これから…だしね。
有料の『YouTube Premium』に加入し、使うこと早1ヶ月。私は主に『YouTube Music』をiPhoneで利用してるのですが、ヘビーに使うと分かる“大きな欠点”が…。
オンライン前提な感じで、音楽アプリとしてはうーんな部分が多い気がするんよ。
目次
1ヶ月ヘビーに使っての感想
日本でも始まった『YouTube Premium』ですが、基本が0円で使えるサービスなこと、月額課金が1,000円強ということもあり、積極的に使っている人が思ったよりも少ないイメージです。
そんな中、私は音楽サービスである『YouTube Music(YouTube Music Premium)』目当てで加入し、超ヘビーに1ヶ月使ってみました。
今回はその結果を“音楽アプリとしてのUI”という観点から、レビュー的なことを書いてみたということです。
iPhone × YouTube Musicアプリ
って使い方をしているから、本記事はそれを踏まえての評価やよ!
ちなみに『YouTube Premium』関連の記事は、以下のような感じでまとめています。(気が向いたら読んでね!)
簡単な評価
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新たな曲に出会えるUX。
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片手で使えるUI。
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YouTubeらしいサービス展開。
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オンラインありきすぎる。
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曲の管理がイマイチ。
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音楽再生機能が主でない。
あとで詳しく書くとして、簡単な評価をするとこんな感じ。
やはり、母体が動画共有サービスであるYouTubeであることから、「YouTubeありきだね」と思うようなアプリ構成だと感じました。
あくまでiOSアプリ版としての評価
これは“お断り”なのですが、私はiPhone XSを使っていて、『YouTube Music』のサービスについても、iOSアプリ版にしか言及できません。
この手のアプリは、iOSとAndroidでUIやアプリ構成が異なることも多いのですが(本アプリがどうなっているかはAndroidを持っていないため不明)、私が使っている環境がiOSなので、今回はそれについてのみ話すことにしています。
良いトコ—発見を促すUI
とにかく発見が楽しい!
このYouTube Musicアプリの面白いところは、“探す”ことの楽しさや、新たな好みの“発見”ができるところ。
新作の楽曲はもちろん、自分の検索結果や再生履歴から、似ている楽曲や好きそうな楽曲を探してくれるのです。この手の仕組みは他でもありそうですが、特にYouTube Musicアプリでは、そこのUXに特化している印象を受けました。
片手で完結できるUIが秀逸
母体がGoogleだけあって、片手で完結できる爽快感のあるUIは秀逸。
画像を前面に出して、視覚的に探しやすくしているので、曲を発見する楽しさの新しい体験をもたらしてくれているイメージを持ちました。
実際、私はYouTube Musicアプリを使わなかったら、乃木坂46を聞くことはなかったと思います。音楽の好みの視野が狭くなっている人ほど、使っていて感動する部分があるような気がします。
いろんな曲に出会えるのが、定額サービスの強みやと思うんよね。
悪いトコ—音楽アプリとしてのUI
隅に追いやられているライブラリー
『YouTube Music』アプリと、『Amazon Music』アプリのUIを比較してみました。
下のタブ欄を見てもらうと分かるのですが、再生中の音楽にジャンプできるタブがYouTube Musicアプリにはありません(再生中のみタブの上部に帯表示)。一番右の『ライブラリ』というタブも、これから紹介しますが、割と簡素な作りです。
要するに、音楽アプリとしてのライブラリー要素が、わりと隅に追いやられている感じです。探す > 聞くなウェイトですね。
オンラインありきすぎる
個人的に一番引っかかるのが、“オンラインありき”すぎること。
画像の緑枠の部分が、オフラインで視聴可能。そして、赤枠の部分がオフラインで視聴不可。どう考えても、オンラインありきすぎる気が…。
通常の音楽アプリなら当たり前の、プレイリストやアーティスト、アルバム単位の検索すらオンライン前提の作り。
なので、機内モードにすると、上画像のような虚しいことに…。
つまり、無駄な通信をせずに音楽を楽しむには、『オフライン』という項目の中で楽曲を再生する必要があります。
しかし、この『オフライン』も使いにくい気が…。
ローカル保存した楽曲をアーティスト単位で表示・再生もできないですし、アルバム単位で楽曲を保存すると、曲を個別で消去できない(アルバムまるごと消してしまう)仕様なのです。当然、アップデートで改善はされると思うのですが…ね。
曲を探す体験は高評価なんやけど、音楽アプリとしてのUIは好みが分かれるかもやね。
総評:純粋な音楽アプリではない気がする
1ヶ月の間ずーーっと(毎日)使ってきたのですが、この『YouTube Music』アプリは、かなり“特殊で異端”な音楽アプリな気がしてきました。
端的に言うと、この『YouTube Music』のアプリは、純粋に音楽鑑賞をするアプリというよりも、“新たな好みの楽曲を見つける”音楽アプリのような気がします。
でも、保存した楽曲の管理に関するUIや設計は、もう少し親切に作って欲しい印象やったかな。
わりと異端児でした。
おまけ
おわり