知っておくと超便利。
もはやBluetoothイヤホンが、デファクトスタンダードとなってきている現在。あなたの購入基準はどこでしょうか。実は、知っておくと便利な知識があるので、今回紹介します。



目次
Bluetoothイヤホンの種類

まず、Bluetoothイヤホンについての予備知識を付ける前に、そもそものBluetoothイヤホンの種類について解説します。
- ネックバンドイヤホン
- トゥルーワイヤレスイヤホン
Bluetoothイヤホンは、上記の2種類に大きく分けられます。



ネックバンドイヤホン

- イヤホンの左右を繋ぐケーブルがある。
- 首から下げることができる。
- バッテリー持ちが比較的良い。
- 持ち運びに不便な機種もある。
ネックバンドイヤホンは、その名の通り首から下げるタイプのBluetoothイヤホンです。
Bluetooth規格でWALKMANやiPhoneと接続しますが、イヤホンの左右はケーブルで繋がっています。なので、後で紹介するトゥルーワイヤレスイヤホンよりは、可搬性では劣る部分があります。

トゥルーワイヤレスイヤホン

- ケーブルが全くない。
- 付加機能が存在するものもある。
- バッテリー持ちが比較的悪い。
- ケースに充電機能が付いているものが大半。
トゥルーワイヤレスイヤホンは、ケーブルが全く無い“本当の”ワイヤレスイヤホンです。
イヤホンのケーブルを切ったようなデザインで、本当に耳に入る部分しかありません。便利な半面、価格が高価であったり紛失しやすかったりします。ただ、一度使うと抜け出せないくらいの利便性の高さもあります。

購入前に知っておきたい予備知識

それでは、これからBluetoothイヤホンを購入する人のために、購入前に知っておきたい予備知識を“3つ”紹介し、解説していきます。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothのバージョン | 主な特徴 |
Bluetooth 4.0 | 『Bluetooth Low Energy』による省電力化 |
Bluetooth 4.1 | 自動再接続機能の追加 電波の干渉を軽減 |
Bluetooth 4.2 | 通信速度の向上 セキュリティーの強化 |
Bluetooth 5.0 | 通信速度のさらなる向上 通信範囲の強化 |
Bluetoothのバージョン表。
Bluetoothという規格にはバージョンが存在しており、2018年時点では“バージョン5.0”が最新になっています。

Bluetoothのプロファイル
Bluetoothのプロファイル | 利用用途 |
A2DP | 音声をステレオで転送する |
AVRCP | 曲の再生/停止や曲送りなどを行う |
HSP | 音声通話による双方向通信 |
HFP | 通信の発信/着信を行う |
Bluetoothのプロファイル表。
Bluetoothには20近くのプロファイルが存在します。ただ、音楽を聞いたり、通話をするために必要なプロファイルは上記の4つです。

Bluetoothのコーデック
Bluetoothのコーデック | 特徴 | 主な対応機器 |
SBC | 基本の圧縮技術 | 全て(音声プロファイル対応のBluetooth対応機器なら必ず対応) |
AAC | SBCより高音質 Apple機器の多くに採用 |
iPhone、iPad、iPad、Mac |
aptX | SBCより高音質 Android機器の多くに採用 |
一般的なAndroid機器 |
LDAC | SBCより高音質 Sonyが開発 ハイレゾ音源向き |
WALKMAN、Xperia |
Bluetoothのコーデック表。
もし高音質で音楽を楽しみたいのなら、『AAC』か『aptX』に対応したイヤホンを選んでください。
iPhoneならAAC対応イヤホン、AndroidならaptX対応イヤホンで大丈夫です。


- Bluetooth 4.0以上
- AAC・aptX・LDACのいずれかに対応
の条件を満たしているBluetoothイヤホンを購入すればいいんだねっ!?

タイプ別オススメのBluetoothイヤホン

最後に、今回紹介した条件に当てはまるBluetoothイヤホンを紹介していきます。
好きなイヤホンを使える—Bluetoothレシーバー

Bluetoothレシーバーは、一般的な有線イヤホンをお使いの人にオススメなグッズ。お手持ちの有線イヤホンをBluetoothイヤホン化できます。

Sonyの『SBH24』は、SBCとAACのコーデックに対応。また、マルチポイントという、一度に2台接続できる機能も搭載。さらに、GoogleやSiriの音声検索にも対応しています。
最もポピュラーなタイプ—ネックバンド

ネックバンドタイプのBluetoothイヤホンは、かなり多く発売されています。

ハイレゾ対応でノイズキャンセリングは高性能。Bluetooth最強の音質との呼び声高いイヤホン。かなり高価なので、購入を躊躇するのがネック。

バッテリーも最長8時間持ち、IPX5相当の防水性能もある。さらに、SBC・AAC・aptXの各コーデックに対応。ユーティリティー性の高いBluetoothイヤホンです。ちなみに、以前私も使ってました。
これからのスタンダード—トゥルーワイヤレス

これからのスタンダードになりそうなトゥルーワイヤレスイヤホン。ようやく低価格帯も出揃ってきたので、こちらを狙うのもオススメ。

とにかく、iPhoneユーザーなら『AirPods』は持っておくといいですよ。接続が容易で、Bluetoothイヤホン初心者にオススメ。

デンマークの高級オーディオブランド『Bang & Olufsen』が放つ、ラグジュアリーなデザインの高音質イヤホン。ロックやR&Bよりもクラシックやボーカルが綺麗なので、高音質の伸びが好きな人ならかなりオススメです。
総評:予備知識で失敗のないBluetoothイヤホン選びを

今回紹介したように、Bluetoothイヤホンにはさまざまなタイプがあります。また、Bluetoothの規格にもいろいろあります。
予備知識をいれておくことで、失敗のないBluetoothイヤホンができると思います。せっかくなら、高音質なイヤホンを買いたいですからね。


それでは、快適なBluetoothライフを!
おまけ




分からなかったらオススメを買ってもらって…。


おわり