『週刊ガジェットニュース斜め読み』とは?
一週間のガジェット系ニュースを曜日ごとに振り返り、特にがじぇっと部が気になった事象をピックアップして語る記事です。
- 今週は“OPPOもフォルダブル参入”な一週間だ!
- 完全ワイヤレスイヤホンが怒涛の新製品ラッシュ!
- 最高峰の音質を誇る『FoKus PRO』が気になる!
“フォルダブルの新星”
2021年第51週は…PS5用着せ替えカバー発表、OPPOがINNO DAY 2021を開催、『Universal Control』がまた延期、キャリアメールの持ち運び開始、LVCが『LINE NFT』提供開始、な一週間でした。
そして、提供はNECホームエレクトロニクス。
…ど、どういうこと!?
目次
今週のガジェットニュース回顧
2021年12月12日(日)
- Apple元従業員CherScarlett氏とAppleとの和解決裂
CherScarlett氏は、いわゆる#AppleToo運動のリーダーですな。
2021年12月13日(月)
- MPOW JAPANが楽天市場『超ポイントバック祭』内でキャンペーン開催
- LINEがショート動画プラットフォーム『LINE VOOM』のiOS版を提供開始
- SIEがPlayStation 5用の着せ替えカバーと新色コントローラを発表
- 楽天モバイルのキャリアメール提供が再延期
PlayStation 5用の着せ替えカバー!
…よりも本体の安定供給をしてくださり!!
2021年12月14日(火)
- Adobeがコンテンツ作成ツール『Creative Cloud Express』を発表
- Appleが『iOS 15.2』と『iPadOS 15.2』を配信開始
- Appleが『Apple Music Voice』を提供開始
- 『Fire TV Stick 4K Max』がEchoと連携してテレビ放送の音声出力ができる機能を実装
- Googleのワイヤレス充電器『Google Pixel Stand(第2世代)』が国内販売開始
- Acerが180Hz対応の34型曲面ゲーミングモニター『Predator X34』を国内発売
- OPPOがINNO DAY 2021にて『OPPO Air Glass』を発表
- OPPOがINNO DAY 2021にて自社開発NPU『MariSilicon X』を発表
毎年恒例のOPPOのイベント『OPPO INNO DAY』に注目ですわ。
2021年12月15日(水)
- AppleがmacOS『Universal Control』機能の実装再延期の報道
- Googleがエントリー向けのOS『Android 12(Go edition)』を発表
- NTTドコモが2社目のエコノミーMVNOとして『トーンモバイル for docomo』を取扱開始
- Panasonicが最高峰のブルーレイディスクレコーダー『DMR-ZR1』を発表
- OPPOがINNO DAY 2021にてフォルダブルスマートフォン『OPPO Find N』を発表
- KDDI・沖縄セルラーが『auメール持ち運び』の提供を発表
- NTTドコモが『ドコモメール持ち運び』の提供を発表
- Appleが『Swift Playgrounds 4』を公開
- CanonがIEDM 2021にて320万画素のSPADセンサーの開発を発表
- LVCがNFT総合マーケットプレイス『LINE NFT』の提供を発表
- SamsungがAndroidタブレット『Galaxy Tab A8』を発表
キャリアメールの持ち運びって、どれくらい需要があるんだろう!?
2021年12月16日(木)
- SonyがIEDM 2021にて新構造のイメージセンサーを発表
- Redditが米証券取引委員会に上場申請
Tech好きなら『IEDM 2021』も注目ですわね。
2021年12月17日(金)
- AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン『TE-D01m2』が発売開始
- Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホン『FoKus PRO』が発売開始
- SKTが25.3インチE Inkモニター『Paperlike 253』を発売開始
Noble Audio『FoKus PRO』がついに発売!
2021年12月18日(土)
- Kineraの完全ワイヤレスイヤホン『Yh802』が発売開始
- radiusが低遅延モード搭載の完全ワイヤレスイヤホン『HP-P100BT』を発売
2日連続の完全ワイヤレスイヤホン新製品ラッシュやね!
