- Chargeasap『Omega 200W』という超弩級なUSB PD充電器を支援した!
- GaN搭載で 100W ×2 なUSB-C出力が驚異的すぎる!
- USB-C側に独自急速充電規格が入っていないことを祈るだけ!
興味本位で出資した。
Chargeasap『Omega 200W』という、窒化ガリウムパワー半導体(GaN Power IC)を採用したUSB PD充電器を、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREで出資しました。ただ…ヤな予感も……。
奥歯に物が挟まる系の言い草やね……。
最強のUSB PD充電器っぽい気もするっ!
でも、気になるところもなくはない。
…うーむ。
Omega 200Wを出資した
Chargeasapという、オーストラリアのシドニーを拠点とした電子機器メーカーがリリースしているUSB PD充電器、『Omega 200W』をCAMPFIREで出資しました。
Omega 200Wは、その名のとおり、合計最大出力が200Wという超ハイパワーUSB PD充電器。
USB Type-Aが2ポート、USB Type-Cが2ポート、という合計4ポート構成。つまり、2つのUSB Type-Cポートから、USB PDの規格上最大値である100Wをダブルでフルに出力できるというトンデモなUSB PD充電器というわけです。まさに最強の充電器。
合計200Wという超高出力でありながら、コンパクトなサイズ感がウリだそう。
サイトを見ていると『GaNFast』の名前があったので、Navitas Semiconductorの窒化ガリウムパワー半導体(GaN Power IC)を採用していることが分かります。同社はHYPERやAUKEYにもGaN Power ICを提供しているトップベンダー。なので、Power ICに関しては、ある程度信頼性が高そうだと判断して出資しました。
GaNFast搭載だと、HYPER『HyperJuice 100W GaN USB-C Charger』とか、AUKEYのOmniaシリーズが有名どころかなー!?
AUKEYの『OmniaChip』は、AUKEYとNavitasの共同開発なのですよね。
スペックと特徴
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Omega 200W | ||
---|---|---|
メーカー | Chargeasap | |
合計最大出力 | 200W | |
インターフェース | USB Type-A ×2 USB Type-C ×2 |
|
急速充電 | USB-A | Quick Charge 3.0 Huawei SuperCharge VOOC Flash Charge Dash Charge |
USB-C | USB PD 3.0 USB PD PPS |
|
USB-A出力 | Quick Charge | 5V・3A 9V・2A 12V・1.5A |
SCP VOOC |
5V・4.5A | |
USB-C出力 | USB PD (PDO) |
5V・3A 9V・3A 15V・3A 20V・3.25A 20V・5A |
USB PD (PPS) |
? | |
サイズ | 88×55×42mm | |
質量 | 220g | |
備考 | 過電流/過電圧/加熱/短絡保護回路搭載 PPS(Programmable Power Supply)対応 |
Omega 200Wのスペック
■Omega 200Wの特徴
- 合計4つのUSBポート
- 合計最大200W出力
- 最大100WのUSB PD出力
- デュアルスイングプラグ
- 窒化ガリウムパワー半導体搭載
- Quick Charge 3.0対応
- Huawei SuperCharge対応
- VOOC Flash Charge対応
- Dash Charge対応
- Adaptive Fast Charging対応
- Apple急速充電対応
- USB PD PPS対応
前述したように、このOmega 200Wの最大のウリは、合計最大200W出力というUSB PD充電器の中ではトップクラスの高出力を誇ること。そして、高出力でありながら、クレジットカードサイズ(88×55×42mm)というサイズ感に収まっていること。
USB PDは、Sink Directed Chargingである『PPS(Programmable Power Supply)』に対応。ここから察するに、USB PD Rev. 3.0 Ver. 1.1以降ということが推測できます。USB PD PPS対応のUSB PD充電器は希少性が高いので、個人的には嬉しい限り。
その他の独自急速充電規格にも複数対応しており、超有名な『Quick Charge 3.0』をはじめ、『Huawei SuperCharge(Huawei SCP)』や『Adaptive Fast Charging(Samsung AFC)』、『VOOC Flash Charge(OPPO VOOC)』にも対応。Samsung AFCはQuick Chargeベースですし、Dash ChargeはVOOCベースなので、Quick Charge系とHuawei系とVOOC系に対応している、と考えてよさそうです。また、Appleの急速充電(どれを指しているのか不明)にも対応しているとのこと。
詰め込んでますなー。
気になる点
「合計200W出力!USB PDが2ポート同時に100W出力!これで勝つる!!」…と思っているのですが、最後に1つだけ気になる点を書いておきます。
Omega 200Wのスペックシート上では触れられていないので分からないのですが、Kickstarterの紹介画像(上画像)を見ると、USB Type-C(USB PD)ポート側に、Appleの急速充電規格とSamsung AFCの表記があります。この各急速充電規格がどこの何を指しているのかが画像だけでは何とも…ですが、もしUSB Type-Cポート側だったら規格違反になってしまいます。
ただ、スペックシート側のUSB Type-Cの出力表記にこれらの急速充電のことが書かれていないので、今のところは“かもしれない”という話。それを確かめたくて、今回のOmega 200Wを出資したというのも経緯としてあったりします。
結果がどうなっても、目くじらを立てることはしないあーる。あくまで興味本位のギークのお遊び検証って感じっ!
それが懸命ですわ。
まとめ「プチ不安はあるけど200W USB PDは最強なのだ」
そういうわけで、Chargeasap『Omega 200W』という、合計最大出力200Wの超弩級USB PD充電器を出資しました。到着はまだ先ですが、来たら検証とレビューをする予定です。
独自の急速充電規格がUSB PDに内包されていないと嬉しい…のですが、スペックシートから読み取れないのがプチ不安。あとは、PDOもちゃんとした仕様だと嬉しい。とはいえ、こういうイノベーティブな製品にギャンブルする感がクラウドファンディングの楽しみだったりします。
仕様も完璧なら、この子が最強のUSB PD充電器の称号を得そうっ!
おまけ
規格云々がややこしいけど、USB PDは楽しいのであーる。
調べる価値がそのぶんあるわけですものね。
ちょっとカオスすぎるのも問題やけどね……。
それはわかりみあーる。
おわり
「ヤな予感」…ですか!?