アイワだけに“愛”がある!
今年、『aiwa』が復活したことは、ファンならご存知だと思います。新生aiwaは、4Kテレビやハイレゾオーディオを販売開始しましたが…オーディオファンこそ買うべきです。




本当に新生aiwa陣営には、aiwaへの愛と、日本企業の誇りがあると思うっ!
だから、オーディオファンに語りたいんだよ〜!
目次
我らが『aiwa』が9年ぶりに復活!

古くからのオーディオファンならお馴染みのブランド『aiwa(アイワ)』が、9年ぶりに復活しました。この吉報の多くのオールドファンは、涙を流したはず。

40〜50代の人なら分かるはずっ!

一時期はSONYの廉価ブランドとして存在していたaiwaですが、この度、秋田県に拠点を置く『十和田オーディオ株式会社』にaiwaブランドを譲渡されることになりました。
こうして“新生”aiwaが生まれたわけですね。
aiwaには3つの時代が存在する

aiwaの変遷
- 旧aiwa時代:愛興電機産業社
- 新aiwa時代:SONYの完全子会社
- 新生aiwa:十和田オーディオ株式会社
今回、十和田オーディオ株式会社がaiwaブランドを名乗ることになりましたが、最初期はaiwaという会社がありました。もちろん、古くからのオーディオファンならご存知のことだと思います。
そして、紆余曲折を経てSONYの子会社となったaiwaは、母体の会社が消滅し、SONYのサブブランドとなり、2008年には完全にaiwaブランドは収束しました。



十和田オーディオには、aiwaに対する“愛”があるんだよー!
実は、十和田オーディオはaiwaとは密接な関係があるのです。それが、今回のaiwa復活をオーディオファンが喜ぶべきところなのです。
日本メーカーを思う愛

いきなりですが、新生aiwaの製品は買うべきです。

この十和田オーディオには、元aiwaの技術者が在籍のようなのです。だからこそ、aiwaに対する思いは強く、日本メーカーを復活させることについても、かなり強い思いがあるように思えます。
「aiwaというワールドワイドで展開していた日本発のブランドがあって、それは一つの宝物だったと思うんですね。それを日本の企業が再生させるというのは非常に価値があることだと思います」
Source:HUFFPOST
これは、新生aiwaの三井知則氏の言葉なのですか、非常にaiwaに対する熱い思いがありますよね。同時に“日本企業”であることの意味を主張しています。



ただ『aiwa』エンブレムも付けたのではなく、“本物”のaiwaなのです。だからこそ、旧来のファンには買って欲しいと思ってしまうわけです。
aiwaブランドロゴの変遷と名機

新生aiwaの新製品である4KテレビやハイレゾDAPを紹介する前に、aiwaのロゴの変遷と、その時代の名機を振り返りたいと思います。

初期“AIWA”ロゴ時代—カセットボーイに愛され

初期の“AIWA”の名機といえば、『カセットボーイ』だと思います。
SONYのWALKMANや、KENWOODが高嶺の花な時代。安くて高性能なカセットボーイは、庶民の味方でした。

中期“aiwa”ロゴ時代—バブカセ王のSTRASSER

中期の“aiwa”の名機といえば、バブカセことバブルラジカセの帝王である『STRASSER』でしょう。
時代はバブル全盛期。大艦巨砲主義なミニコンポスタイルなラジカセばかり。その中でも、異彩を放っていたのがSTRASSERでした。当時は、ツインラジカセやツインCDなんかも当たり前の時代でしたね。

後期“AIWA”ロゴ時代—CDラジカセ終息期を支える

後期“AIWA”の名機といえば、CDラジカセを影で支えた立役者である『CSD-W330』だと思います。
ラジカセから大手メーカーが撤退する中、SONY傘下になったAIWAは、まだまだツインラジカセを出してくれていました。この頃はチープなブランドになってしまってましたが、それでもAIWAを感じられる一品です。

新生aiwaのラインナップ

オールドファンよ刮目せよ…いよいよお待ちかね!
新生aiwaのラインナップを見ていきたいと思います。


新生aiwaその1—ハイレゾDAP

新生aiwaは、今流行りの『ハイレゾ』に対応したデジタルオーディオプレーヤー(DAP)を投入するようです。
価格もaiwaらしく、ハイレゾDAPの中では“破格”の2万円を切る設定。64bitにも対応しているので、旧来のファンのイメージにある、aiwa=オーディオというイメージを崩すことのない一品だと思います。



残念ながら、未発売なのでもう少し待ちですね。
新生aiwaその2—4Kテレビ

さらに新生aiwaは、『4K』にも進出。55V型のTV-55UF10、49V型のTV-49UF10、43V型のTV-43UF10を一気に投入します。
aiwaファンと私としては、かなり気になる製品です。価格もジェネリック家電クラスですし、しっかり4Kや3波チューナーにも対応。そして、スピーカーはONKYO製ですからね。期待しないほうがおかしいです。


夢のコラボということで…(笑)
▼55V型のTV-55UF10。
▼49V型のTV-49UF10。
▼43V型のTV-43UF10。
新生aiwaその3—CDラジカセ

そして、aiwaといえばCDラジカセ。製品名は『CR-BUE30』です。
安定のaiwaらしいデザインに、Bluetoothスピーカーとして使える機能や、USBやSDカードにMP3ファイルを録音や再生できるようです。チープな見た目(失礼)ながら、機能はてんこ盛り。ここはaiwaらしいですね。

▼こちらはCDラジオCR-BUE30。
▼こちらはCDラジカセCSD-M20。
総評:新生aiwaには“愛”がある!

古くは『カセットボーイ』や、バブカセ『STRASSER』などの名機を輩出してきたオーディオメーカーaiwa。今回の復活で、歓喜な人も多いはずです。

今回紹介してきたように、十和田オーディオ率いる“新生”aiwaには、aiwaブランドに対する愛と、日本企業たる誇りがあると思います。
だからこそ応援したいですし、旧来のファンも納得のプロダクトを生み出してくれると期待できるわけです。

とにかく、新生aiwaの船出を祝いましょう!
おまけ


昔っからのaiwaファンは、むしろ質実剛健なオーディオメーカーって思っていると思うよっ!


そしてONKYO製スピーカー…あれ?そういえば、なんで…ONKYO…!?

おわり