マニア向け機能なのかな?
今年のiPhoneで“一番人気”と目されている『iPhone XR』には、あの機能がない…。そう、『3D Touch』がない。Appleが気合いを入れていたはずなのに…。



目次
『iPhone XR』にない“2つ”のもの

『iPhone XS』にあって、『iPhone XR』にないもの…。
それは、
- デュアルレンズ
- 『3D Touch』
です。


ないもの1.デュアルレンズ

iPhone XRは、iPhone XSスタイルでありながら“廉価版”ということから、アウトカメラが“デュアルレンズ”ではなく“シングルレンズ”です。
なので、背景ボケを楽しめる『ポートレートモード』が使えません。iPhone XSで話題になった、“後から”被写界深度を変えられる機能も使えません。

ないもの2.『3D Touch』

外見では分かりませんが、iPhone XRには『3D Touch』がありません。



『Taptic Engine』っていう、指で押した圧を感知するシステムのことだよー!
ちなみに、後述しますが、この『Taptic Engine』と『3D Touch』は、かなり開発に苦労したそうです。
そんな『3D Touch』が、iPhone XRには搭載されていません。
XRは『3D Touch』がないからダメ?

私はiPhone XSを購入したのですが、『3D Touch』が搭載されていたらiPhone XRにするつもりでした。逆に言うと、『3D Touch』がないから、iPhone XRを見送ったのです。


搭載が見送られた『3D Touch』
残念ながらiPhone XRでは、『3D Touch』の搭載は見送られました。
iPhone Maniaによると、『3D Touch』の開発はかなり大変だった模様。
それにもかかわらず、iPhone XRでは非搭載。Appleの同機能の開発者も、きっと涙目でしょう。


代わりは『Haptic Touch』
それではiPhone XRでは、『3D Touch』のような機能はないのでしょうか。
いえ…あります!
その名も、『Haptic Touch』です。


AppleはiPhone XRに、長押しで“ブルッ”と振動で動作する『Haptic Touch』という機能が備わっています。
しかし、この『Haptic Touch』はネーミングこそイノベーティブですが、振動する以外はただの長押し。当然、iPhone XRのような『Taptic Engine』はありません。iPhone 7/8/X/XSにある機能が、iPhone XRにはないのです。由々しき問題。


“強押し”と“長押し”では大違い!

今一度おさらいすると、
- 3D Touch → 強押し(Taptic Engineアリ)
- Haptic Touch → 長押し(Taptic Engineナシ)
です。
似たような名前で、似たような機能を持たせていますが大違い。




『3D Touch』が実現する素晴らしい機能の数々は、上の記事リンクで“ねっとりと”紹介しています。ですので、ここでは簡単に素晴らしさをお伝えします。
- Safariのプレビュー。
- カーソルの移動。
- LINEを既読付けずに読める。
- ランチャーアプリのショートカット起動。
サクッと紹介しただけでも、『3D Touch』ならではの機能がたくさんあるのです。みんなが知らないですよぉおお。(カーソル移動はHaptic Touchでもできますが…)
Appleの技術の結晶『3D Touch』の扱いがヒドい
CNETの『3D Touch』レビュー動画。
上の動画は、CNETが『3D Touch』の利便性を紹介しているものです。
ほんと、『3D Touch』はAppleの技術の結晶なのです。
Appleは『3D Touch』を開発するにあたり、数年の歳月を掛けたそうです。
また、時間だけでなく、開発コストもかなり掛かっている模様。研究開発費も相当だそうです。
Appleによる『3D Touch』のデモ。

本来であれば、『3D Touch』が幅広く認知され、スマホにおける所作の簡略化に多くのiPhoneユーザーが感動したはず。電話もメールもSMSも、“強押し”で超絶スペシャリティーなショートカットですからね。
しかし、現実は『3D Touch』が何かを知らずに使っている人が多い。もっと言うと、『3D Touch』の機能を使っていないユーザーもいる。それが、悲しき現状なのでしょう。
総評:いやいや、『3D Touch』は“神”だー!

私が言いたいのは、『3D Touch』は“神機能”です。
ほんとに神機能。エモい。
でも、知られていない悲しみ。



このまま『3D Touch』が消滅はして欲しくないのが本音。Appleがどういう方向に舵取りをするかは定かではありませんが、2019年に発売されるiPhoneで『3D Touch』が失くなることも…あるかもです。
技術の結晶だが、不憫な技術でもありますね…。
おまけ



見るべしっ!

おわり