- 背面タップを活用したランチャーをショートカットで自作!
- 発動までのラグは気になるけど使い勝手は良好!
- 慣れればショートカットのほうが使いやすい可能性もある!
チキチキ自作ランチャーの巻。
iOS 14の『背面タップ』を活用した、疑似ランチャーをショートカットアプリで自作しました。これをクイックアクションからウィジェット起動ができなくなった、ランチャーアプリの代替として使います。
新たに増えたアプリ発動の動線やね!
背面タップとショートカットの組み合わせは、これから大いに活用されそうな気がしますわね。
目次
目的と作るもの
今回作成するのは、iOS/iPadOS用のショートカットアプリにあるスクリプティングを活用した疑似ランチャーです。それをiOS 14からアクセシビリティに機能追加された『背面タップ』を用いて、なんちゃってなチキチキランチャーアプリ化してみます。
すでに活用している人も多いはずっ!
背面タップ、盛り上がっていますからね。
そもそもの作る経緯となった理由は、iOS 14ではクイックアクション経由でウィジェットが表示できなくなったため。
ランチャーアプリを常日頃から重用していた人からすると、この アプリ長押し → クイックアクション起動 → ウィジェット表示 → 登録アプリ呼び出し というフローが使えなくなってしまい、まさにランチャー難民となってしまいました。
調査したところ、これはランチャーアプリ固有の問題ではなく、iOS 14の仕様。なので、Apple側でiOS 13以前の挙動に戻してくれない限り、どうすることもできないこと。なので、一旦は既存のランチャーアプリを諦めて、今回の疑似ランチャーに移行しようというわけです。もちろん、この疑似ランチャーが好感触なら、そのまま採用していくかもしれません。
細かいことは過去の記事を見てくださりっ!
ショートカットのレシピ
疑似ランチャーアプリのショートカットのレシピはこんな感じ。普通に『メニューから選択』と『Appを開く』という2種類のスクリプティングを入れただけです。
…そういうわけで、おそらくショートカットに用いられるレシピの中でも超単純な部類に入るので、このレシピを見なくても作ることができる人が多い気がします。もし、作り方が分からない人は、上画像のレシピを見ながら作ってみてください。たぶん、解説も不要だと思います。
ショートカット自体が、プログラムと無縁な人でも使いやすいものですからね。
プログラミング教材としても使えるレベルだよねー!
疑似ランチャーの使い方
先程紹介したレシピのショートカットをアクセシビリティの背面タップに登録すれば、上画像のような疑似ランチャーアプリの完成。
あとは、iPhoneの背面を2回(もしくは3回)タップするだけ。これで疑似ランチャーを利用することができます。iOS 14の機能を使っているだけなので、特に問題もありません。
使用した感想
いつでもランチャー起動可能
ショートカットで疑似ランチャーを作って感じたのが、純正同士の機能だけあって、とにかくiOS 14と相性と取り回しが良いということ。
今回のショートカットと背面タップのコンビネーション。試したところ、ロック画面以外ではどこでも発動してくれるということが分かりました。
これならば、何か別の作業をしているとき、ランチャーを別の画面に遷移することなくワンアクションで発動することが可能です。なので、煩わしさもあまり感じることがありません。おそらく、背面タップの使い方としては正規な方法ではない(アクセシビリティの項目にあるぐらいなので)のでしょうが、iOS 14の隠れキラー機能だと言えるのではないでしょうか。
もはや隠れてはない気がするやんね。
かなり注目されてるからねー。
自由度と自在性が高い
ちなみに、作成したショートカットは一般的なアプリのようにホーム画面に設置可能。
また、iOS 14で新たにウィジェットがホーム画面にも設置できるようになりました。もちろん、ショートカットもホーム画面に設置可能なので、従来のランチャーアプリのような感じで振る舞ってくれます。
発動までのラグが気になる
少し気になるのが、ランチャーを起動するまでのラグがちょっと長く感じること。
アプリ起動までのフローに関しては、
- 従来のランチャー:クイックアクション → アプリ選択 → アプリ起動
- ショートカットのランチャー:ショートカット選択 → アプリ選択 → アプリ起動
という感じで、踏む工程は違えども手数は似たようなものになります。
ただ、ショートカットが発動するアニメーションがぬるっとしすぎているからか、若干のもっさり感が気になるところ。特に背面タップからのショートカット起動は、発動までにラグがある感じ。
なので、この疑似ランチャーが従来のランチャーアプリの完全上位互換とは言い切れないでしょう。なんと言うか…別物感アリ。もちろん慣れれば気にならないのですが、このラグは慣れるまではちょっとストレスに感じるかもしれません。
まとめ「iOS 14は背面タップランチャーが流行りそう」
おそらく、すでにショートカットと背面タップを組み合わせたランチャーを実践している人も少なくないはず。実際に作って感じた、ランチャー界隈で流行りそうな予感もしています。
iOS 14では、ホーム画面にもウィジェットが配置できたり、iida UIライクな感じにもできる面白さがあります。なので、今回の疑似ランチャーを含めて、ある意味“Androidっぽい”iPhoneが楽しめそうです。…iOSのシンプルさ、何処へ。
それにしても、iOSはどこに行こうとしてるんだろー!?
おまけ
iOS 14を見てると、初期のiOSの超絶シンプルさが懐かしくなっちゃうんだよねー。
これはこれで便利ですけどね。
ユーザーが求めた結果がこれかもやもんね。
…うむむー。
おわり
背面タップをフル活用するあーるっ!