おお!…あ、あれ!?
富士通もE Inkに参入。同社がE Ink端末『FMV-DPP01』・『FMV-DPP02』を発表しました。…でも、どこかで見たような“デジャブ感”が。
富士通版デジタルペーパー発売
富士通クライアントコンピューティングが、手書きできるE Ink端末『FMV-DPP01(A4サイズ)』と『FMV-DPP02(A5サイズ)』を発売開始した。販路は『富士通WEB MART』という直販サイトのみだそうです。
また、販売価格は、
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FMV-DPP01:86,200円 → 74,800円
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FMV-DPP02:75,500円 → 49,800円
となっている。
なお、後者の販売価格は2019年1月16日の14時までのキャンペーン価格になっています。A5サイズの『FMV-DPP02』のほうが、割引率が高い(34%オフ)ので、狙っている人は早めに購入するとよいかも知れませんな。
富士通『FMV-DPP01』・『FMV-DPP02』とSony『DPT-RP1』・『DPT-CP1』は、いわば“兄弟機”のような関係。これらの違いを両者を比較して、これから探してみたいと思います。
▼先に発売されているSony『DPT-RP1』
▼こちらはA5版のSony『DPT-CP1』
両製品の比較
発売ニュースは、大きなメディアが取り上げてくださっているので、ここでは両者の違いを比較してみて探してみます。そして、私は…どちらかをポチる運命になります。
外観比較
まずは簡単に外観を比較してみます。
マイナビニュースの記事によると、各メーカーの印字以外のデザインの差異としては、本体の色や背面のラウンド加工の処理があるそうです。
富士通版(FMV-DPP01/02)のほうが白っぽくて、個人的にはこちらのほうが可愛いデザインに仕上がっている印象です。(実機が見れないのが残念)
スペック比較
続いて、両者のスペックを比較してみます。
製品名 | FMV-DPP01 | DPT-RP1 |
ディスプレイ | 13.3型 E Ink(1,650×2,200) | |
CPU | Marvell IAP140 64-bit Quad-core IoT Applications Processor | |
ROM | 16GB | |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac MIMO | |
バッテリー | 最長3週間 | |
NFC | ○ | |
寸法 | 約224×302.6×5.9mm | |
重さ | 約350g | 約349g |
『FMV-DPP01と『DPT-RP1』のスペック比較表。
スペック的にA4サイズモデルとA5サイズモデルで大きな違いがないので、今回はA4サイズ(FMV-DPP01とDPT-RP1)で比較してみました。
ソフト比較
最後に両者のソフトウェアの比較をしてみたいと思います。
富士通版は『Digital Paper PC App』というソフトで、Sony版は『Digital Paper App』という名前で、それぞれリリースされています。
ソフト名 | Digital Paper PC App | Digital Paper App |
対応OS | Windows 10 | Windows 7 Windows 8 Windows 8.1 Windows 10 macOS Sierra |
『Digital Paper PC App』と『Digital Paper App』の比較。
富士通版のデジタルペーパーは、発売されたてということもあり、対応OSが少なくなっています。今後、対応OSが追加される可能性もあるので、詳しくは公式サイトで確認しておくことをオススメします。
両製品の違い
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Sony版はmacOS・スマホ対応。
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本体デザインが若干違う。
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富士通版はピンチイン・ピンチアウト対応。
これらの違いは、ハードウェアが同等ということから、差は縮まってくると思います。もちろん、ソフトウェアに関しては、各社がチューニングしていくと思うので、そこで“色”がついていく感じですな。
富士通版は安いが、MacユーザーはSony版一択
今回、富士通(富士通クライアントコンピューティング)が、E Ink端末『FMV-DPP01』・『FMV-DPP02』を投入してくれたことは、電子ペーパー好きとしては嬉しい限りです。
ハードウェアも同等なので、購入の決めては価格とソフトウェアになりそう。ちなみに、セール価格の間なら、富士通版のほうがお買い得です。
このハード、SonyのOEM!?
おまけ
おわり