Netflixより高いのか…。
ついに開始した『YouTube Premium』。広告ナシで動画が見られるわけだが、月額1,180円に賛否両論。今回は、加入するメリットがあるか、どんなサービスが受けられるかを徹底調査します!



目次
『YouTube Premium』とは

『YouTube Premium』を簡単に説明すると、YouTubeの月額課金制の有料版サービスです。
YouTube自体はご存知の通り、基本無料で利用できるサービスです。なので、月額課金しないと動画が視聴できない、NetflixやHuluのようなVODサービスとは、サービス内容が異なります。


そんなYouTubeが『YouTube Premium』になることで、受けられるサービスをまとめてみたやよ!
サービス内容

基本無料のYouTubeが、月額課金制の『YouTube Premium』になることで、ユーザーが受けられるサービスは“5つ”あります。
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広告が非表示になる。
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オフライン再生ができる。
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バックグラウンド再生ができる。
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『YouTube Music Premium』が使える。
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『YouTube Originals』が視聴できる。

これについては、後で話すことにするよ!
サービス1.広告が非表示になる

まず1つ目のサービスは、動画再生すると表示される広告が非表示になること。

昔から動画再生すると広告が表示されるが、少し前から“鬱陶しいレベル”で広告が表示されていた。これには多くのユーザーが、辟易していたであろう。
広告があるからYouTuberが存在できるので、広告の有無については議論しないが、広告が鬱陶しいと思っていた人にとっては、福音となるサービスのひとつ。
サービス2.オフライン再生ができる

2つ目のサービスは、動画をスマホなどに保存できるようになること。

外出先でスマホでYouTubeを見る人も多いはず。そして、その多くのユーザーを悩ましているのが“ギガ不足”と呼ばれるパケット消費です。
『YouTube Premium』では、動画を端末内にダウンロードできるので、いつでもどこでも通信容量を気にせずに、YouTubeを楽しめるようになります。
サービス3.バックグラウンド再生ができる

3つ目のサービスは、動画のバックグラウンド再生ができるようになること。

従来のYouTubeは、アプリを閉じると音声も消えてしまいました。なので、YouTubeで音楽を聞きながら、SafariやLINEを利用できなかった。これは不便。
しかし、『YouTube Premium』では、バックグラウンド再生が可能に。これにより、ネットしながらYouTubeアプリで音楽を聞くことも可能になりました。
サービス4.『YouTube Music Premium』が使える

4つ目は、『YouTube Music Premium』が使えるようになること。

YouTubeには、別アプリとして『YouTube Music』というものがあります。このYouTube Musicは、いわゆる音楽配信サービスのひとつです。
これも“Premium”になるので、オフライン再生やダウンロードも可能になります。
サービス5.『YouTube Originals』が視聴できる

最後は、『YouTube Originals』というサービスが受けられること。

Netflixには『鋼鉄の雨』や『バキ』、Amazon Prime Videoには『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』のような“VODオリジナル作品”があります。それのYouTube版が『YouTube Originals』です。
現状は作品数が少ないですが、『YouTube Originals』はYouTube Premiumに加入しないと視聴できないので、一番の目玉がこのサービスでしょう。
価格

この『YouTube Premium』は月額課金制になっており、月額1,180円(税別)です。
しかし、iOSデバイスから加入すると、月額1,550円になってしまいます。iOSユーザーでも、ブラウザーから加入すれば、月額1,180円で加入できますので、必ずブラウザーから加入してください。

ちなみに、競合しそうなVODサービスとの価格比較は、下の表にまとめてみました。
YouTube Premium | Netflix | Hulu | Amazon Prime Video | dアニメストア | |
価格 | 月額1,180円(税込) | 月額864円(税込)〜月額2,268円(税込) | 月額1007円(税込) | 月額400円(税込) | 月額432円(税込) |
競合VODサービスとの価格比較。



『YouTube Premium』について思うこと
こんな感じで日本でもスタートした『YouTube Premium』ですが、同サービスについて感じたことを書いていきます。
『YouTube Originals』がキモ?

先程解説してきたように、『YouTube Premium』には5つのサービスがあります。しかし、『YouTube Originals』以外のサービスは“代替措置”があるのです。


¹同アプリは配信停止中。また、当ブログはYouTube動画のダウンロードを推奨しておりません。
つまり、『YouTube Originals』こそが、Google的に“本命のサービス”なのかも知れません。なので、今後はオリジナル作品の強化を図ってくることでしょう。
YouTube互換アプリは淘汰された

前述した『Clipbox』もそうなのですが、YouTubeがダウンロードできたり、オフライン再生ができたり、はたまたバックグラウンド再生ができるアプリがあります。正確に言えば、あり“ました”ですが…。


これら“YouTube互換アプリ”は、数年前からApp StoreやGoogle Playから排除されています。なので、“ました”、つまり過去形なのです。
もともと、YouTubeの動画をダウンロードするのは規約違反であり、その取り締まりが年々厳しくなっていった結果が、互換アプリの排除にあります。
それは置いておくとして、やはりオフライン再生やダウンロードは魅力的です。
そこに魅力を感じれば、『YouTube Premium』は加入すべきなのかも知れません。
バックグラウンド再生…って昔できたよね?

『YouTube Premium』のサービスのひとつ、バックグラウンド再生。
古くからYouTubeを楽しんでいる私のような人なら、「昔できたやんね!?」と思うはず。あれです。アプリのアイコンが“ブラウン管”の時代ですね。

ブラウン管アイコンのYouTubeとか懐かしいっ!

つまり、ブラウン管テレビにあった機能が有機ELテレビについたって感じやね!

YouTubeの“Tube”は“ブラウン管”から来ているので、YouTubeはいつまでもブラウン管です。

総評:年間1.5万の価値があるかは“現状”微妙かも?

今回解説してきたように、『YouTube Premium』には5つのサービスがあります。そして、おそらく最大のキモは『YouTube Originals』になってくると、個人的に思います。

もちろん、広告なしもオフライン再生も魅力的ではあります。ただ、それが“絶対的要素”があるかと言えば微妙。これだけで、年間1.5万は割高感ありますしね。
なので、どれだけオリジナルコンテンツが増えるかでしょう。そうすれば、Amazon Prime Videoぐらいの“エモさ”が出てくると思います。


来年には変わるかも…ですがね!
おまけ





おわり
Image:YouTube