Synology『RT6600ax』はWi-Fi 6メッシュルーターの大本命

記事のポイント

“発売日はいつ？”

Wi-Fi 6、トライバンドメッシュ、2.5GbE WAN/LAN、この3つが揃ったWi-Fiルーターが欲しい。…と思っていたら、Synology『RT6600ax』が発表されてました。発売は2022年上半期とのことなので、今のうちに下調べしてみます。

RT2600ac、2017年7月。
MR2200ac、2018年12月。
…うーん、久しぶり！

約3年ぶりですわね。

“待ってました”的な！？

Synology RT6600axの概要

Synology RT6600ax

＜発表日＞

＜発売日＞

＜販売価格＞

『RT6600ax』は、Synologyの年次オンラインイベントである『Synology 2022 AND BEYOND』（2021年12月3日開催）で発表された、Wi-Fiルーターの新製品。

すでに製品発表から3か月が経過していますが、残念ながら公式サイトに同製品のページは存在していません。なので、現時点で分かる情報というのは、Synology 2022 AND BEYONDで発表された内容から読み取れるもののみ。

日本市場でのSynology製Wi-Fiルーターは、 RT2600ac（2017年） → MR2200ac（2018年）となっており、発売されれば約3年ぶりの新製品投入になります。

代理店のアスクがインフォメーションを出してるから、おそらく日本でも発売されると思うんだけど…ね。

CONNECT — Synology 2022 AND BEYOND - YouTube

特長

Synology 2022 AND BEYONDから読み取れる、RT6600axの特長は上記のとおり。

『RT6600ax』という製品名からも分かるように、AX6600クラス（合計最大6,600Mbps）のWi-Fi転送速度を備えています。また、複数台購入することにより、メッシュネットワークの構築もサポート。

AX6600クラスの上には、AX9000（Mi Router AX9000等）やAX11000（ROG Rapture GT-AX11000）があるので、最速ではありません。ですが、通常用途であれば申し分なし。

ASUS

RT6600axには、WAN（×1）・LAN（×4）のEthernet端子が搭載されています。その搭載されているLANポートのうち、1ポートが『2.5GBASE-T』対応のWAN/LANコンボ端子になっています。

これにより、同社のDS1621+のような、2.5GbE NICが装着できるNASの高速化が図れるというわけなのです。なので、個人的にはかなり嬉しい要素。

脱クラウドの野望——Synology NASで高速OnPストレージ構築を画策

メッシュWi-Fiルーターというと、どうしても機能性が乏しい印象があるのですが、RT6600axはVirtual LAN（VLAN）にも対応。

以前、RT2600acとMR2200acをメーカーからお借りして使っていたのですが、NAS屋のルーターだけあり、このあたりの機能を細かく設定できるようになっています。

最後に、新モデル（Synology RT6600ax）と旧モデル（Synology RT2600ac）を、分かる範囲で比較してみました。