がじぇっと部が気になった物事
【第3位】SKTが『Paperlike 253』を発売開始
SKTが2021年12月17日、DASUNG社のE Ink採用モニター『Paperlike 253』を発売開始した。価格は直販価格で298,000円。
このPaperlike 253は、世界最大級となる25.3インチの電子ペーパーを採用したPC向けモニター。解像度は3,200×1,800。入力系統として、HDMIとDisplayPortを搭載している。また、USB入力/出力があり、本製品をUSBハブとしても利用可能。
DASUNG Paperlike 253: Professional Immersive Office Work Monitor - YouTube
ちょっと…というか、かなり価格が高価なので手が出ないのですが、論文や書籍を閲覧するための大型モニターとして欲しくなってしまうところ。
デジタイザーペン対応の電子ペーパータブレットは、そこそこに需要があるので持っている人も多くなっている印象。ですが、電子ペーパーモニターというのは、マニアックすぎるかもしれません。しかも、ニッチ製品ゆえ、価格が下がらないというのもネックになりそうです。
10万円前後なら…ねー。
30万円となると、EIZOのプロ向けモニター『ColorEdge CS2740-X』とほぼ同じ価格ですものね。
【第2位】Appleが『Universal Control』の実装を再延期
Appleが2021年12月13日(現地時間)、2021年秋に提供予定としていたmacOS Monterey内の『Universal Control』機能について、実装を延期したことが明らかとなった。
すでにApple公式サイトでは「2022年の春に使えるようになります」との記載がなされている。なお、以前は「今年の秋に使えるようになります」との記載だった。
AppleがUniversal Controlの実装を延期するのは、今回が2回目。
この『Universal Control』は、macOS Montereyの目玉機能の1つなのですが、実装に関しては相当難航しているようです。macOS Monterey自体、Big Surと比べてバグが多い気もします。
大々的に発表されたのに、結局は世に出なかった『AirPower』の件があるので何とも言えないところですが、さすがに再々延期はないと思っています。さすがにこれ以上延期してしまうと、WWDC 2022が大荒れになりそうな予感も。
サードパーティ製のKVM(Logicool Flow)もあるから、Appleには上手くやってほしいんだけどね!
バグも結構あるし、実装されるまでmacOS Big Surで粘るのもアリやんね。
【第1位】フォルダブルスマホ『OPPO Find N』が発表
OPPOが2021年12月15日、毎年恒例の『OPPO INNO DAY』にて、同社初のフォルダブルスマートフォン『OPPO Find N』を発表した。
ディスプレイヒンジはウォータドロップ型になっており、ディスプレイ部が内側の空間に入り込むように折りたたまれ、折り目が付きづらい構造になっている。価格は7,699人民元から。現時点では日本市場への投入は未定。
なお、主なスペックは以下のとおり。
- OS:ColorOS 12
- SoC:Snapdragon 888
- RAM:12GB
- UFS:512GB
- ディスプレイ:5.49″ + 7.1″
- リアカメラ:50MP + 16MP + 13MP
OPPO Find N | OPPO INNO DAY 2021 - YouTube
OPPOといえば、以前に『OPPO X 2021』というローラブルスマートフォンのコンセプトモデルがありましたが、この『OPPO Find N』は横折りタイプのオーソドックスなフォルダブルスマートフォン。
日本市場への投入は未定だそうで、ただただ残念。
競合するGalaxy Z Fold3 5Gよりも安価な価格設定(とは人民元との比較なのでアテにならないけど)ということもあり、S Penや防水が必要ない層からすれば魅力的なデバイス。なので、ぜひ日本でも、と投入を願いたいところです。
噂の『OPPO X 2022』はなかった!
ローラブルスマートフォンの行方も気になりますよね。
今週の気になるガジェット
今週の気になるガジェットは、音質にすべてを注ぎ込んだNoble Audioの完全ワイヤレスイヤホン『FoKus PRO』であーるっ!
Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホンといえば、ずっと『Falcon』という冠名だったのですが、今回は『FoKus』という新シリーズとして登場。そして、このFoKusは音質特化の設計をしたシリーズだそう。
このカスタムIEMライクな見た目、これだけでご飯が3杯食べられそう。それくらいに、そそるルックをしています。
完全ワイヤレスイヤホンの高音質化というよりかは、カスタムIEMのモジュールをワイヤレス化するという方向性だそう。FoKus PROには、ノイズキャンセリングは搭載されておらず、この音質のために“捨てるものは捨てる”という潔さも硬派で素敵。
ただ、Falcon持ちとして気になるのが、音以外の要素での設計の甘さ。そこが解消されていれば、このFoKus PROに飛びつこうと考えています。
どうせ買うくせに……。
うーむ、そんな気がするーる。
編集後記
今回のOPPO Find Nもそうなのですが、日本市場に投入されない魅力的なデバイスは多い。ここが大きな悩み。
先日、Galaxy Book Pro 360をSamsung USで購入しようとしたのですが、クレジットカード決済やPayPalが通らず、いわゆる“詰み”になってしまっています。Expansys経由なら輸入が簡単なのですが、中間マージンが高すぎるのです。
おまけ
日本だとSamsung製品が買いづらいのがつらお!
販売チャネルが限定されていますからね。
ロゴも“Galaxy”に変えてるくらいだし、いろいろあるんかもやね。
おわり
▽Source
Adobe Blog, Amazon, Apple, AVIOT, Canon, Cision, CNET Japan, Forbes, Google Blog, Google Japan Blog, LINE, Noble Audio, NTTドコモ, OPPO, Panasonic, PlayStation.Blog, PR TIMES, radius, Samsung, 楽天市場, 楽天モバイル
タイトルに“!”と“PC○○”を入れると、テレ東のゲーム情報番組っぽくなる説!