い!
結論:旧来の顔認証とは一線を画す。最強の顔認証!
結論は、「iPhone X」の「Face ID」は最強の生体認証システムであるということです!
今までの顔認証システムのような、精度の低さや、煩わしさはそこにはなく、指紋認証を過去の遺産にするかのような、ハイテクなテクノロジーです。
今回のまとめ
ということで、「Face ID」について、解説していきました。みなさんは、どこまで顔認証についてご存知だったのでしょうか?
この「iPhone X」に搭載されている顔認証システムは、正直ただ者ではないです。もし、Appleが言うような体験が実際にできるのであれば、指紋認証は本当にいらない子になると思います!