- Qiワイヤレス充電器は“同時充電数”と“最大出力”で選ぶ!
- 急速充電やパワープロファイルも見てくとマル!
- 自分のスタイルやデバイス数に応じた充電器を選ぶべし!
めざせワイヤレス充電器マスター!?
スマートフォン・完全ワイヤレスイヤホン…と、今やワイヤレス充電対応の端末は数多い。そしてその大半が『Qi』というワイヤレス充電規格に対応している。そこで、Qi規格対応のワイヤレス充電器を選ぶ上で、チェックしておきたいポイントをまとめてみました。


あとは、メーカーもですね。

いろいろあるからこそ、ちゃんと選びたいやんね!
目次
Qiワイヤレス充電器とは?
本題に入る前に、ちょっとだけ『Qi』とワイヤレス充電器についておさらいしておきます。
この『Qi』というのは、ワイヤレス充電の国際的な統一フォーマットのこと。
このQi対応のワイヤレス充電器の上に、Qi対応のデバイス(スマートフォンや完全ワイヤレスイヤホン等)を乗せることによって、簡単にワイヤレスでの充電ができます。このとき、特にデバイスや充電器の互換性を気にしなくてもよいのが、このQiという規格のメリット。
最近のスマートフォンの多くが、このQiに対応しているので、ワイヤレス充電器を1つぐらいは持っておいて損はないはず。iPhoneシリーズだと、iPhone 8以降。あとは、GalaxyシリーズやXperiaシリーズなどの多くも、このQiによるワイヤレス充電に対応しています。
Qiワイヤレス充電器の選び方
Qiとワイヤレス充電器についておさらいしたところで、いよいよ本題。
■Qiワイヤレス充電器購入時の5つのチェックポイント
- 同時に充電可能なデバイスの数を見る。
- 最大何W出力で充電可能なのかを見る。
- 搭載されているコイル数を見る。
- 対応パワープロファイルが何かを見る。
- Qi以外の電源出力があるかを見る。
Qi対応のワイヤレス充電器を購入するときに、チェックしておきたい5つのポイントを簡単に箇条書きしてみました。

それじゃ、これから1つずつ見ていくぞー!
【ポイント1】同時に充電可能なデバイスの数を見る
1つめのポイントは、同時に充電可能なデバイスの数がいくつなのかチェックしておくということ。
Qi対応のワイヤレス充電器には、デバイスを一度に1台までしかワイヤレス充電できないものや、同時に複数台(多くは同時に2台まで)ワイヤレス充電することを想定したものなど、さまざまな種類が存在しています。
当然、同時に複数デバイスをワイヤレス充電できるものは、そのぶん設置スペースを取ってしまいます。なので、自分の持っているQi対応のデバイス数や、設置したいスペースを考慮してワイヤレス充電器を購入するのがおすすめ。
【ポイント2】最大何W出力で充電可能なのかを見る

2つめのポイントは、そのQi対応ワイヤレス充電器が最大何Wまで出力できるのかをチェックしておくということ。
Qi対応のワイヤレス充電器の基本的な出力は5Wなのですが、中には10Wや15W出力などの急速充電に対応した製品もあります。当然、出力が大きいほど、デバイスを高速に充電できるので、基本的には最大出力の大きいワイヤレス充電器を選ぶのがおすすめ。
前述したように、Qi対応のワイヤレス充電器の中には、同時に複数台充電可能な製品もあります。その場合は、各Qiパッド(デバイスを置く部分)の最大出力をそれぞれ見ておくことをおすすめします。例えば、2台同時にワイヤレス充電可能なQi充電器があったとして、1つは最大5Wまでで、もう1つは最大10Wまで…なんて製品もよくあります。なので、各Qiパッドごとによーく最大出力を見ておきましょう。
なお、Qi対応ワイヤレス充電器の出力については、多くは購入ページかメーカー公式サイトに記載されています。なので、購入前に合わせてチェックしてみるとよいでしょう。
【ポイント3】搭載されているコイル数を見る

3つめのポイントは、そのQi対応ワイヤレス充電器に、どれくらいのコイル数が搭載されているかをチェックしておくということ。
Qi対応のワイヤレス充電器は基本的に、『電磁誘導充電』という方式を採用しています。この電磁誘導充電の方式では、ワイヤレス充電器に搭載されているコイルとデバイスに搭載されているコイルが接触して、はじめてワイヤレス充電が行われます。なので、たとえワイヤレス充電器の上にスマートフォンが乗っていたとしても、コイル同士がずれていたらワイヤレス充電は行われていません。
つまり、ワイヤレス充電器に搭載されているコイルの数が多ければ多いほど、ちゃんとワイヤレス充電をしてくれる確率が上がるというわけです。もっと分かりやすく言うと、コイルが多いほど、ワイヤレス充電のエリアが広いということ。なので、搭載されているコイル数や充電エリアの広さを購入前に見ておきましょう。

