- TweetDeck風ブラウザ『Stack(Stack Browser)』が便利すぎる!
- X・Y・Zの3次元ウェブページ管理でタブが散らからないのが良き!
- 検索はVivaldi・SNSとWebアプリはStack…の組み合わせが至高!
This is not just a Browser.
増え続けるSNSとWebアプリを一括管理すべく、『Stack(Stack Browser)』を試しに導入してみました。TweetDeck(+α)のウェブブラウザ版という感じで、これは超便利かも……!?


MacとWindowsの両対応なんやね!

情報の整理整頓が捗りそうですわね。
目次
『Stack』とは?

『Stack(Stack Browser)』とは、TweetDeck風のUIを持った、ブラウザベースのSNSやWebアプリを一括管理するためのアプリケーション。
当初はmacOS版だけでしたが、Windows OS版も少し前にリリース済。この手の一括管理系ウェブブラウザには、『Station』や『Biscuit』のような競合が存在していますが、Tweetdeckのようなマルチカラムで表示できるのが大きな特徴です。
概要
プラン

Stack Pro | |||
---|---|---|---|
プラン | Monthly | Yearly | Lifetime |
利用料金 | 8.4ドル/月 | 84ドル/年 | 99ドル |
支払方式 | サブスクリプション | サブスクリプション | 買い切り |
追加機能 | Unlimited spaces Chrome Extensions Auto-refresh Dark theme Ad Blocker Trackers Blocker |
Stack(Stack Browser)の有料プラン
Stack(Stack Browser)は無料でも利用可能ですが、機能をフル開放するには課金する必要があります。無料プランでは、いくつかの機能(Ad Blocker等)が制限されているので、基本的には有料プランで使うことになります。

フリーミアムモデルですわね。

ですなー。
買い切りのプラン(Lifetime)もあるけど、すでに売り切れになってるから、サブスクリプション方式のウェブブラウザになるかなー!?
特徴
One Screen, All Apps! - YouTube
SNSやWebアプリを一括管理

Stack(Stack Browser)は、ウェブブラウザではありますが、目的はGoogleやBingでの検索を主軸に置いたウェブブラウジングではなく、SNSやWebアプリを一括管理することにあります。

なので、新規タブ(Stack的には『カード』)を開くと、自動的にStack側が用意したSNSやWebアプリのアイコンが一覧表示されます。これらのアイコンをクリックすると、ログイン画面に遷移するようになっているので、ログイン状態を記憶させておけば即座にサービスが利用できるというわけです。

ランチャーアプリっぽい感じかなー!?
『タグ』ではなく『カード』管理

このStack(Stack Browser)には、一般的なウェブブラウザにある『タグ』という概念がなく、代わりに『カード』という概念が用意されています。

この『カード』は、Trelloに代表されるカンバン方式のタスクアプリのように横スクロールで切り替え可能。また、カードのサイズも自由に変更でき、1画面に複数のカードを並列させて表示することもできるようになっています。
3軸構造のレイヤー

前述したように、タグの代わりに『カード』という概念を使うわけですが、それに加えて『スタック』と『スペース』という概念も、Stack(Stack Browser)には存在しています。
これらの関係性を要約すると、
- カード:タグ(X軸)
- スタック:タググループ(Y軸)
- スペース:スタックグループ(Z軸)
…という構成になっており、3軸構造のレイヤーになっています。
このうち、『スペース』を複数作成するためには、有料プラン(Stack Pro)に加入する必要があります。

面白い構造をしていますわね。

このシステマティックな構造化が、ギーク的にはたまらないものが…ねっ!
プチレビュー的な感想
TweetDeckをエンハンス

TweetDeckを使っているユーザーからすると、このStack(Stack Browser)というアプリケーションは、特にハードルもなくすんなり受け入れられるはず。
全体的なUI設計はTweetDeckライクで、デザインをもっとモダンにした感じ。そこにTwitter以外のSNSやWebアプリを並列できるので、TweetDeckをエンハンスさせたウェブブラウザと言っても過言ではないはず。
メインブラウザへの移動が簡単

Stack(Stack Browser)には、自分が普段使っているデフォルトブラウザに、ワンボタンで遷移して閲覧できる機能が搭載されています。
この機能がすこぶる便利で、わざわざメインで使っているブラウザにURLをコピーする必要もナシ。このシームレスな感じがあるからこそ、普段使っているウェブブラウザの+αとして、このStackが使えるわけです。
VODと音楽ストリーミングにも最適

SNSや仕事で使うWebアプリの一括管理だけでなく、SpotifyやAmazon Musicのようなコンテンツビューアー用のウェブブラウザとしても、このStack(Stack Browser)は結構便利でおすすめ。
VivaldiとStackの併用

私はメインのウェブブラウザとして、Vivaldiを使っているのですが、このVivaldiにもウィンドウの分割やタブスタッキングのような機能が備わっています。
それだと、Stack(Stack Browser)を使う必要はないのでは…と思ってしまうのですが、Vivaldiのウィンドウ分割は横スクロールができないですし、1つのウェブブラウザで多くのSNSやWebアプリを展開してしまうと、Mac自体のメモリを強烈に圧迫してしまいます。
ですので、検索はVivaldi、SNSとWebアプリはStack、と使い分けるのが一番しっくりきています。

Vivaldi + Stack
…っていう組み合わせが良すぎるのであーるっ!

問題はどちらもiOS非対応ということですわね。

StackのiOS版は不要だけど、Vivaldiは出してほしいよねー。内部構造的にiOS版をリリースするのは厳しそうだけど……。
まとめ「SNS・WebアプリはStackで一括管理」

存在は知っていたのですが、いざ『Stack(Stack Browser)』を使ってみると、この中毒性の高い使い勝手にハマってしまいました。とにかく、便利is便利。
複数のタブをウェブブラウザ上に出しすぎてしまう癖を持っている人は、普段使っているウェブブラウザに加えて、このStackを使ってみるとクリーンな環境でウェブブラウジングできるかもしれません。とにかくおすすめです。

この綺麗なUIがWindowsでも使えるのが良きっ!
おまけ

これをMac用のTwitterクライアントアプリにしようかなー!?

他のSNSも並列表示できますし、それが良いかもしれませんわね。

『スペース』を使って、仕事用とかSNS用って分けられるのも便利やんね!
おわり
Webアプリのラッパーとして便利すぎーるっ!