- 2023年5月1日にPayPayが大幅な“改悪”を発表
- 【改悪①】『PayPayカード』以外のクレカ利用不可
- 【改悪②】『まとめて支払い』チャージで手数料徴収
PayPayは2023年5月1日、複数の大幅な規約改定を発表しました。
その内容が“改悪”と言わざるを得ないものだったので、概要について整理しておきます。
なかなかの凶悪さですわね。
なーんか、こうなることが予想できてたんよね。
目次
2023年5月1日のPayPay改悪まとめ
①『PayPayカード』以外のクレカ利用不可
| 2023年7月31日まで | 2023年8月1日から |
PayPayカード PayPayカード ゴールド |
||
上記以外のカード (クレジットカード/プリペイドカード/デビットカード) |
2023年8月1日以降、『PayPayカード』『PayPayカード ゴールド』以外のクレジットカード/プリペイドカード/デビットカードは、PayPayで利用できなくなります。
なお、すでにPayPayへ登録済みの『PayPayカード』『PayPayカード ゴールド』以外のクレジットカード/プリペイドカード/デビットカードについては、2023年8月1日を以って、強制的に登録が解除されます。なので、回避方法はありません。
②『まとめて支払い』チャージで手数料徴収
| 2023年7月31日まで | 2023年8月1日から |
毎月1回目 | 0% | 0% |
毎月2回目以降 | 0% | 2.5% |
2023年8月1日以降、『ソフトバンクまとめて支払い』『ワイモバイルまとめて支払い』を利用したPayPay残高へのチャージの際、毎月2回目以降はチャージ残高に対して2.5%の手数料が発生します。
例えば、10,000円チャージすると、250円のチャージ手数料が徴収されることになります。この手数料については、携帯料金の支払いと合算で請求が来るとのこと。
なお、毎月1回目の残高チャージについては、従来どおり手数料が発生しません。ですので、『ソフトバンクまとめて支払い』『ワイモバイルまとめて支払い』を利用してチャージをしているユーザーは、月の予算をあらかじめ決め、毎月1回だけチャージするようにしましょう。
③付与ポイント数の計算方法の変更
| 2023年6月30日まで | 2023年7月1日から |
『PayPayステップ』カウント対象金額 | 300円以上/1回 | 200円以上/1回 |
『PayPayポイント』計算方法 | 100円ごと × 付与率 | 200円ごと × 付与率 |
2023年7月1日以降、『PayPayポイント』を還元する際の計算方法が、“100円ごと”から“200円ごと”に変更されます。
これにより、例えば、399円の買い物をした場合、従来であれば“3ポイント”獲得できるところが、“2ポイント”しか獲得できなくなります。
まとめ「イメージダウンは避けられない」
2023年8月1日以降適用。
『PayPayカード』『PayPayカード ゴールド』以外のクレジットカード/プリペイドカード/デビットカードは、PayPayで利用できなくなる。
2023年8月1日以降適用。
『ソフトバンクまとめて支払い』『ワイモバイルまとめて支払い』を利用したPayPay残高へのチャージの際、毎月2回目以降はチャージ残高に対して2.5%の手数料が発生する。
2023年7月1日以降適用。
『PayPayポイント』を還元する際の計算方法が、“100円ごと”から“200円ごと”に変更される。
今回のPayPayにおける改悪、本心は「カード会社に支払う手数料を減らしたい」ということ、そして「PayPayポイントを付与しづらくしたい」ということでしょう。
要するに、大盤振る舞いによるユーザーの囲い込みというフェーズが終了したので、今度はユーザーの締め付けをしているわけです。よくある手口ですね。
こういうことを露骨にするから、日本ではキャッシュレス社会に対して不信感が持たれるんだよねー。
おまけ
これは、民族大移動が起こるかもしれませぬな。
他のQRコード決済は対応店舗が少ないのがネックになりますが、そこさえクリアできるならば、他社サービスに移行する人は出てくるでしょうね。
てか、全部『Suica』『QUICPay』『iD』『コンタクトレス決済』で支払えたら、それで充分やねんけどね。
店舗側の手数料の問題もあるけど、エンドユーザーとしてはそっちのほうが便利ですな。
おわり
今回の規約改定内容をひとことで言うと、
「使い勝手を悪くして、かつ『PayPayポイント』を貯めづらくされた」
という感じあーる。