- 『MatePad 11(2021)』と『MatePad Pro(2020)』を比較した!
- 大きな違いは『OS』・『SoC』・『デジタイザーペン』の3つだ!
- 良さげな印象だけど『HarmonyOS 2』が最大のネックになるかも!
MatePad 11 vs MatePad Pro
Huawei製タブレット、『HUAWEI MatePad 11(2021)』と『HUAWEI MatePad Pro(2020)』。この2機種のスペック比較と違いについて調べてみました。
OSは決定的に違いますよね。
もしかして…買うん!?
目次
TL;DR
■両機種の違い
- OS
- MatePad 11:HarmonyOS 2
- MatePad Pro:EMUI 10
- SoC
- MatePad 11:Snapdragon 865
- MatePad Pro:Kirin 990
- Pen
- MatePad 11:M-Pencil 2
- MatePad Pro:HUAWEI M-Pencil
一度でいいから、最近よく見かける画像を作ってみたかったんだよねー。
変なところを凝りますわね。
こういうことするから時間がかかるんやんね……。
MatePad 11 vs MatePad Pro
デザイン
HUAWEI MatePad 11 | HUAWEI MatePad Pro | ||
カラー | Isle Blue (アイルブルー) |
Midnight Grey (ミッドナイトグレー) |
|
サイズ | 縦幅 | 165.3mm | 159mm |
横幅 | 253.8mm | 246mm | |
奥行 | 7.25mm | 7.2mm | |
質量 | 485g | 460g |
サイズと質量の比較
HUAWEI MatePad 11は3色展開(Matte Grey・Isle Blue・Olive Green)なのですが、日本市場には『Isle Blue』のみ投入されています。
サイズと質量は、HUAWEI MatePad Pro(2020)と比べると、若干大きくなって、若干重たくなっています。このあたりは、ディスプレイが大型化したことが影響しているのでしょう。
システム
HUAWEI MatePad 11 | HUAWEI MatePad Pro | |
OS | HarmonyOS 2 | EMUI 10 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 865 | HiSilicon Kirin 990 |
CPU | Cortex-A77@2.84GHz(1コア) + Cortex-A77@2.40GHz(3コア) + Cortex-A55@1.80GHz(4コア) |
Cortex-A76@2.86GHz(2コア) + Cortex-A76@2.09GHz(2コア) + Cortex-A55@1.86GHz(4コア) |
GPU | Adreno 650@587MHz | Mali-G76 MP16@600MHz |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB | 128GB |
Extended | microSD(最大1TB) | NM card(最大256GB) |
システムとプロセッサーの比較
搭載OSが EMUI 10 → HarmonyOS 2 となったのが大きな違い。
AndroidベースのEMUIから、Huawei独自OSであるHarmonyOSになっています。また、それに付随する新機能の追加やUI刷新が行われています。
そして、SoCが久しぶりのSnapdragonになっています。海外のベンチマークを見ていると、Kirin 990よりもSnapdragon 865のほうが若干スコアが高いようです。RAMやROMの搭載容量は同じですが、拡張ストレージが NM card → microSD に改善されました。
ディスプレイ
HUAWEI MatePad 11 | HUAWEI MatePad Pro | |
パネル | LCD | LCD |
サイズ | 10.95インチ | 10.8インチ |
解像度 | 2,560×1,600 (WQXGA) |
2,560×1,600 (WQXGA) |
色域 | DCI-P3 1,670万色 |
DCI-P3 1,670万色 |
その他 | TÜV Rheinland認証 120Hz駆動 |
TÜV Rheinland認証 60Hz駆動 |
ディスプレイ性能の比較
パネルや解像度に関しては同じ。ただ、画面サイズが0.15インチだけ大型化しています。なお、HUAWEI MatePad 11では、TÜV Rheinland認証をソフトとハードの両方で取得しています。
搭載ディスプレイで最大の違いとなるのが、リフレッシュレートが120Hz対応になったこと。両機種ともデジタイザーペン対応なので、このリフレッシュレートの差が、そのままペンの書き心地に直結してきます。
カメラ
HUAWEI MatePad 11 | HUAWEI MatePad Pro | ||
フロント | 画素数 | 8MP | 8MP |
f値 | f/2.0 | f/2.0 | |
リア | 画素数 | 13MP | 13MP |
f値 | f/1.8 | f/1.8 |
カメラ性能の比較
カメラ性能に関しては、大きな変化がないようです。
コネクティビティ
HUAWEI MatePad 11 | HUAWEI MatePad Pro | |
無線LAN | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 | Bluetooth 5.1 |
USB | USB 3.0 Type-C | USB 3.0 Type-C |
コネクティビティ性能の比較
HUAWEI MatePad 11になり、無線LANがWi-Fi 6対応になっています。ちなみに、両機種ともHuawei製品でありながら、HWAコーデックには非対応。
HUAWEI MatePad Pro(2020)では、タブレットながらQi規格のワイヤレス充電に対応していたのですが、HUAWEI MatePad 11には対応という記載がありませんでした。なので、対応状況は不明。
M-Pencil 2 vs M-Pencil
HUAWEI M-Pencil (2nd generation) |
HUAWEI M-Pencil | |
筆圧感知 | 4,096レベル | 4,096レベル |
傾き検知 | ○ (特定アプリのみ作動) |
○ (特定アプリのみ作動) |
ボタン | ○ (タッチ式サイドボタン) |
- |
バッテリー | 最大10時間 | 最大10時間 |
新旧HUAWEI M-Pencilの比較
デジタイザーペンである『HUAWEI M-Pencil』も第2世代に刷新。
ただ、スペックを見る限りは大きな変化がない模様。筆圧感知も傾き検知も両機種とも対応しています。バッテリー駆動時間も同じ。ペン先は異なるものが使われているようです。
私はHUAWEI M-Pencilユーザーなのですが、傾き検知に対応したアプリが少ない(Apple PencilやWacom EMR/AESでは対応しているアプリもダメだったりする)のが懸念点。お絵描き用途としては、対応アプリがどれだけ増えているのかをチェックしておいたほうが良さげです。
まとめ「最大のハードルはHarmonyOS」
- HUAWEI MatePad 11(2021):HarmonyOS・Snapdragon・M-Pencil 2
- HUAWEI MatePad Pro(2020):EMUI・Kirin・M-Pencil 1
…という、違いがあると思っておけば良さげかも。
HUAWEI MatePad Pro(2020)を買った私としては、物は良いけど“GMS非対応”という部分が、やっぱり非ギークさんの購入ハードルになってくる予感。専用アプリストア『HUAWEI AppGallery』は充実してきているのですが、これなら『iPad Air』を…ゲフンゲフン。
価格のわりに性能が高いから好きなんだけど、玄人向けタブレット感が…ねー。
でも、欲しいから迷うのであーる。
おまけ
Huawei製タブレットの2021年モデルは、
- MatePad Pro 12.6-inch
- MatePad Pro 10.8-inch
- MatePad 11
- MatePad
が出てるんだけど、日本で『MatePad Pro』が投入されなかったのであーる……。
2020年モデルは出てたのですがね。
2020年モデルのMatePad Pro、発売直後に買ったのに結局レビューしなかったなー。
…今年はこういうの減らしていこうね。
…ですわね。
おわり
似ているような…似てないような……。