- E Ink界に超新星が登場!
- Boyue『Likebook』のスペックをまとめた!
- 安価にデジタルペーパーが欲しいなら大アリ!
E Ink × Android !
みんな大好きデジタルペーパー市場に、Boyueというメーカーが参戦してました。立ち位置的にもBOOXとかぶりそうなので、チェックしていきます。まさにE Ink戦国時代…も少し前!


いや、それなら戦国時代でいいです。

ひねった結果、ややこしくなってるし。
目次
E Ink界に新たな仲間Boyue登場
Sonyのデジタルペーパーに始まり、BOOXシリーズのOnyx、そして富士通のQUADERNO…とかなりE Inkタブレットが増えました。
そして今回、Boyue(博阅科技)というメーカーのE Inkタブレットが、日本のAmazonで購入できるようになっていました。のちほど詳細なスペックを見ますが、立ち位置的にはOnyxのBOOXシリーズの強力なライバルになりそうです。

価格的にもかなーりお安い(E Inkタブとしては)し、いきなり候補に入ってきそうだぞ〜!
ラインナップ一覧
まずは、Boyueが発売しているE Inkタブレットを見ていきます。
Likebookシリーズラインナップ
- Likebook Mars(Kindle的電子書籍リーダー)
- Likebook Muses(8インチデジタルペーパーメモ端末)
- Likebook Mimas(10インチデジタルペーパーメモ端末)
上記の3つがBoyueが発売しているE Inkタブレットのラインナップ。シリーズ名としては『Likebook』(LIFEBOOKではないぞ!)という名前で販売されています。

デジタルペーパーフリークとしては、気になりますな〜。
Likebook Mars
GoodereaderによるLikebook Marsレビュー動画。
BoyueのE Inkタブレットの中では、末っ子になる『Likebook Mars』。
このLikebook Marsはデジタイザーペンは使えないので、Kindleなどの電子書籍を読むリーダーになります。サイズ的には7.8インチなのでKindleよりもかなり大きく、イメージ的にはiPad miniぐらいです。なので、Kindleでは読みづらい漫画を読むリーダーとして活躍しそう。
ちなみに、Androidベースなので、もっさりするとは思うがブラウザーやMinecraftなんかも使えます。BOOXもそうですが、Androidにすることによって自由度が高まっていい感じ。
Likebook Muses
The eBook ReaderによるLikebook Musesレビュー動画。
BoyueのE Inkタブレットの中では、ちょうど真ん中に位置するのが『Likebook Muses』。個人的には、これが一番買いたいデジタルペーパー。
このモデルはデジタイザーペンが使えるので、ノート敵も使える。しかもフロントライト・色温度調整機能が搭載されている。これはかなりのアドバンテージ。
デジタイザーペンは、おなじみWacom製のEMRで4,096段階の筆圧感知。ベゼルに段差があるのが気になるが、価格を考慮すればかなりバランスの良いE Inkタブレットになっている。
Likebook Mimas
The eBook ReaderによるLikebook Mimasレビュー動画。
BoyueのE Inkタブレットの中で長男になるのが、この『Likebook Mimas』。他社でいうBOOX Note Proと同じ立ち位置です。
こちらもLikebook Musesと同じく、Wacom製デジタイザーペンに対応。当然、フロントライト・色温度調整機能も搭載。Museとの違いは、画面が10.3インチということとmicroSDが使えるということ。あとはSoCも同じです。
スペック比較表
Likebook Mars | Likebook Muses | Likebook Mimas | |
OS | Android 6.0 | ||
SoC | Rockchip RK3368(8コア) | ||
RAM | 2GB | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 32GB | 16GB |
画面サイズ | 7.8″ | 7.8″ | 10.3″ |
画面解像度 | 1,404×1,872(300ppi) | 1,404×1,872(300ppi) | 1,404×1,872(300ppi) |
タッチパネル | ○ | ○ | ○ |
デジタイザー | - | ○ | ○ |
サイズ | 144×198×9.3mm | 136×193×8.5mm | 184×225×7.5mm |
質量 | 246g | 286g | 430g |
I/O | Micro USB | USB Type-C | USB Type-C |
microSD | ○ | - | ○ |
バッテリー | 3,100mAh | 3,100mAh | 4,700mAh |
Boyue社Likebookシリーズのスペック比較表。
Boyue社Likebookシリーズを1つのスペックシートにしてみました。すると、SoCがすべて『Rockchip RK3368』なことが判明。おそらく、コストカットの面で同じSoCを採用しているものと思われる。
このRockchip RK3368自体は、格安中華タブに使われることが多い64bit対応のオクタコアプロセッサー。普通のタブレットに搭載されていたら敬遠するレベルですが、E Inkの場合は利用用途的にも問題はなさそうです。E Ink自体が動きものが苦手なので。
BOOX vs Likebook という構図
スペックや価格的に先発のOnyx『BOOX Note Pro』の強力なライバルになりそうなのが、『Likebook Mimas』でしょう。
The eBook Readerにより両者の比較動画。
機能的には触ってみないことには分からないですが、デザイン性はBOOX Note Proのほうが洗練されている印象。BOOXはNote Proになって、E Ink部分の段差がなくなったので、使い勝手的にも一歩リードかもしれません。
まとめ「3万円台のペン対応デジタルペーパーが出る時代」

今回紹介したBoyueのE Inkタブレットは、どれも他社に比べると少し安価な価格設定になっている。
特にラインナップの真ん中に位置する『Likebook Muses』は、価格も3万円台でWacom製デジタイザーペンが使えることもあり、デジタルペーパー界隈では人気を博しそうな気がする。

3万円台だし、ちょっと買ってみようかな〜!?
おまけ

ついにデジタルペーパーデビューするん?

うぬっ!
その時期が来たって感じですな〜♪

また無駄遣いを…。

3万円台だし、よいではないか〜よいではないか〜。
おわり
戦国時代とまではいかないから、“E Ink室町時代”でどうだー!