どんどん強化されていくっ!
Microsoftが次期Windows 10アップデート名を『Windows 10 October 2018 Update』にすると発表しました。アップデートによる新機能と、歴代バージョン名を振り返ります。
目次
Windows 10歴代アップデート概要
『Windows 10』は2015年に正式リリースされたので、今年で“3年目”となります。Microsoft自身も“最後のOS”であることを明言しているので、いわゆるmacOS的な進化になっています。
そんな“最後のWindows”である『Windows 10』の、歴代のアップデートをまずは遡ってみたいと思います。
コードネーム | リリース名 | リリース日 |
Threshold 1 | (Windows 10) | 2015年7月29日 |
Threshold 2 | Windows 10 November Update | 2015年11月12日 |
Redstone 1 | Windows 10 Anniversary Update | 2016年8月02日 |
Redstone 2 | Windows 10 Creators Update | 2017年4月11日 |
Redstone 3 | Windows 10 Fall Creators Update | 2017年10月17日 |
Redstone 4 | Windows 10 April 2018 Update | 2018年4月30日 |
Redstone 5 | Windows 10 October 2018 Update | 2018年秋 |
Windows 10アップデート概要。
Windows 10の最新バージョンは、4月にアップデートされた『Windows 10 April 2018 Update』です。そして、今秋にアップデートされる『Windows 10 October 2018 Update』で、6回目のアップデートになります。
『Windows 10 October 2018 Update』の新機能
そんなWindows 10ですが、今秋に行われるアップデート名は『Windows 10 October 2018 Update』に決定しました。
- 新しいスクリーンショット『Screen Sketch』の追加。
- 『File Explorer』に“ダークモード”が追加。
- 新しいクリップボード機能と強化。
新しいスクリーンショット『Screen Sketch』の追加
『Windows Insider Channel』によるデモ動画。
Windowsには『Snipping Tool』という、いわゆるスクリーンショット機能があります。
その『Snipping Tool』が“廃止方向”になり、新たに『Screen Sketch』というスクリーンショット機能へと置換されるようです。このScreen Sketchは、『アクション センター』に登録可能です。
『File Explorer』に“ダークモード”が追加
『Windows Central』によるデモ動画。
一般的にファイラーアプリと呼ばれる『File Explorer』ですが、なんと“ダークモード”が追加されるようです。
概要は説明するまでもないはず。単純にダークモードでの表示が可能になります。開発者なユーザーあたりが喜びそうな機能かも知れません。
新しいクリップボード機能と強化
一般的に“コピペ”と呼ばれるクリップボード機能も大幅強化。
なんと、新しいクリップボード機能では、デバイスをまたいでコンテンツをコピーできるようになります。
さらに、Windowsキー+Vを押下することにより、クリップボード履歴からの貼り付けや、よく使う項目からの貼り付けが可能になるそうです。これは便利。
Windows 10は“年2回”のアップデート
Windowsの最終形態である『Windows 10』は、春・秋の計2回のアップデートをMicrosoftが約束しています。
最初は“酷評”が多かったWindows 10ですが、最近では新機能追加よりもバグフィックスに注力しているイメージを受けます。個人的には、そのほうが好印象ですし、長期目線でWindows 10を見てくれている気がします。
ダークモードの追加やスクリーンショット強化など、端的に言えば“Mac的”になっているWindows 10。しかし、その進化のベクトルは似ているようで異なる印象を受ける。
macOSがレガシーをバッサリ捨てて高機能な新機能を投入する感じを受けるのに対し、Windows 10はレガシーは残しつつ、じっくり新機能に移行する印象を受ける。
ここに両社の考え方の違いや、抱えているユーザー層の差異があるかも知れません。
▼macOSでも最新のWindows 10に対応。
総評:どこで“大きな舵”を取るのか
今回で6回目のアップデートとなる『Windows 10 October 2018 Update』ですが、割と“保守的な”アップデートの印象です。
個人的には『Redstone 1』、つまり『Windows 10 Anniversary Update』でWindows 10の大きな方向転換があった印象なので、次回の大幅刷新は“コードネームのリネーム”のときだと思います。
Microsoftさんはよはよー!
今は大幅刷新を控えた“ブラッシュアップ”な時期。次々と進化をしていくWindows 10に、ユーザーも目が離せないですね。
おまけ
おわり