コイルが少ないと、置いてたはずなのに充電されてない…ってことだあるんだよねー。
【ポイント4】対応パワープロファイルが何かを見る

4つめのポイントは、そのQi対応ワイヤレス充電器がサポートしているパワープロファイルをチェックしておくということ。
BPP | EPP | PPDE | |
最大出力 | 5W | 15W | † |
備考 | 基本的な出力 | Qi標準急速充電規格 | 独自充電拡張規格 |
Qiの電力プロファイル。
†BPP以上(5W〜)かEPP以上(15W〜)。
Qi規格には、『Power profile』というものが(ワイヤレス充電器とデバイスのどちらにも)存在しており、これによってワイヤレス充電時に何Wで充電が行えるのかが決まっています。

詳しくは、Qiのパワープロファイルの解説をどぞー!
ここを掘り下げるとかなーり大変なので、簡潔に話しておくと、購入したいQi対応ワイヤレス充電器と、自分の持っているQi対応のデバイスの対応パワープロファイルをチェックしておくとよい、ということになります。
もし、パワープロファイルが分からないという場合については、そのワイヤレス充電器自体が“iPhone急速充電対応”や“Galaxy急速充電対応”などと謳っている製品を選べば基本的には大丈夫。本当に分からなくても、Qi同士であればとりあえずはワイヤレス充電はできるので、別にこだわらないのであれば、ここは最悪すっ飛ばしてもOK。
【ポイント5】Qi以外の電源出力があるかを見る
最後のポイントは、そのQi対応ワイヤレス充電器に“Qi以外”の電源出力があるかどうかをチェックしておくということ。
この“Qi以外”を端的に言うと、Apple Watchのワイヤレス充電ドック部分があったり、USBポートが別途あるかということです。特にApple Watchはワイヤレス充電対応なのに、Qi規格では充電できない特殊仕様なので、iPhoneとApple Watchを同時充電したいと考えているなら、この点についても要チェック。
また、Qi非対応のデバイスも同時充電したいと考えているなら、USB充電ポートを別途搭載している製品を選ぶのが吉。USB出力ができるワイヤレス充電器は少ないのですが、ちゃんと名が通ったメーカーからも出ているので、根気よく探してみましょう。
ポイント:自分の持っているデバイスに合ったQi充電器を選ぶ

ざっと、5つにまとめてQi対応ワイヤレス充電器を選ぶときのポイントを話してきましたが、要するに、自分の持っているデバイスに合った充電器を選ぶのがベストということです。
- 何台同時にワイヤレス充電したいのか
- 急速充電にこだわるのか
- Apple Watchなども一緒に充電したいのか
…という、これらのポイントさえ抑えておけば、Qi対応ワイヤレス充電器選びも、そこまで大きな失敗はしないはずです。

人によっておすすめって変わってくると思うから、自分の持っているデバイスを一度思い返してから購入するのが一番っ!

そうですわね。
iPhoneだけワイヤレス充電したいのであれば、シンプルなものでもよいわけですからね。
まとめ「Qiワイヤレス充電器購入時は“数”と“W”を要チェック!」

私がワイヤレス充電器好き…ということもあって、今回はQi対応のワイヤレス充電器を選ぶときのポイントを話してきました。
持っているデバイスや求めるものによって変わってくるのですが、「一番いいのを頼む!」と聞かれたら、同時充電可能な数が多くて、最大出力(W数)が高いものを選びましょう。でも、一番は自分に合ったワイヤレス充電器を選ぶことだったりしますが…ね。意外と奥が深いのです。うんうん。

ワイヤレス充電器は何台も要らないと思うし、ベストだと思うものを決め打ちで買うべしべしっ!
おまけ

ワイヤレス充電器を選ぶときに厄介なのが、Apple Watchの存在なのですよね。

あれがQi規格だったら、もう少し取り回しやすいんだけどねー。

スマートウォッチこそ、Qi規格対応がベストやのにね。

そうなんだよねー。
そのわりに、Apple Watch以外のスマートウォッチも独自充電規格なのが、結構あるんだよねー。謎あーる。
おわり
Qi対応ワイヤレス充電器を選ぶポイントは、
を注目しておくといいのであーるっ!