- 夢の端末Cosmo Communicatorが9月末発売!
- Android・Sailfish OS・Linuxがブート可能!
- Windows CE好きには刺さりすぎて困る!
Android × Linux 。
あのPlanet Computersから『Gemini PDA』の後継機『Cosmo Communicator』が2019年9月末ごろに発売されるようです。価格は約10万円とのことで、かなり高級機ですが…こういうのを待っていた。
ひょっとして、それだけの理由で欲しいん?
ちゃんと理由はあるんだよね〜♪
ロマンと夢の端末『Cosmo Communicator』
数年前に話題になったPlanet Computers『Gemini PDA』というデバイス。その後継機種として『Cosmo Communicator』が、日本でも9月末頃に約10万円で販売される。
やったーーーー!
Planet Computers Cosmo Communicator - Pocketnow
デザインはGemini PDAを踏襲されているが、サブディスプレイの追加などの機能強化も図られている。なので、純粋な後継機というよりかは、iPhone 8がiPhone Xになったくらいのテンションが正しい気がする。
現行のGemini PDAは、発売当初のトラブルなどがあって結果的に手を出さなかったのですが、今回は用意周到なはずなので、私のようなスルー組も今度こそ買い時かもしれない。
Cosmo Communicatorについて
後述するが、ちょうど小型Linuxブート機を探していたので、トラブルや大きな欠点がなければ、Cosmo Communicatorは買うと思います。
なので、Cosmo Communicatorについて購入前の事前調査をします。
スペック
OS | Android 9(Pie) Sailfish OS Linux(Debian・Kali Linux) |
SoC | MediaTek Helio P70(8コア) |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
画面サイズ | メイン:5.99インチ(LCD) サブ:2インチ(OLED) |
画面解像度 | メイン:2,160×1,080(FHD+) サブ:570×240 |
インカメラ | 5MP |
アウトカメラ | 24MP |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
I/O | USB Type-C ×2 ステレオミニプラグ |
SIM | Nano SIM ×2(デュアルSIM) eSIM |
SDカードスロット | microSD |
バッテリー | 4,220mAh |
質量 | 326g |
サイズ | 171.4×79.3×17.3mm |
Cosmo Communicatorのスペック表。
Cosmo Communicatorのスペックについては上記のとおり。Indiegogoでは、Bluetooth 4.2となっているが、メディアの発表を見ると5.0な模様。
ひと目見て、このOSの多様性の高さがキラリと光る。まぁ、そこがCosmo Communicatorのアイデンティティーだったりするので当然ですが……。“光る”といえば、今回からキーボードにバックライトが付きました。
USB Type-Cについて調べてみると、USB PDには非対応とのこと。代わりにMediaTek独自の急速充電規格『PumpExpress』に対応しているそう。また、映像出力に対応と記載があったので、PD Alt ModeかHDMI Alt Modeのどちらか(HDMI Alt Modeは普及していないので、たぶんPD Alt Mode)に対応しているはず。
かなり進化していますね。
サブディスプレイが付いたから、わざわざ通知を見るのに開けなくてよくなったのもいいよねー!
LTE-FDD | B1/2/3/4/5/7/8/11/18/19/26/28/41/71 |
LTE-TDD | B41 |
Cosmo CommunicatorのLTEバンド。
LTEのバンド対応状況は上記のとおり。
現行のGemini PDAがもっとも売れた国は日本だそうで、対応バンドに関しても日本仕様に合わせたそうです。なので、特にキャリアを気にする必要もないでしょう。当然、技適も通過しています。
ちゃんと代理店もあるから、ヨドバシカメラとかの大型家電量販店でも取り扱いがありそうっ!
OSのデュアルブート
Cosmo Communicatorのキモであるデュアルブートに関しては、
- Android 9
- Sailfish OS
- Linux(Debian)
- Linux(Kali Linux)
から2つを選択して環境構築できるそう。
Cosmo Communicatorの紹介動画。
Androidに関しては、今更語ることもないOSですし、新鮮味もありません。このCosmo Communicatorを購入する人の目的は、ほぼLinuxじゃないかと思います。個人的にもKali Linuxをモバイル環境で構築できるマシンとして欲しかったりします。
非常に聞き慣れない『Sailfish OS』というOS。あのNokiaのMeeGoの系譜を継いでいるモバイルOSだったりします。現行のGemini PDAでもSailfish OSが動くとされていたのですが、使っている人が少ないようで、実動作の情報がありませんでした。
だからこそ欲しかったり…ねー。
まとめ「価格はネック。でも、CE好きなら魅力的な端末」
マイナー端末なので、あまり事前情報もありませんし、発売後もそんなに情報が出回らないと思います。ただ、それでもCosmo Communicatorは魅力的な端末なはず。
UMPCの『OneMix 1S』も気になっていて、モバイルな開発用端末をちょうど探していたところで、今回の発売情報。モバギやCASSIOPEIAのようなWindows CE好き、Zaurus好きには脳汁が出そうな端末です。
もうちょっと安かったら、即買いできるんだけどなー。
おまけ
やはりネックは価格ですね。
唯一無二な端末だから仕方ないんだけど、発売時期的に次期iPhoneとかぶっちゃうからねー。予算が…。
でも、ブログネタ的にはCosmo Communicatorだと思うけどね。
うーむ……。
おわり
AndroidとKali Linuxのデュアルブート…ってロマンだよね〜♪