- 『Steam Deck』に“OLED版”が新たに追加された
- 筐体デザインこそ同じだがスペックは向上している
- 米国とカナダのみだが“限定カラー”も発売される
Valveが『Steam Deck』の“OLED版”を発表しました。
そこで、既存の“LCD版”、新発売の“OLED版”、これらの価格と変更点について、備忘録的にまとめてみます。


うーむ、これから買うユーザーが羨ましいあーる。

ウチらは、夏にLCD版を買っちゃってるもんね。
Steam Deckの“OLED版”について

Image:KOMODO
- 2023年11月17日午前3時(JST)
- 512GBモデル
- 84,800円
- 1TBモデル
- 99,800円
Steam Deckの“OLED版”(以下、Steam Deck OLED)は、2023年11月9日(PT)に発表されました。日本での発売は2023年11月17日午前3時からで、今回は米国と発売日にラグがほぼありません。
このSteam Deck OLEDは、現行のSteam Deck LCDの後継機種ではありません。筐体デザインも共通しており、スペックが一部向上したマイナーチェンジ版といった形になります。
なお、Steam Deck OLEDの発売に伴い、Steam Deck LCDの一部モデルが置き換わる形で終売しております。ラインナップ構成については後述。
ラインナップの構成と価格

Image:KOMODO
| 新ラインナップ | ||
モデル | LCD 256GBモデル | OLED 512GBモデル | OLED 1TBモデル |
価格 | 59,800円 | 84,800円 | 99,800円 |
| 旧ラインナップ | ||
モデル | LCD 64GBモデル | LCD 256GBモデル | LCD 512GBモデル |
価格 | 59,800円 | 79,800円 | 99,800円 |
新旧ラインナップについて見てみると、Steam Deck OLEDが登場したタイミングで、Steam Deck LCDの64GBモデルと512GBモデルがラインナップから消滅していることが分かります。そして、Steam Deck LCDの256GBモデルがスライドして、最廉価モデルとして残った形。
また、上表を見ていただくとお分かりのとおり、同ストレージ容量比で、以前よりも価格が安くなっております。つまり、実質的な値下げが行われたというわけです。
OLEDモデルとLCDモデルの差異
| OLEDモデル | LCDモデル |
プロセッサ | AMD Custom APU (6nm) |
AMD Custom APU (7nm) |
メモリ | 16GB LPDDR5 | 16GB LPDDR5 |
ストレージ | NVMe SSD | NVMe SSD (64GBモデルのみeMMC) |
画面サイズ | 7.4インチ | 7インチ |
画面解像度 | 1,280×800 | 1,280×800 |
画面パネル | OLED | LCD |
リフレッシュレート | 90Hz | 60Hz |
Bluetooth | Ver. 5.3 | Ver. 5.0 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 5 |
バッテリー容量 | 50Whr | 40Whr |
バッテリー駆動時間 | 最大12時間 | 最大8時間 |
上表の斜線が入ったセルを見てください。その部分がOLEDモデルになって、スペックアップした箇所です。
今回のOLEDモデルはマイナーチェンジではありますが、大幅に基礎スペックが向上していることが分かります。とりわけ、バッテリー駆動時間が伸びたこと、Wi-Fi 6Eに対応したこと、これらが大きなストロングポイントでしょう。また、画面解像度は変わりませんが、画面サイズが0.4インチだけサイズアップしております。
まとめ「画面がOLEDに変わっただけじゃない」

- 発売日
- 2023年11月17日午前3時(JST)
- 価格
- 84,800円(512GBモデル)
- 99,800円(1TBモデル)
- プロセッサのプロセスルール(7nm → 6nm)
- 画面サイズ(7インチ → 7.4インチ)
- リフレッシュレート(60Hz → 90Hz)
- Bluetooth Ver.(5.0 → 5.3)
- Wi-Fi Ver.(Wi-Fi 5 → Wi-Fi 6E)
- バッテリー容量(40Whr → 50Whr)
- バッテリー駆動時間(最大8時間 → 最大12時間)
新登場の『Steam Deck OLED』と、従来モデルの『Steam Deck LCD』。
もはや、マイナーチェンジとは言えないくらいスペックアップしております。
しかも、米国とカナダでは、“半透明な限定モデル”まで発売予定。こちらも、ぜひ日本で発売してほしいところです。

価格もお手頃になって、良いこと尽くめですわね。
おまけ

少々高価ですが、クリスマスプレゼントにも最適ですわ。

大きいお友達用ですなっ!!

子供に買い与えるには、ちょっと高すぎますものね。

やったら、自分へのクリスマスプレゼント向きやね!

そうかもしれませんわね。
おわり
端的に言えば、
「スペックアップしたのに、実質的に値下げされた」
という感じですわね。