夏ぽんず(@atticponzu)です!前々から気になっていたコトで、「USB3.0のノイズ問題」というのがあります。実は、Time Capsuleレビューのときにちょこっとだけ話していました。それを今回、調べてみたいと思います。
目次
USB3.0はノイズが凄い発生する?

これは随分と前から言われていたことなのですが、「USB3.0」はノイズを盛大に発生させて、「2.4GHz」の電波帯と干渉してしまう問題を持っています。
「2.4GHz」の電波帯と言えば、皆さんご存知の「Wifi」もそうですし、「Bluetooth」も含まれます。実際に言われているのが、Wifiがものすごく送受信が遅くなることや、Bluetoothデバイスの接続が不安定になるという事案です。なので、このノイズ問題は非常にクリティカルな問題だと言えます。
Intelの公式資料にも、USB3.0のノイズ問題は言及されている
かの有名なCPU界の絶対王者である「Intel」も、このUSB3.0のノイズ問題に触れています。下に公式のリンクを貼っておきますので、英語が分かる人はそちらを見ていただいた方が詳しく載っていますよっ
USB3.0をデバイスから明らかにノイズが発生している

測定の条件は、USB3.0規格の外付けHDDをPCに接続したものになります。以下、グラフはこのように分けられています。
- 赤:USB3.0外付けHDD接続時
- 灰:USB3.0外付けHDD未接続時
ご覧のように、USB3.0のHDDを接続されているときにだけ明らかにノイズが発生していることが分かります。この事案は、HDDに起因するものではなく、どのUSB3.0デバイスでも発生します。それは次のセクションにて判明します。
ノイズ発生源はケーブルの全体から

こちらをご覧いただければ分かるのですが、ノイズの発生源は「ケーブル」、「コネクタ」、「接続されたデバイス」全てから発生することが分かります。これじゃ、どうにもならないですよね・・・
ノイズ対策と解決方法
ここまでで、USB3.0デバイスを接続すると盛大にノイズを発生することは、お分かりいただけたと思います。
そうしたら、気になるのは解決方法ですよね。一応、あることにはあるので紹介していきたいと思います。(というか、ないと困りますよね・・・)
5GHzの無線LAN(Wifi)を使用する
一応、Wifiに関してはこれで対策がとれます。このUSB3.0のノイズはあくまで「2.4GHz」に関してのみ発生する事案なので、Wifiを5Ghz帯のもの(802.11:ac、n、a)に変更できるならしてみると良いかも知れません。
シールドされたUSB3.0デバイスを使用する
個人的には、こちらの方がおすすめですかね。USBケーブルなら簡単に変更可能ですから、しっかりと「シールド」されているものに変更することにおすすめします。
私が以前購入したものですが、こちらはしっかりと「3重」のシールドが施されており、使用していてもWifiが遅くなったこともないので、購入リンクを貼り付けておきますね。
今回のまとめ
USB3.0のノイズは本当にクリティカルなようで、各所で嘆きの声が聞こえてきています。USBという規格上(ユニバーサルですからね)、どうしても「粗悪品」は出回ってしまいます。
ですので、USB3.0デバイスを購入される人は、しっかりのノイズ対策(シールド)が施されたものを買うのをおすすめします!
