最強を決めようぞ。
2018年発売の新型iPad Pro。純正ケースが賛否両論な評価なので、どれを買うか迷うところ。そこで、自称ケースオタクの私が、2018年iPad Pro用の人気ケースをガチ比較レビューします!
目次
エントリーはこの3つだ!
今回、比較レビューをしていくのは写真左から、
-
Smart Keyboard Folio
-
OtterBox Symmetry Series 360 Case
-
VersaCover for iPad Pro
の順番で、合計3製品です。
私が持っているのは、すべて11インチ用iPad Proケースですが、12.9インチ用のケースもサイズが違うだけなので、12.9インチユーザーは…脳内変換してください。
▼すべて、2018年iPad Pro 11インチで比較・検証しています。
▼こちらはApple純正(画像左)のキーボード付きケース。
▼こちらはmoshi製(画像右)の折り紙的なケース。
Apple vs OtterBox vs moshi –三者機能比較–
外観
Smart Keyboard Folio
Apple純正のSmart Keyboard Folioは、マグネットでiPad Proと装着するスタイル。ケースの質感は、今回の3つ製品の中では一番マットで、しっとりとした肌触りが特徴です。
表面も裏面も同色で、カメラ部分のくり抜き処理が一番小さい(さすが純正!)感じ。お高いケースだけあって、工作精度も高く作られています。
OtterBox Symmetry Series 360 Case
OtterBoxから発売されているOtterBox Symmetry Series 360 Caseは、一般的なはめ込み式の装着スタイル。ケースの質感は、表面はツルツル(純正よりはマット感はない)で、裏面は光沢感の強いポリカーボネートです。
表面は、Appleライクな“風呂の蓋”スタイル。右側のベロは、Apple Pencil保護用です。裏面は、透明感が高いポリカなので、林檎マークもバッチリ見えます。カメラのくり抜きは、この中で一番大きかったです。
VersaCover for iPad Pro
moshiから発売されているVersaCover for iPad Proも、一般的なはめ込み式の装着スタイル。ケースの質感は、表面はこの中では一番サラサラ感が強く、裏面はOtterBoxとは異なり、ちょっと曇りガラスのような光沢感のないポリカーボネートです。
表面は薄いグレー(このケースのみ2色展開)で、折り紙のような折り目が特徴。こちらもApple Pencil保護のベロがありますが、OtterBoxとは異なり、背面に来るようになっています。裏面は林檎マークが見える仕様。光沢感がないので、高級感があるように見えます。
重さ
重さはそれぞれ実測で、
-
Smart Keyboard Folio:292g(非公表)
-
OtterBox Symmetry Series 360 Case:294g(295g)
-
VersaCover for iPad Pro:220g(221g)
でした。括弧内の数値は、メーカーの公称値です。
数値だけで言うと、OtterBox Symmetry Series 360 Caseが一番重たいのですが、実際に使ってみるとSmart Keyboard Folioが、一番重たく感じます。持ってて明らかに軽く感じるのは、VersaCover for iPad Proです。
Smart Keyboard Folioはキーボード込みなので不利です。それを考慮すると、OtterBox Symmetry Series 360 Caseがダントツで重たいです。しかも分厚いので、余計に重量感を感じます。
スタンド機能
Smart Keyboard Folio
Apple純正のSmart Keyboard Folioは、2つの角度で立てられます。
タイピングに向いている浅めの角度。
何に使うか分からないくらい浅めの角度。
いわゆる、お絵かきに適したスタンドはありません。上下180°回転させて使うこともできますが、その場合はソフトウェアキーボードが出ない(物理キーボードが優先して認識される仕様のため)ので、正直言って使い物にならないでしょう。
OtterBox Symmetry Series 360 Case
OtterBoxのOtterBox Symmetry Series 360 Caseは、2つの角度で立てられます。
純正にはない、タイピングやお絵かきに適した深めの角度。
動画視聴・ブラウザー閲覧に向いた浅めの角度。
ごくごく一般的なスタンド機構ですが、Smart Keyboard Folioに比べると“天と地の差”でこっちのほうが使いやすいです。安定度もかなり良き。
VersaCover for iPad Pro
moshiのVersaCover for iPad Proは、3つの角度で立てられます。
純正にはない、タイピングやお絵かきに適した深めの角度。
動画視聴に向いた浅めの角度。
さらに、このケースだけ縦置きが可能。
このケースは折り目は特殊なので、このようにさまざまな立て掛け方が可能。縦置きができるので、ブラウザー閲覧目的にかなり適しているケースな気がします。安定度も悪くない。
側面保護
Smart Keyboard Folio
Apple純正Smart Keyboard Folioは、このように側面が剥き出しのノーガードです。なので、側面を保護したいなら、スキンシールを併用すると良いかも知れません。
OtterBox Symmetry Series 360 Case
OtterBoxのOtterBox Symmetry Series 360 Caseは、側面がぶ厚めのソフト系素材で守られています。
スピーカーグリルやUSB Type-C端子付近を持つとふにゃふにゃなので、持つときはそのあたりを避けるべきです。
VersaCover for iPad Pro
moshiのVersaCover for iPad Proは、OtterBoxより薄手のソフト系素材で守られています。
こちらもOtterBoxと同様に、スピーカーグリルやUSB Type-C端子付近はふにゃふにゃなので、持つときはそこ以外にするようにしましょう。
Apple Pencil保護
Apple Pencilをカバーできるのは、OtterBox Symmetry Series 360 CaseとVersaCover for iPad Proです。純正のSmart Keyboard Folioはできません。
比較表
どれもしばらく使ってみて、独断と偏見で比較表にまとめてみました。
製品名 | Smart Keyboard Folio | OtterBox Symmetry Series 360 Case | VersaCover for iPad Pro |
デザイン性 | ○ | ○ | ○ |
重量 | △ | △ | ◎ |
スタンド機能 | △ | ○ | ◎ |
側面保護 | × | ◎ | ○ |
Apple Pencil保護 | × | ◎ | ◎ |
2018年iPad Pro用ケースの比較表。
Smart Keyboard Folioだけダメダメなケースのように見えてしまいますが、このケースだけキーボードがついていることは、忘れないでください。キーボードがついているのに、OtterBox Symmetry Series 360 Caseよりも軽いのは◎です。
そうそう、比較をしていますが、どれも人気なだけあって、クオリティーの高いケースです。なので、どれも基本的には“ハズレはない”と思ってもらって大丈夫なはず。
それぞれに向いている人
Smart Keyboard Folioは“タイプする人”向き
Apple純正のSmart Keyboard Folioは、タイピングをガシガシする人にオススメ。むしろ、それに特化している気がします。
OtterBox Symmetry Series 360 Caseは“絵描きする人”向き
OtterBoxはOtterBox Symmetry Series 360 Case、Apple Pencilの保護機能や、深めのスタンド機能を考えると、イラストを描く人にオススメ。
VersaCover for iPad Proは“視聴する人”向き
moshiのVersaCover for iPad Proは、自由の高いスタンド機能から考えて、動画視聴やブラウザー閲覧を頻繁にする人にオススメ。Apple Pencilの保護もできるので、メモを書く人にも合うと思います。
総評:最強は…どれだ!?
どれも特徴的なケースで、どれも良いと思うのが結論なのですが…ダメですかね?
個人的には、moshiのVersaCover for iPad Proが軽いので好きです。Apple Pencil保護もバッチリですし、スタンド機能の魅力的。
でもでも、どれも良きですよ!
おまけ
おわり
の3つだよー!(全部11インチ用だよ)