現在では『PayPay銀行』も、Fitbit Pay対応になっております。
- 日本上陸したばかりのFitbit Payの設定手順を解説!
- 使い勝手自体はApple Payをそこまで変わらない!
- 今後の課題は対応カードの増加と認知度の向上!
意外と便利なFitbit Pay。
フィットネストラッカーFitbitと搭載されている『Fitbit Pay』という、非接触型決済サービス。これがついに日本でも対応したので、早速カードを登録して使ってみました。現時点では…使えるけど使えない感じかも。
そ、それは……。
…困りますわね。
Fitbit Payが日本上陸
Fitbitシリーズの一部機種に搭載されている、『Fitbit Pay』という非接触型決済サービス。これがついに、2020年7月7日から日本でも利用可能になりました。
やっと、日本でもFitbit Payが使えるぞー!
いわゆるウェアラブルデバイス(フィットネストラッカー・スマートウォッチ等)では、Apple Watchがすでに同様の非接触型決済サービス(Apple Pay)に対応しているのは周知の事実なはず。プロトコル云々は置いておくとして、ほぼ同等のサービスがフィットネストラッカー大手のFitbitにもやって来たというわけです。
ただ、Apple PayやGoogle Payとは異なり、2020年7月26日現在で、日本でFitbit Payに登録できるカードは、ソニー銀行が発行しているVisaデビットカード機能付きキャッシュカード『Sony Bank WALLET』のみ。なので、Fitbitユーザーであっても、同時にソニー銀行ユーザーでないと、現状はFitbit Payを使えないというわけです。
今回は、偶然お財布代わりに使っていたデビットカードがSony Bank WALLETだったので、Fitbit PayをFitbit Versa 2に登録してみました。
Fitbit Pay設定手順
それでは、Fitbit Versa 2のFitbit Payに、Sony Bank WALLETを登録してみます。
まずは、
- Fitbitアプリを開く
- ダッシュボード選択 → ユーザーアイコン選択
- アカウント画面で登録したいFitbitを選択
- ウォレット選択
としていき、Fitbit Payの設定画面に入ります。
もし、Fitbitにデバイスロック(パスコード)を設定していない場合は、パスコードを設定するように要求されます。つまり、Fitbit Payを利用するには、パスコードの設定が必須ということ。
すると、いろいろ説明が出てくるので、最後の開始を選択。
ここで、クレジットカードやデビットカードを登録する画面に遷移するので、クレジット/デビットカードを選択。
そうしたら、カード情報と請求先住所を入力します。
前述のとおり、2020年7月26日時点では、ソニー銀行が発行している『Sony Bank WALLET』という、Visaデビットカード兼キャッシュカードしか登録することができません。試しに、ほかのVisaタッチ決済対応のクレジットカードやデビットカードを登録しようとしてみたのですが、見事に弾かれてしまいました。
最後に、利用規約に同意します。
すると、本人確認が入るので、 メール or カスタマーサービス のいずれかで確認をパスします。個人的には、メールのほうが早く認証できるので、メールでの本人確認がおすすめ。
これで晴れて、Fitbit Versa 2のFitbit Payに、Sony Bank WALLETが登録されました。
なお、アプリでFitbit Payの設定を行うと、何もしなくても自動的にFitbitにデータが同期されています。なので、Fitbit側のFitbit Payを見てみると、すでにSony Bank WALLETが登録されていることが分かります。意外と簡単でした。
Apple Payと比べると面倒だけど、十分及第点って感じですなー。
Fitbit Payが活躍するシーン
「Fitbit Payのどこが便利?」とか「Apple Watchでよくない?」と言われそうですが、普段からワークアウト(トレーニングやランニング等)をしているユーザーにとっては、非常に有用な機能に“なりそう”でしょう。
“なりそう”!?
実際に使ってみたけど、まだまだな部分が多かったからねー。将来性に期待ってとこかなー。
ワークアウト中、特に夏の長距離ランニングは水分補給が重要。なので、コンビニ等で脱水症防止のためにスポーツドリンクを買うわけなのですが、わざわざ小銭を持って走るのは面倒。そういうわけで、Apple WatchやiPhoneのApple Payでドリンクを購入している(要はキャッシュレス決済)、という人は少なくないはず。
とどのつまり、そういうキャッシュレス決済がFitbit単体で可能になったわけなのです。
あくまで私の場合ですが、ランニングするときは、FitbitとApple Watchを2つ装着して走っています。というのも、フィットネストラッカーとしてはFitbitが優秀なのですが、キャッシュレス決済の端末としては使えなかったので、別にApple Watchも着けていた…という感じ。もちろん、Apple Watchも使いたいからということもあるのですが、Fitbit単独で利用しているランナー的には、ランニング時にFitbitだけでドリンクが購入できるようになるので、非常に便利なはずです。
確かにそう考えると、フィットネストラッカーにあるべき機能ですわね。
そうそうっ!
タウンユースで使っている人には恩恵がそこまでないかもだけど、トレーニングしている人にとっては有用な機能なんだよねー。
今後の課題
そういうわけで、ワークアウト好きには大変便利なFitbit Payですが、現状では手放しで褒めるのはできなさそう。
その最大の理由であり、今後の課題なのが、Fitbit Payに登録できるクレジットカードやデビットカードの少なさ。日本でのサービスが始まったばかりということもあり、2020年7月26日現在はクレジットカード非対応。デビットカードもソニー銀行発行の『Sony Bank WALLET』の1つのみ。これでは、Fitbit Payが使えるユーザーはごく少数でしょう。
当然、Fitbit Payを求めるユーザーが増えれば、今後は加速度的にFitbit Payのパートナーシップ企業が増えるでしょうが、現時点では“使えたらラッキー”ぐらいに思っておいたほうがよいでしょう。個人的には、KyashがNFC Payを採用しているので、そこあたりがFitbit Payとパートナー契約を結んでくれると、日本でのFitbit Payも盛り上がる気がします。
Google Pay、Apple Pay…と来てるから、Fitbit Payも期待したいっ!Kyashさーん!!
まとめ「日本対応したばかりなので今後に期待」
2020年7月7日から日本対応した、『Fitbit Pay』ですが、現時点ではソニー銀行しか対応していないので、まだまだこれから…というところ。
ただ、実際に使ってみると、ランニング中のドリンク購入に大いに役立ってくれました。すでにNFC Payはコンビニで利用可能なので、ドリンクを買いたいけど買えない、という事態に陥ることもありませんでした。
とはいえ、Fitbit Payがあれば安心というところまでは来ていないので、当面はApple Watchや他の非接触型決済サービスと併用するのが無難かもしれません。
日本での今後の発展に期待したいところっ!
おまけ
Fitbitは優秀なフィットネストラッカーだから、こうやって機能拡充をしてくれると嬉しい限りなんだよねー。
バッテリーの持ちもかなり良いですからね。
Apple Watchとは、また違う魅力があるやんね!
そうなのであーるっ!
おわり
普通にNFC Payとして使えるけど、登録できるカードが1種類しかないんだよねー。